こんにちは。あにまるサポーターズのSです。
昨年のブログで猫のTNRを実践したことをご紹介しました。 今年の春、もう1匹TNRする機会が訪れました!今回のブログはそのときの体験談をお届けします。
一匹の野良猫との出会い
以前から自宅の玄関カメラに時々映っていた黒白ハチワレさん。 2月頃からわが家に来る日が増え、3月には毎日欠かさず来るようになりました。 玄関付近に4箇所もマーキングするほどの常連ぶり。前回TNRした「さくらねこ」用に置いたご飯を食べたり、外猫ハウスも活用してくれていました。
「この子もTNRしよう!」——そう思い立ち、作戦開始です。
まずは捕獲器に慣れてもらう
いきなり捕獲しようとしても、野良猫は警戒して近づきません。 まず捕獲器の中でご飯を食べる練習から始めました。
ポイントは「踏み板を踏んでも扉が閉まらないよう、扉を結束バンドで固定しておくこと」。 怖くない場所だと覚えてもらうためです。
安定して捕獲器の中でご飯を食べるようになったので、3月最後の土曜日に手術の予約を入れました。
予期せぬハプニング
捕獲本番の前日、ハプニングがありました! なぜか結束バンドがゆるんで、扉が閉まってしまったのです。野良猫さんは閉じ込められていませんでしたが、当然ながら警戒心はMAXに。
翌日の本番、来てはくれたものの捕獲器には近づかず……。 手術の予約を翌週に延ばし、しばらく捕獲器から離れた場所でご飯をあげて、信頼を取り戻す作戦に切り替えました。
再挑戦:ヘンゼルとグレーテル作戦
1週間後、再挑戦の日。 ヘンゼルとグレーテル方式で、を捕獲器の外から中へ向けて一粒ずつ線上に並べました。
捕獲器の入り口から奥にあるご飯皿をじっと見つめる野良猫さん……。 空腹と警戒心の葛藤が目に見えるようで、こちらも息を殺してスマホから玄関のライブカメラを見守ります。
すると、一粒ずつ食べながら少しずつ奥へ進んでいき——なんと、捕獲成功!! すぐに玄関へ出て、タオルケットをかぶせて落ち着いてもらいました。
まさか成功するとは思っていなかったので、翌朝「夢じゃないよね?」と捕獲器の中を確認してしまいました。おりこうさん!
さくらねこに!
翌日の土曜日、朝一で病院に預け、夕方に迎えに行きました。4月4日、桜散る季節に、右耳カット(※1)の「さくらねこ」になって戻ってきました🌸
病院では緊張のあまり暴れてしまい、目の上・鼻の頭・爪から少し出血してしまったそう。 病院の音も匂いも初めてで、さぞ怖かったことと思います。
一晩安静にしてもらい、翌朝の日曜日にリターン。 捕獲器の出口を開けたら、少し迷った後ピューンと走っていきました。
💉 TNRのときは「抗生剤」を忘れずに
TNRする時にぜひ覚えておいてほしいのが、「手術時に抗生剤を打ってもらう」 こと。
リターン後に傷口に菌が入ってしまったり、風邪を引いてしまうかもしれません。今回のように、病院で暴れてケガをしてしまうこともあります。
特に、メス猫の避妊手術は開腹手術になるため、傷口の化膿リスクが高くなります。 手術を依頼する際に、獣医師に「抗生剤の投与をお願いします」と一言伝えるだけでOKです。 ぜひセットで覚えておいてください。
その後
怖い思いをしたから来なくなってしまうかも……と心配していましたが、その日の夜からちゃんと来てくれました。 今では駐車場でリラックスして毛繕いまでしている姿が見られます。なんていい子なんでしょう🐱
この辺りには野良猫がたくさんいて、確実に繁殖しています。地域住民の手に負えないほど増えてしまう前に、他の子もTNRしていけたらと思っています🌸
TNRは特別なスキルがなくても、一般の人にもできる活動です。 地道な積み重ねが、地域の猫たちを救うことにつながっていきます。TNRについて詳しく知りたい方は、昨年のブログもあわせてご覧ください。
ゲットイットは殺処分される等の不幸な猫を減らすため、「さくらねこ」が増えるよう願って、公益財団法人どうぶつ基金を支援しています。地域の猫たちのために、できることから一緒に取り組んでいけたら嬉しいです!
注釈
※1:不妊・去勢手術済みの印として、TNRの際に耳の先端をV字カットします。一般的にオスは右耳、メスは左耳です。麻酔中に処置するため痛みや出血は最小限です。外見で区別できれば、何度も捕獲・麻酔・手術をされることがなくなり、猫を身体的負担やストレスから守れます。