こんにちは!株式会社ギャプライズ HR推進室の川満です!
今回は、株式会社ギャプライズのバックオフィスメンバー、難波 優布(なんば ゆの)さんと山下 麗(やました れい)さんのインタビューをお届けします。入社して1年を迎えた2人が感じている、仕事のやりがいや自身の成長変化、そしてギャプライズで働く魅力について語ってもらいました!
■Interviewee
■働きやすい環境が用意された、エネルギッシュで実行力のあるギャプライズ
――転職活動のタイミングはコロナ禍だったと思いますが、なぜ転職を考えたのですか?
難波:当時、法務やコンプライアンスを担当していた私は、常に社会から求められることに対応できるような人材になりたいと考えていました。コロナ禍で社会が変動している中で、自身が今の会社で社会から求めることに応じられる仕事ができているのか、ふとキャリアを見直してみたくなり、転職を考えるようになりました。
山下:私の場合は「優秀な人材になりたい」と思うようになったことが転職を考えたきっかけです。前職に優秀な経理の先輩がいて「なぜこんなに仕事ができるのだろう…」と考えたときに、その優秀さは「経理の仕事」に基づいているのかなと思いました。その先輩と一緒に経理業務をおこなう中で、少しずつ経理専門で仕事をしていきたいという想いが生まれて転職活動を始めました。
――どのような転職活動をおこなっていたんですか?
山下:Wantedlyを使って転職活動をおこなっていました。前職では経理業務と営業事務を兼任していましたが、転職活動時の職種は経理のみに絞っていましたね。転職の軸としては「夢中になれる」「主体的に考えて行動できる」「経理として成長できる」この3つが実現できる環境であること、そして、必須条件が実務経験の年数よりも志や価値基準のフィットで判断してくれそうな会社を中心に探していました。
難波:私はOpenWorkの口コミを中心に見て転職活動をしていました。口コミで?と思うかもしれませんが、その会社がどんな会社なのかというのは意外と働いている人や働いていた人の口コミからでも意外とわかるものだと思っています。口コミから"不満や賛辞の内容から読みとれる意図"みたいなものを見て、魅力的だと思えた会社を中心にアプローチをおこなっていました。加えて「社会の要望に応じている=コンプライアンスを意識できている会社」や「この先よりいっそう求められる価値を提供できる会社」を基準に法務業務に携われるところを見ていましたね。
――ギャプライズとの出会いを教えてください
難波:先ほどお伝えしたOpenWorkの口コミの中から「風通しが良い」「相手や社会の要望に応えたいという想いを持っている」「利他的で貢献欲が強い」という印象を受けたのがギャプライズでした。コンプライアンスに携わる仕事を経験してきたからこそ、うまく言えないんですけど…「まっとうに生きたい」という欲求がありまして(笑)。ギャプライズで働く人も会社もそういう意味で魅力的だと感じて応募を決意しました。
山下:Wantedlyの数ある募集の中でも「同じ志や価値観を持つ人と出会いたい」というギャプライズの募集要項が目に留まりました。その詳細に「~な人」という項目が6つあり、「この会社だ!」とすごく魅力的に感じたんです。私の3つの軸を実現できる環境がギャプライズにはあるんじゃないかなと感じて応募してみようと思いました。
募集要項詳細情報:
――ギャプライズへの入社の決め手になったのは何ですか?
山下:選考の際に、私のこれからの成長や期待してくれているところなどの話をしてもらえたことが決め手になりました。経理業務の経験が浅い私にも、このようなことを言ってくれるんだなと思ったのが印象的でしたね。また、個人的に「会社の業務に総体的に触れられる環境がある」ベンチャー企業が好きだというのも入社理由の1つです。
難波:会社として「世界がよくなるための手助けがしたい」という想いがあるという話を聞き、まさに自分が求めている考え方と一致していると思ったからです。今後も更にニーズが高まるデジタルマーケティング事業に取り組んでいる点からも、世の中に大きな価値を提供できる会社だなと思いました。また、緊急事態宣言下での新たな働き方にも即座に対応する様子からも、エネルギッシュで実行力がある会社なんだと感じて入社を決めました。
ーー実際に入社してみて、入社前後で会社に対するイメージのギャップや変化はありましたか?
