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株式会社フライクは「システムを用いて“できない”を“できる”にする」を合言葉に、社内システムの構築や設計、導入、改善など、企業の経営戦略にまで踏み込んだ支援を行っているスタートアップです。
現在、第二成長期を見据え、未経験を含めた人材の積極採用を進めている同社。今回は代表取締役の大瀧龍さんに、求める人物像について伺いました。キーワードとして挙がったのは、「成長」「幸せ」という2つの言葉です。フライクの考える、働く人、企業としてのあり方とはーーぜひ最後までご覧ください。
大切なのは「成長」の解像度を上げること。フライク代表・大瀧の考える“成長の3ステップ”とは
――求職者が挙げる企業選びの判断軸の1つに「成長できる環境であるか」という項目がありますが、大瀧さんは、この『成長』というワードに対しどう考えていますか?
大瀧:「成長」とひとことで言っても、その中身は人によって千差万別です。まずは自身の考える成長とは何なのかを具体化する必要があるのではないでしょうか。たとえば、収入を得るための成長と、地位を得るための成長ではアプローチが変わってくるはずですよね。その点が曖昧なまま「成長できる環境」を探しても、きっとミスマッチが生まれてしまいます。
私は採用活動の過程で応募者に「5年後にどうなっていたいですか?」と質問することがあります。ここで、「年収500万円が5年後の目標です」と答えたメンバーがいました。そこで私は「500万円の年収を得るためには、どのようなスキルセットが必要だと思いますか?」と聞いたんです。きっと普段から考えていたんでしょうね。彼はすらすらと条件を挙げてくれました。
それに対し、私が「ではその条件に該当するエンジニアの数は、全体のどれくらいだと思いますか?」と返すと、彼は「7割ほど」だと答えました。最後に「エンジニアの7割が到達している待遇が本当に自分のなりたい姿なんですか?」と聞いたところ、彼は「うーん」と言葉に詰まってしまったんです。
私は、企業そのものが「成長できる環境であるか」と同等、またはそれ以上に、本人の「成長の解像度」が大切だと考えています。成長に対し、具体性を持って取り組める方ならば、フライクは「成長できる環境」になり得ると思いますね。
――大瀧さんは成長のベクトルの先が、年収やポジションといった個人的なことでもよいと考えていますか?
大瀧:まったく問題ないと思いますね。この目的だから良い/悪いということはいっさい考えていません。お金を得るため、マネジメントのポジションに就くため、理想的なライフワークバランスを築くため、人より良い生活をして優越感に浸るためなど、ゴールは人それぞれです。そのことを理由に努力できるのであれば、誰にも否定する権利はないと思っています。
ただその一方で、「自分の幸せ」だけに限定しても、十分に叶えられている人は一握りだと思います。そのことは約458万円という現在の日本の平均年収を考えても明らかですよね。「エンジニアの7割が到達している」とメンバーが話した「年収500万円」でさえ、平均より上の待遇です。「自分が満足いく成長」をすること自体、簡単ではないーーだからこそ成長の解像度を上げ、より具体的に取り組んでいくことが大切になってくるはずです。
――では、そうした成長を実現するために、大瀧さんはどのような行動が必要だと考えますか?
大瀧:私は成長を3ステップにわけて考えています。いま話題に上がっている「自分の幸せのための成長」が1stステップ、自身だけでなく周囲まで巻き込んで高みを目指していく「周りの人のための成長」が2ndステップ、「社会貢献でき、それ自体が自身や周囲の成長にもつながっている状態」が3rdステップです。
私の考えでは、人はなにかきっかけがないと次の成長ステップには進めません。誰かとの出会いや業務上のアクシデントが契機となり、考え方を変え、成長に対する解像度を上げていくのです。フライクのメンバーのなかにも、入社当時は1stステップだったところから、現在では3rdステップの領域に達している人間がいます。誰しもがそのようにして、歩みを進めていくものだと考えていますね。
――3rdステップまで達すれば、働く場所はあまり大きな意味を持たないようにも感じました。
大瀧:そうかもしれませんね。先日、「もし数年後にフライクを退職しているとしたら、理由はどのようなものか」というトピックについて、メンバーと話す機会がありました。最近入社したメンバーが「業務を楽しめなくなったから」と答える一方で、最も古いメンバーは「フライク以上に働くことを楽しめる環境を見つけたから」と答えたんです。この考え方の違いにも成長のステップの差が関係していると、私は考えています。前者の答えは内向き、後者の答えは外向きのものさしで自身の行動を決めていますよね。
高みに達したメンバーと今後もともにあるために、私やフライクもまた魅力的と感じてもらえるような存在であり続けなければならないと思っています。もしかしたらその先に4thステップも見つかるかもしれませんね。
「自身/家族/社員の幸せ」を最優先に。事業拡大の先に目指すのは、在京企業と同水準の高待遇へ
――フライクが企業活動を続けていくうえで、最も大切にしていることを教えてください。
大瀧:フライクは、「自身/家族/社員の幸せ」を最も大切にしています。そこに関係する人が幸せでなければ、良い企業活動は行えないと考えているからです。
多くの社会人は、1年間のうちで230日以上働いています。それだけの時間を費やす仕事において無駄なストレスが発生すると、イライラしたり、余裕がなくなったりと、マイナスの要素が発生しますよね。
私は仕事をいかにストレスフリーにできるかが、個々の人生の満足度に深く関わっていると考えています。その先にプライベートの充実があり、やがては総合的な幸せへとつながっていくのではないでしょうか。
また、幸せを掴みとるためにはお金も必要だと考えています。経済的な不足は不要な争いの原因になりやすいからです。これは、不自由のない幼少期を過ごしたという原体験からの発想でもあります。「お金が大切」と言うと、ネガティブな印象を持つ方もなかにはいると思いますが、幸せとお金が無関係だと考える方は少ないのではないでしょうか。
――「自身/家族/社員の幸せ」を実現するために取り組んでいることはありますか?
