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人気企画の第三弾を実施!
今回のターゲットは、フロントエンドエンジニアの松本さん。
これまで同様、普段面接官となるメンバーが候補者の方へ伺っている内容の一部を、松本さん自ら答えてもらいました!
ファンズの面接では、ご経験・スキル面のすり合わせはもちろん行うのですが、それらに留まらない相互理解を大切にしています。
少しでもファンズが採用活動において大切にしていることを感じていただけるきっかけになれば嬉しいです!
※本企画第二弾、フロントエンドチーム エンジニアリングマネージャーの記事はこちら!
回答者プロフィール
松本さん(フロントエンドエンジニア)
2019年、異業界からIT総合商社に入社。クリエイティブ事業部でフロントエンドエンジニアとしてのキャリアをスタート。自社メディアサイトの運用や、新規プロダクト開発に従事。
2022年9月、ファンズにフロントエンジニアとして入社。
『面接官が面接質問に答えてみた!』スタート!
― 転職を考えた理由について教えてください(※ファンズへの転職時)
エンジニアに転身して約3年が経過し一定の技術力を養うことができてきたなと思うタイミングで、会社の柱となるメインプロダクトを持つ企業で経験を積みたいと考えるようになったことが最大の理由です。
前職は全くの異業種からエンジニアに転身した私を受け入れてくれ、エンジニアとしての経験を積ませていただいてとても感謝しています。一方で、経験を積む中で自分自身に欲が出てきた部分がありました。
当時在籍していた会社では、クライアント企業のDX推進支援がメイン事業であったこともあり、自社で抱えるメインプロダクトは有していませんでした。そのため社内を見渡してみても、その会社の中で1つのプロダクトに長い期間関わったことのあるエンジニアや、実運用を経験した上で当該システムの開発に携わっているエンジニアはほぼいません。そうした状況の中で、「メインプロダクトを持つ企業では、実運用がなされた後に得たユーザーボイスはどのように開発に反映しているのだろう?」「どのような開発体制でやっているのだろう?」など、技術者として関心を持つことが増えていき、メインプロダクトを持つ企業に身を置くことによって自分の知識・経験を広げたい、という思いが強くなっていきました。
また、各営業組織ごとにエンジニアとクリエイティブのチームが紐づく形となっていたこともあり、自組織の営業メンバーが受注した案件を、できるだけ営業メンバーの要望に沿うように開発することが求められるいわば社内受託開発に近い体制となっていました。エンジニアとしては「本当にこれでいいのだろうか…?」と感じるシーンがありつつも、組織構造上、開発部隊が意思決定権を持ちづらい体制であったため、プロダクトの価値を磨くことを目的として、ビジネス部門と開発部門が対等であり、建設的な議論ができる環境が望ましいと考えるようにもなりました。
― 転職先を検討する際に軸にしていることはどんなことですか?(※ファンズへの転職時)
重視していた軸は4つありました。
1つ目は事業の柱となるメインプロダクトを持つ企業であること。
2つ目は事業に関心が持てること。
3つ目は自分の経験・能力が活かせること。
4つ目はフルリモートであること。これらの4つです。
1つ目はまさに先ほどお話した、転職を考えた理由に紐づく部分。
メインプロダクトとして一定確立されているところに携わることによって、中長期でプロダクトの価値を磨いていくことを前提とした時の開発体制や開発の仕方について知識・経験を深めたいという思いが背景にあります。
2つ目は、息長くメインプロダクトに関わっていくことが前提となると、やはりその事業ドメインそのものに関心が持てないと、前向きに探求を続けることが難しくなるのではないかと考えるためです。
3つ目は、フロントエンドエンジニアとしてwebアプリケーションの開発に携われること。
中でも、技術負債の解消については前職で取り組んでいた且つ自分自身やりがいも感じられるところであったため、技術負債に課題を持つ組織であれば特に経験を活かせそうであると考えていました。
4つ目は、私が現在愛知県在住であり、住まいを変えることなく就業できる状態を維持したいという思いからとなります。
― ファンズに対し、関心を持っていただいているポイントはどのような点ですか?(※ファンズへの転職時)
先ほどお話した4つの転職軸全てを満たしていたことが前提にありますが、その中でも特に大きかったポイントは事業への関心・共感になります。
私自身4年程前から資産運用をやっており、この領域そのものに関心はありました。自分がやるようになって改めてその必要性に気付き、かつて自分の親へも資産運用を勧めたことがあったのですが、「良く分からない」「怖い」という印象で結局踏み出せなかった経験があったんですよね。投資は人によってリスク許容度が異なるため100%これをやっておけばいい、というものは無いですし、自分の親に必要性を説いてもこのような状況。ファンズが掲げている「国民的な資産運用サービス」というレベルまで社会に受け入れられることって本当に難しいことだと思うのですが、だからこそ、ファンズの目指す世界観を聞いた時、とてもチャレンジングだと感じ強い興味を掻き立てられました。
