皆さん、こんにちは。谷崎です。
近年は様々な分野でテクノロジーが発展しています。
先日、ウェビナーに呼んでいただいたMaterial Bank® Japanも、非常に注目すべきテクノロジーのひとつといえるでしょう。
数多くあるテクノロジーの、それぞれの活用の仕方を学んでいくことはもちろん重要ですが、それ以前に「テクノロジー」というものに対してどのように向き合い、扱っていくべきなのかを考えることも重要ではないかと私は考えています。
今回は、Material Bank® Japanのウェビナーでお話した内容を振り返りつつ、テクノロジーとの向き合い方について、書いていきたいと思います。
情報社会になって変わったこと
テクノロジーについてのお話をする前に、その前提となる今の情報社会について触れたいと思います。
現代では、インターネットを通じて誰もが様々な情報にアクセスできるようになっています。
情報を提供する側と受け取る側の壁、つまりBtoCの世界では営業担当とお客さんの間の情報量の差、というものがだんだんと小さくなってきているという表現が出来るかもしれません。
人から情報をもらわなければいけなかった時代から、分からないことは自分で調べられるようになってきているのです。
テクノロジーを活用すると何が出来る?
そんな情報社会のなかで、テクノロジーはどんな役割を果たしてくれるのでしょうか。
一言で言ってしまえば、テクノロジーを活用することで思考回数を短縮することが出来ます。
最近話題になっているChatGPTを例に取って考えてみましょう。
今までであれば、一つの事柄を検討するのに数時間かかっていたものが、ChatGPTを活用することで数分で様々な選択肢を検討することが出来ます。
家づくりの接客に置き換えてみても、同じことが言えます。
前段で触れたように、今まではお客様が自分で情報収集をするということは難しかったため、打合せの時間だけで情報整理をして、意思決定を進めて行かなければいけないという流れが一般的でした。
しかし、テクノロジーを活用することで、家づくりをしたことがないお客様でも、打合せ以外の時間で情報収集と整理、さらには沢山の選択肢の検討を行うことが出来ます。
つまり、思考回数を増やすことが打合せ以外の時間でも出来ると言えます。
結果として、お客様は納得感のある決断が短時間で出来ますし、スムーズな打合せにもつながります。
このように、テクノロジーは、情報を提供する側と受け取る側、双方にメリットを与えてくれるのです。
忘れてはいけない大事なこと
ここまで、テクノロジーの立場や、活用することでどのようなことが可能になるのか、ということをお話してきました。
これらのことを考えることはもちろん重要ですが、忘れてはいけないことは、テクノロジー単体では最大限の効果を発揮することは出来ないということです。
素晴らしいテクノロジーにより、情報収集が効率的に出来るようになったとしても、最終的にまとめたり決断したりするのは人間の仕事ですし、結局人間がどれくらい使いこなそうとするかで最終的な効果は変わります。
発展していくテクノロジーを、私たちがどれだけ受け入れて積極的に活用していくことが出来るか。
これからは、このような考え方が求められてくるのではないかと考えています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。良ければ、こちらのストーリーも読んでみて下さい。【私がコラムを書く理由】