大瀧:フライクの事業の拡大と、それに裏付けられた社員の待遇の向上でしょうか。
昨今トレンドとなっているSaaSですが、導入成功率は52.8%にとどまっています。つまり、約半数はデジタルによる業務効率化を実現できていないというわけです。そのような企業/プロジェクトにフライクを知ってもらうことができれば、Win-Winの関係性を築けます。クライアントは課題だったSaaSの導入を果たすことができ、「会社のキャッシュの減少、ゆえに社員の年収を上げられない」という状況を回避できる。そして、私たちは社会貢献という形で売上を手にすることができる。世にある機会損失をなくしていくことで、フライクの事業は拡大していくのです。
フライクはこのようにして得た利益を、社員に惜しみなく還元しています。先にも話したとおり、お金の余裕は心の余裕を生みます。そこに不安やストレスがなければ、人はさらに集中して業務に取り組んでいけるはずです。
目指すのは、地方都市のスタートアップでありながら、東京と同水準の給与を提供できる企業です。あるデータ(※)では、「東京の平均年収:423万円、福岡の平均年収:354万円」となっています。このように、福岡の給与水準は、東京の給与水準と比べると数十万円、地域によっては数百万円の差があります。その目標を達成するために、同じ方向を見てともに頑張ってくれる新しい力が必要なのです。
👇参考資料(※)
東京都の仕事の年収・時給・給料
福岡県の仕事の年収・時給・給料
――これまでお話しいただいた社員への待遇について、フライクではどんなところにあらわれていますか?
大瀧:まずは直接的になりますが、メンバーの給与について。執行役員の新堀は、前職の年収の2倍になっており、IT未経験で入社した濱砂というメンバーも入社直後の年収から1.5倍ほどになっています。なので実際にフライクでは、成長スピードと給与は比例してると思います。
評価制度についても、ここでは話すと長くなってしまうので詳細は割愛しますが、フライクと同規模の企業と比べても、自信を持って「圧倒的に良い」と言えるほどの設計になっていると思います。
(例として、弊社業務設計コンサルタント職の給与テーブルをご覧ください👇)
カルチャー面でいうと、フライクは年功序列を気にしてはいません。例えば、新堀は現在28歳ですが、部下には新堀よりも年上のメンバーも入ってきています。また経験年数でいうと、濱砂と浅沼というメンバーがいますが、濱砂の方が入社タイミングが先で役職レベルも上。一方でSalesforceの経験は浅沼の方が長いということもあります。
それでも経験年数や年齢が理由で、言いたいことが言えない雰囲気では全くありません。これは、社名の由来のひとつに「Flat」=お互いに伝えるべきことは伝える関係性でいる、という価値観があることも要素として大きいかと思います。ちなみに、このFlatは、対クライアントでも対等な関係性であるという意味も込められています。
――最後に、求人への応募を検討してくださる方に向け、メッセージがあればお願いします。
大瀧:正直に、会社の目指す先として「自身/家族/社員の幸せ」のための成長を肯定し、まずは社員の給与向上に取り組むことを全面に出している会社は、ほぼ存在しないのではないでしょうか。
しかし、誰しもが望むであろう「成長」をより深掘りながら、自身とそしてクライアントと向き合っていくことで、クライアントの幸せ、そして社会貢献にも直結していくと考えています。
今後一緒に働いていく方にもぜひそんな想いを共有しながら、一緒に事業を手がけていただけると嬉しいなと思っています。