また、他の点についても自分の転職軸と合致するポイントがそれぞれありました。
「能力を活かせる」という点については、私が選考に参加していた当時が、まさに技術負債の解消を大目的としたフロントエンドのリプレイスプロジェクトに取り掛かっている頃でした。
ただ、当時はフロントエンドチームのテックリードがほぼ一人で対応しており、やりたいことに対してリソースが不十分な状況が組織課題とのことであったため、自分の経験を活かして貢献できそうと感じられた点も大きかったです。
「フルリモートである」という点については、昨今リモート勤務を導入している企業が多い中でも、「リモート『でも』OK」というケースと「リモート勤務が前提」というケース、両方が存在するため、遠方在住である私にとってはどちらの考え方の会社であるかが重要なポイントでもありました。ファンズの開発部門は後者であり、当時からほぼすべてのエンジニアがフルリモートで働いている状況であったため、フルリモートであっても組織運営が成り立っているチームであるということは私にとって望ましい環境でした。
― 仕事をする中で、どのような時にモチベーションが上がりますか?
自分の知識・経験に対してやや難易度の高い課題にトライし、解決の糸口が見えた時にモチベーションや高揚感を感じますね。
― これまでのお仕事の中で、そのような感覚を得たプロジェクトにはどのようなものがありますか?(※ファンズでの経験)
昨年11月にリリースした「ファンド予約機能」はとても充実感を得たプロジェクトでした。
実現したいことに対し、取り組み始めた当初は自分の知識・経験からおおよそのアプローチイメージがついていたのですが、いざ取り組んでみるとUIが繊細で想像以上の難易度でした。一から調べて何とか思い描いていたUIまで漕ぎついたものの、今度はUXに課題が残る状況に。UI/UX共に自分にとって難易度の高い挑戦ではありましたが、ユーザーが触れる機会の多い重要なタッチポイントであったため、妥協せずに試行錯誤を繰り返し、何とか納得のいく形に辿り着きリリースすることができました。このプロジェクトが完遂した時はとても充実感を感じましたし今後の仕事へのモチベーションも高まりましたね。
また、このプロジェクトはのちに半期に一度行っている社内のAwardでもベストプロジェクト賞として表彰されました。会社全体としても評価いただく機会に繋がり達成感は一入でした。
― チームで働く中で、ご自身で課題を見つけて何かを改善されたご経験はありますか?(※ファンズでの経験)
ここでは私らしさもある、入社直後の経験を挙げたいと思います。
ファンズに入社し開発組織内でのやり取りにも徐々に参加していく中で、「組織内のコミュニケーションが少し薄いかも・・?」と感じたことがありました。自分自身、一緒に働く人の人となりがわかっていた方が仕事も円滑に進めやすいと考えているため、入社当時「もう少しコミュニケーションが活発な状態が望ましいな」と思っていました。そう感じ始めた頃、ちょうど他のエンジニアメンバーから同じような気持ちを抱える声もちらほらと聞こえてきたんです。この時、異なる環境から参画したばかりだからこそ新鮮な目線で改善点に気付きやすいタイミングでもあるので、提案のチャンスだと感じ、部内コミュニケーション施策の実施を提案しました。「部内のコミュニケーション促進を通した心理的安全の向上を目的に、同期コミュニケーションの場を設けてみるのはどうか」とCTOへ持ちかけたところ、快く賛同し、入社して1か月程の自分にこの企画を任せていただきました。
やると決まれば、できるだけ組織のメンバーが気軽に楽しんでもらえるように工夫を散りばめました。単なる「飲み会」ではなく「宴 -UTAGE-」というキャッチーなネーミングにしたり、会話のきっかけになりやすいような選択制のフードデリバリーサービスを利用したり、間延びしてしまったり「大人数すぎて話しづらい」という状況を無くすためにチーム分けしたオンラインゲームをコンテンツに入れてみたり…
やるからには自分も楽しみつつ、目的に沿ったより良い体験にしたいという思いで企画しましたね。
その結果、業務委託の方も含め開発組織のほぼ全てのメンバーが参加してくれました。
イベントを終えてからも「これまでこういった機会が無かったので、いろんな人と話せて楽しかった!」という声も複数もらうことができましたし、今ではオフラインも含めてこういった組織内のコミュニケーションイベントの機会が続いているので、風土作りに少なからず貢献できたのではないかなと思っています。
このイベントは私が入社して約2か月後に開催したのですが、入社間もない自分にこういった企画を任せてくれるCTOにも、こぞって参加してくれるメンバーのセカンドペンギン力(※当社バリューを参照)にもとても感謝しています。
※参考:プロダクト開発部で宴しました(松本さんnote)
― チームで働くときに意識していることはありますか?
