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案件を一番はじめに進める部門として、お客様と関係性を築いていく

SOI事業部
2014年新卒入社
チーム長 室田薫

かねてより内装デザインに興味を持っていたことから2014年に新卒入社。採用選考のインターンによって社内の雰囲気を体感できたこと、当時の採用担当者の真摯な対応に感銘を受けたことが入社を決意するきっかけとなった。入社後は不動産仲介を担当するSOI事業部に配属。2023年より同事業部でチーム長を務める。

SOI事業部の業務について教えてください。

SOI事業部では、オフィス移転を検討されているお客様への物件紹介や、空室があるオフィスの募集窓口となる業務を担当しています。 お客様から条件面などをヒアリングすることからはじまり、物件提案、内見、申込から契約締結までを行います。その上で、内装の提案も併せてする場合は社内のWPS事業部といっしょに進めたり、検討されている物件がお客様のイメージする働き方にマッチしているかを事前に確認する必要がある場合は、ベトナム現地法人のスタッフにテストフィットという簡易的な図面を引いてもらうなど、他部門と連携して仕事を進めることもあります。近年は、BSC事業部と組み、ビルのエントランスや室内のリニューアルを提案する機会も増えました。SOI事業部内はいくつかのチームに分かれており、案件によってひとりで担当することもあればチーム内の複数名で営業にあたることもあります。


不動産仲介を行っている他社と比べて、SOI事業部ならではの特徴とはどのようなものですか?

一般的な不動産仲介の営業は、その多くが物件契約までを業務範囲としています。それに比べて、SOI事業部にはその後の設計・施工までを社内の他部門と連携して進められるという特徴があります。もちろん内装デザインはコンペで決められることがほとんどですからすべてを請け負うことができるわけではありません。それでも「案件を一番はじめに進める部門」としてわたしたちがお客様としっかり関係性を築くことができれば、設計・施工会社を選ばれる際にもひとつの決め手になってくれると思っています。そうしたフロンティアコンサルティングならではの強みを常に意識しながら、不動産仲介にとどまらないより広い知識を身につけた上で、お客様がどのようなオフィスを目指しているのかをヒアリングしていっしょに考えていくこと。その結果として、移転完了後に「いいオフィスに移転できた」と言ってもらえることがやりがいとなります。


入社の前後で印象に残っていることはありますか?

当時の採用担当者とのやり取りは今でも覚えています。わたしが就職活動をしていた2013年頃は、採用前の就職希望者に対して会社の内部をいろいろ見せるという選考方法を取っている会社は今ほど多くありませんでした。そんな中で、フロンティアコンサルティングは選考フロー内にインターン体験が含まれていて事業や社員を知れる工夫が施されていました。それによって会社の雰囲気や各チームの特徴まで肌で感じることができたのですが、だからこそ「自分はここに馴染めるかな」と少し不安に思う部分もありました。そうしたもやもやについてメールで質問したところ、その方からかなりの長文で熱い思いが込められた返信をいただいたんです。その時に「ひとりの学生に対してこんな真摯に対応をしてくれる会社なんだ」と思えたことが入社を決意するきっかけとなりました。そういった優しさというか、困っている人がいたらみんなが助けてくれるという企業文化は入社後も変わらず感じています。


これから先、SOI事業部が担当する領域はどのように変化・進化していくと考えられますか?

コロナ禍を経てオフィスが働く場所から各企業によって異なる意味を持つようになった今、これまで不動産仲介で使われていた「日本企業ならひとり1.5坪、外資系企業ならひとり3坪」と言われるような、ひとりあたりの占有面積に社員数をかけて必要となるオフィスの広さを導き出すといった計算式は通用しなくなりました。その上でこれからのワークプレイスに求められるのは、それぞれの企業が向かいたい方向にある、つまりワークビジョンを実現するための役割を持った働く場所であるということではないでしょうか。ワークビジョンを考えずにワークプレイスを構築することは、目的地が分からないまま森を歩くようなものです。お客様をそうさせないためにも、わたしたちは想定される出社率や使い方、ワークプレイスという場所をどんな位置付けにしたいかまでを細かくヒアリングし、もう一歩その会社の中に踏み込んだ提案をできるよう営業していかなければなりません。



目の前の仕事を、まずは「楽しい」と思うこと

かつて仕事に悩んでいた時、会社である先輩から「向き不向きではなく、まずは目の前の仕事を好きになる努力をした方が良い」と言ってもらったことがありました。そのことが励みとなり、今でもわたしは働くことを「楽しい」と思えています。働く場所が自由になった今だからこそ、これからのワークプレイスに求められる役割は、一人ひとりをそうした前向きな気持ちにさせられる場所であることではないでしょうか。わたしたちの仕事はお客様のワークプレイスにそうした“空気”を作るお手伝いだと思っています。

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