GAOGAOで働くエンジニアをご紹介する【GAOGAOメンバー図鑑】。今回はエンジニアとしてだけでなく、未経験からエンジニアを育てるプログラミング講座「GAOGAOゲート」のメンターとしても活躍する田辺翼さんです。
GAOGAOに入ったキッカケや仕事内容、今後の展望のほか、どのような方と一緒に働きたいと思っているのかなどを伺いました。
モノつくりで誰かを喜ばせたい。提案形式の開発で、ユーザーにとってより良いモノをつくる
一色:まずは、GAOGAOにジョインした経緯を教えてください。
田辺:2019年9月、GAOGAOゲートの7期生としてプログラミングを教わったことがキッカケです。プログラムの課題では、山手線駅構内のトイレの混雑状況をシェアするアプリケーション「Toileatter(トイレアッター)」を開発しました。私のエンジニアとしての道は、ここから始まりました。
当時は、新卒で銀行員として働いていましたし、大学では経済学を専攻していたので、プログラミングについては全くの素人でした。社会人になって1年半が過ぎたころ、友人がエンジニアとして活躍する姿を見て興味を持ったんです。身の回りの不便なことをちょっと便利に、ちょっと使いやすくしていく様子にワクワクしましたね。
また、銀行員時代に中小の製造企業を担当していたのですが、そこで物を作って価値提供している様子を実際に見て、自分もモノつくりで誰かを喜ばせたいと思ったんです。今思えば、この頃からモノつくりが好きだったんだと思います。
では、なぜGAOGAOゲートで学ぼうと思ったのかと言うと、当時、GAOGAOゲートはベトナムのホーチミンで合宿形式で開催されており、海外で学べるという点が魅力的だったからです。また、現役エンジニアと2か月間、寝食を共にすることで、その生態を知りたかったのもありますね。
GAOGAOゲートに参加して良かったことは、GAOGAOエンジニアならではの考え方、モノつくりの過程を見られたことです。GAOGAOエンジニアはモノつくりにおいて特徴的な方が多く、一般的な受注形式で開発するのではなく、提案形式で自身のアイデアなんかも提案しながら、お客様やユーザーにとってより良いモノつくりを模索しながら開発していたんです。その姿に刺激を受けましたね。そんな姿を見て、一緒に働きたいと思うようになりました。
一色: 現在、どのような案件を請け負っていますか?
田辺:大手日系企業のシンガポール拠点におけるDX開発案件と、副業マッチングサービスの開発案件を担当しています。また、GAOGAOゲートではメンターも務めています。
大手日系企業のシンガポール拠点のDX案件については、担当し始めて現在5カ月目で、来月にはリリースを予定しています。具体的には、同企業と共同開発しているDX関連システムのC向け部分を担当しています。この案件に入った理由は、自分が使っている技術がマッチしていたことに加えて、日系企業でありながらシンガポール拠点の案件ということで、海外に興味がある私にとって学びが多いだろうと思ったからです。
副業マッチングサービスについては、GAOGAOメンバーが担当している案件で声をかけていただき参画しました。先月からなのでこれからですが、この案件では直接、経営者の方に話を伺いながら開発できるので、経営者目線での開発という文脈において勉強になると思い、楽しみです。
また、GAOGAOゲートのメンターについても約2年間担当しています。自分が参加してモノつくりの楽しさを知った場なので、同じように楽しいと思ってもらえるような時間にできたらと思っています。実際、担当した社会人の生徒さんが、その後1年間くらい独学で継続して勉強し続け、ついにはエンジニアになれたと聞いて嬉しかったですね。うち一人の方は30歳を過ぎてからの挑戦だったので、感動もひとしおでした。
初案件で、誰かに使われることに感動。読みやすいコードの書き方やユーザー視点を学ぶ
一色:続いて、これまでで印象に残っている仕事内容を教えてください。
田辺:スタートアップ企業で業界特化型のSaaSを開発したことです。この案件は私にとって初案件で、PMだったGAOGAOメンバーのもと様々なことを学びました。具体的には、読みやすいコードの書き方や、ユーザー視点での開発手法です。
苦労したことは、初案件だったためにコードを書くことで精一杯で、使いやすさを考えたり、ユーザー視点を取り入れたりする余裕がなかったことですね。6カ月くらいかかってリリースしましたが、その時は何とも言えない達成感がありました。
また、一番嬉しかったことは、自分が書いたコードで出来上がったモノが、実際に誰かに使ってもらえるという経験が出来たことです。あの時は本当に感動しました。このサービスは、開発途中でミニマムでリリースして、ユーザーに実際に使ってもらいながら要望を聞き、それらに応じて機能を増やしていったのですが、その開発手法も勉強になりました。
モノつくりが好きな人と働きたい。モノつくりを楽しめる人を増やしたい。
一色:それでは、今後GAOGAOでどのような仕事をしていきたいですか?
田辺:エンジニアとしては、前職が金融業界だったというバックグラウンドを生かし、金融関係のDX案件などに積極的に関わっていきたいと考えています。また、GAOGAOゲートのメンターとしては「モノつくりを楽しめる人」を少しでも増やしていければと思っています。
金融業界、特に銀行は、まだまだシステム化する余地のある、変革しがいのある業界だと思っています。DXを進めることで銀行で働く人だけでなく、そこにやってくるお客さんにとっても、より便利になると思うんです。GAOGAOとしてもDX案件には力を入れているので、金融業界でなくともDX案件に関われる機会は多いと思うので、楽しみですね。
また、GAOGAOゲートのメンターとしては、単純にプログラミングスキルを学ぶ場ではなく、「誰かに使ってもらえるサービスを作ろう」と思ったり「作るのが楽しい」と思ってもらえたりする講座にしていきたいと考えています。 そのためにも、これまで通り講座が終わる毎にカリキュラム内容を見直したり、講座内容を改善したりし続けたいです。
一色:最後に、どのような人にGAOGAOに入ってほしいのか教えてください。
田辺:ここでは、GAOGAOメンバーとして来てほしい人と、GAOAGOゲートの生徒として来てほしい人の2パターンについてお話します。
まず、GAOGAOメンバーとして来てほしい人は「モノをつくることが好きな人」です。現在のGAOGAOメンバーは、全員がそうだと思います。休日に個人的に開発している人も少なくありません。そんな方がもっと集まると、より楽しいコミュニティになるのではないかと思っています。
次に、GAOGAOゲートの生徒として来てほしい人は「何かモノをつくってみたいけど、何から始めてたらいいか分からない人」です。GAOGAOには、モノを作ることが好きで、心から楽しいと思って開発している現役エンジニアがたくさんおり、要望があれば、そんな彼らに開発について話を聞くことも可能です。この経験は、独学では得られません。
また、大手のDX案件からスタートアップの0→1案件まで、多様な開発経験を持つ現役エンジニアが教えますので、エンジニアとして着実にステップアップしていただけると思います。今後も講座をブラッシュアップし続け、プログラミングが楽しいと思え、卒業後も自ら学び続けたいと思ってもらえるような講座にしていきたいと思います。