特に意識していることは2つあります。
1つ目は、「気持ちのよいコミュニケーション」を心掛けること。
2つ目は、チームメンバーのリソース状況や、今何に注力しているか?ということをできるだけ把握することです。
1つ目については、当社はフルリモート前提の働き方ということもあり、テキストコミュニケーションが大半を占めます。どうしてもテキストだけだと状況や感情が伝わりづらいため、対面でのコミュニケーションと遜色ない円滑なやり取りができるよう、積極的にリアクションやスタンプを活用しています。レビューを行う際も、メンバーが思わずちょっと笑顔になるような遊び心のあるGIFを差し込んだりすることもあります(笑)
根底にある思いとしては、「気持ちのよい雰囲気で仕事をしたい」ということですね。
2つ目は、エンジニアならではの側面もあるかもしれません。エンジニアの仕事では、突発的な対応が必要とされるシーンが往々にしてあると思うのですが、そのような業務特性がある中でも、特定の人に仕事を偏らせず、拾える人が率先してボールを拾いに行ける、そんなチームが望ましいと思っています。
そのためには、そもそもチーム内の各メンバーが「今何に取り組んでいて、どれくらいリソースがありそうなのか?」ということが一定把握できていないと、その時点のチームの状況を踏まえた上で「誰がボールを拾うのが適切か」ということが判断しづらくなります。チーム内で健全な助け合いがしやすいよう、私が心掛けているポイントです。
― 今まで様々な方とお仕事をされてきたと思いますが、それを踏まえどんな人と働きたいですか??
これまでの話にも通じますが、「気持ちのいいコミュニケーション」ができる人ですね。
具体的にいうと、相手の懐事情や受け取り方などを想像したやり取りができる人。仮に相手が違う意見をもっていたとしても、まずは「なぜそのような意見を持っているのか?」という背景などを含め、一度「受け止め、知ろうとする」というワンクッションを挟めるか否かでコミュニケーションは変わってくると思います。こういったコミュニケーションができる人と働いていきたいですね。ちなみにファンズではこのようなやり取りができる方たちばかりなので、日々気持ちよく働くことができています。
― ファンズでどんなことに挑戦してみたいですか?(※2024年6月現在の考えについて話しています!)
まだキャリアプランは模索中な部分もありますが、ゆくゆくはEMのような立場でマネジメントに挑戦したいと思っています。そのためには、技術力の向上も必要ですし、より視座高く仕事に向き合うことも必要だと感じています。今現在、本当に尊敬できるエンジニアの方々に囲まれて仕事ができているので、この環境を最大限活かして、自分の能力を拡張していきたいです。
― 「チームで働く」ということに思いを持ち、組織風土の醸成にも貢献をされる松本さんらしいご回答をありがとうございました!面接は以上となります!
(通常の面接ではこの後に候補者の方の疑問点を解消するお時間を設けています)
松本さんが面接で大切にしていること
―面接お疲れ様でした!ありがとうございました!
松本さんが面接官をされているとき、特に大切にしていることについて、最後に一言メッセージをお願いします!
面接では主にスキルマッチやカルチャーマッチなどの部分を相互確認させていただくことが前提とはなっておりますが、どれだけご経験やスキルがマッチしていたとしても、カルチャーマッチに疑問が残るような場合には、決してスキルマッチを理由に折り合いをつけるようなことはしないようにしています。
カルチャーへのフィット感を感じていただける方にとってはとても気持ちよく働いていただける環境だと思いますので、双方向にフィット度合を確認しあえるといいなと思っています。
※本記事における面接質問・回答は一部且つ一事例であり、当社の面接で必ず当記事通りのご質問をさせていただくものではない旨、なにとぞご理解いただけますと幸いです。