山下:良い意味でギャップはありませんでしたね。入社したときに良いなと思ったことが、「レスポンスは1時間以内にしよう」、「Googleカレンダーの出欠可否は3営業日前にしよう」など、能力に関係なく誰でもできることや、業務をするうえで相手を待たせてしまったり、迷いを生んでしまうような部分を社内ルールにしていたところです。今は"ルール"から"マナー"へ変わったものがほとんどですが、相手を思いやり、仕事がしやすい環境作りを目指し続けているところは当時も今もとても魅力に感じています。
難波:私も入社前後のギャップはありません。ただ、前職との比較でお話しすると、ギャプライズはこちらの話や状況を受け入れてくれる素直な人が多いと思いました。それから、全体的に成長意欲のある人が多いからか、役職者でなくても契約書に関する基礎的な知識を持っている人が一定数いることに驚きましたね。
■周囲に支えられながら、自分の役割を自覚して行動する大切さを学んだ
――現在の仕事内容を教えてください
難波:法務業務の中でも取引管理に関することをメインで担当しています。例えば、取引先の反社や与信のチェック、稟議全般の事務局、契約書の確認などです。他にも取締役会や株式総会の事務局も務めています。
山下:私は経理業務をメインで担当しています。主に月次や四半期、年次決算などの決算業務や請求書の支払い処理をおこなっています。他にも総務業務の一部やバックオフィスのビジョンステッカーの作成、また業務改善などにも携わっています。
――現在の仕事を選んだ理由は何ですか?
山下:煩雑なものを秩序立てた状態にすることが好きなんです。経理業務は、数字をまとめたり、スプレッドシートでマクロを組んで処理を楽にしたり、秩序立てる業務の発生頻度が高いので、自分の強みを活かすことができていると思ってます。また、お金に関することは人生で知ってて損はないので、自分の強みにできると思ったのも背景にはありますね。
難波:大学時代に受けた正義の意味を問う講義で、正義(Justice)は水平(Just)の意味合いを帯びていて、物事を水平にするための措置であるという話を聞き、「物事を水平にすることで社会、ひいては社会を構成する人々を幸せにする」という結論に至ったんです。それに学んで損はしないだろうと、自分にとって親しみのある民法を中心に学ぶようになり、法務という今の仕事に繋がりました。
――入社後に苦労したことは何ですか?
山下:入社時期がちょうど会社の本決算がある多忙なタイミングで、引継ぎ業務がどうしても後ろ倒しになってしまい、自分のできる業務範囲をなかなか広げることができなかったことです。まわりに「申し訳ない、助けられなくて悔しい」という気持ちと…色々ありましたね。でも、本決算が終わって1年かけて引き継ぐ予定だったものをできるだけ早く巻き取っていこうと、自分のできることを見極めて効率的に業務をしていく中で、急成長することができました。
難波:私はリーガルチェックと急ぎの依頼への対応の2点に苦労しました。前職に比べ、ギャプライズでは様々な契約書があり、かなり細かく見ないといけないものが多いんです。最近まで苦戦していましたが、上司に相談をしてアドバイスどおりに対応したら、少しずつポイントを押さえたチェックができるようになりました。
また、急ぎの依頼への対応については、いくら急ぎといえども契約書なのでしっかり見ないといけません。またクライアントのためにも時間をかけて正確にやりたいので、「もう少し余裕を持ってきてください」とアナウンスをするなど工夫したところ、最近はやや急ぎ案件が減りましたね。このまま少ないままだと嬉しいです…(笑)。
――仕事の面白い部分、難しい部分はどこですか?
難波:契約書ってすごく難しい言葉で書いてありますが、その言葉の意図がわかる瞬間がすごく楽しいですね。それが好きすぎて、契約書だけで完結するなと上司には注意されてしまうこともありますが…(笑)。難しいのは、難易度の高い契約書を読み解くことです。解読のために急いでいる担当者に都度相談しなければいけないことが、個人的には心苦しいところです…。
山下:面白いと感じるのは先ほどもお話しした秩序立てて物事を進める部分で、難しいのは四半期や本決算の締め作業です。月次決算とはまた別の知識や作業が発生するので、覚えるので手一杯になってしまって、ギャプライズに合った処理方法などを自分で考えるというところまではまだ至れていないですね…。
■着実に成長を積み上げ、メンバーとの信頼関係を構築してきた1年間
――ギャプライズに入社して1年が経ちますが、入社当時を振り返って自分自身の変化はありますか?
山下:前職は経理業務と営業事務を半々くらいでしていたので、経理能力は上がってきていると思います。月次決算も1人で締められますし、四半期決算はまだまだですが…何をすれば良いのかは理解できている状態なので、やっと経理の仕事をしていますと言えるようになったかなと実感しています。
難波:対応がわからないところも含めて、契約書をしっかり見られるようになりました。細かいチェックリストを作って見落としやすいミスを減らすこともできたので、そのあたりは成長できたと感じています。それから、事業側の人からたまに業務外の内容でも話しかけてもらったり、個人で相談されたりすることも増えてきたので、少しずつですが信頼関係を築けてきたのかなとも思います。
――仲間との忘れられない、印象に残っているエピソードはありますか?
難波:「悩みとか愚痴も言って良いんだよ」と先輩メンバーから言ってもらったことです。事業側から急に法務領域の悩みや相談が来て、自分の仕事の優先順位を変えて対応しなければならない中で、私の悩みは誰に相談したら良いのだろうと迷っていたのですが、この一言で救われましたね。愚痴を言っても意外と人は気にしないんだなと初めて気づくことができました。
山下:エピソードではありませんが、こちらから相談すれば絶対に答えをくれる人が多いと思っています。すごく優秀なのに気取らず、謙虚な人たちばかりなので、とても働きやすい環境にいると感じますね。
――バックオフィスの中で自身がどんな役割を担っていると思いますか?また、仕事において大切にしている考え方を教えてください
山下:財務経理グループには、全てをシンプルかつ最速のフローで進めていき「業務を平準化する」という目標があります。それを念頭に、頼まれたことは絶対に誰よりも早く、正確にやろうということを意識して大事にしているので、スピード感を重視してやり取りができる体制になっていると思います。
難波:問題を抱えている人のセーフティネットの役割が強いと思っています。誰に相談して良いかわからないとき、相談者が相談をできずに抱えたままでいると問題は大きくなる一方なので、私が窓口になり、上司が解決する方向に持っていく体制は構築できていると思っています。
また、こういった窓口の役割を担う人として相談されやすいように、厳し過ぎる言い方はしないこと、そして何かを言われたときはまず受け入れることを大事にしています。内部統制的に問題が悪化しないように、できるだけ人から情報を広く集められるように意識をしていますね。
■これからがますます楽しみな環境で、自分の"ありたい姿"を追求し続ける
――バックオフィス内でバリュー投票をおこなっているんですよね?
山下:そうですね。ギャプライズとして掲げているバリューももちろんありますが、それをバックオフィスではどう体現していくかを話し合い、より詳細に落とし込むために決めた独自のバリューがあります。
難波:もう少しお伝えすると、"バックオフィスとしてのありたい姿"や"事業部に対してどんな価値を提供できるか"という軸でバリューを5つ定めていて、それを実際に体現できている人を投票で決めて賞賛するシステムがバリュー投票です。何かが贈呈されるわけではないですが、個人的にモチベーションアップに繋がっている取り組みだと思います。山下さんは…もう常連さんですね(笑)。
――バリュー体現のために意識していることはありますか?
山下:ギャプライズで取り扱っている業務改善プラットフォームの『monday.com(マンデードットコム)』をバックオフィス内でも利用していて、プロジェクトやタスクを細かく管理しています。抜け漏れが無いように、常に予防策が張れる体制を構築するように心掛けていますね。
難波:相談窓口として必要な傾聴はもちろんですが、再現性も大事にしています。契約書は個別対応が必要になることが多いですが、最低限できる再現性はあると思っています。見るべきポイントを記載したリストを作成したり、事業側に展開するための理想的な稟議の例文も密かに準備しています。
参考情報:
monday.com:https://monday.gaprise.jp/
――今後、ギャプライズでどのように成長していきたいですか?
山下:まずは決算業務全般を1人でできるようになることが大前提ですね。あとはギャプライズに合った経理体制を作り上げていくのが最重要だと考えているので、そのためのフローを作っていけるようにしたいと思っています。
難波:最終的なありたい姿として、周囲から「難波がそう言うなら」と言ってもらえるような信頼関係を築けたら良いなと思っています。人として、そして業務の正確性から生まれる信頼性ですね。人間関係は徐々に築けてきましたが、正確性がまだまだ甘いので、そこを更に磨いていきたいです。
――最後に、候補者の方へメッセージをお願いします
山下:ギャプライズは、まだ発展途上の会社です。組織としての基礎部分を構築しないといけない部分があると思っています。私のように秩序を整えフローを作っていくのが好き、自分で主体的に動きたい、経験を全て身にしていきたいという人には、とても良い環境なんじゃないかと思います。
難波:他者貢献や誰かのためにやる、あるいは誰かから求められているからそれに応じたいという姿勢の人が多くいる会社です。同じような志で働きたいと思える人は、すごく活躍できる場所なのではないでしょうか。山下さんも言っていますが、組織としてのポテンシャルはまだまだたくさんあるので、そこを一緒に作っていける人が仲間になっていただけるとより嬉しいです。