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ドローンパイロットになって広がる世界と経験値

当社のドローンパイロットであり、空撮チームを束ねる石山裕太が、飛行させるだけではないドローンパイロットの仕事内容、入社のきっかけが奥様?!ドローンパイロットに向いている人、ドローンでうまく撮影するテクニックを紹介します!

“ドローンパイロット”になろうと思ったきっかけは?

子供の頃からの夢が自衛隊の航空機や戦闘機のパイロットだったんです。高校時代から航空機整備の学校に通い、航空業界を目指していました。ただ、就職活動をしていた時が、ちょうど航空業界が厳しい時代で、整備の知識が活かせる造船会社へ就職しました。時間が経つにつれて、やっぱり自分の夢であった空に携わる事がしたい!と思っていた頃に、ちょうどドローンが出てきたんです。

JUIDAの認定資格を取得できるスクールに入った事が、ドローンパイロットになるきっかけとなりました。資格取得後は、そのスクールのインストラクターとして、ドローンの操縦を教えていました。実は妻との出逢いも、このスクールで、彼女もドローンパイロットなんです。

FLIGHTS入社のきっかけは、ドローンパイロットの奥様との出逢い?!

ドローンを教える仕事も楽しかったんですが、もっとドローン前提社会の実現に向けてより深く携わってみたいと感じ転職を意識していました。ちょうど妻の友人がFLIGHTSでドローンパイロットをしていると聞き、紹介してもらいベンチャーで勢いのあるFLIGHTSに惹かれ入社しました。

ちなみに妻はフリーのドローンパイロットなので、お互いの撮影内容や技術的なことについて指摘や情報交換もよくしています。夫婦でドローンパイロットは、珍しいかもしれませんね。


FLIGHTSで、ドローンパイロットはどんなことをしているんですか?

ドローンパイロットと聞くと空撮ばかりがイメージされやすいですが、撮影だけでなく日々様々な業務をしています。国土交通省への許可承認申請、高高度飛行実施する為に空港事務所との調整、機材整備、動画編集等あげたらきりがないですが弊社ではDJIの一次代理店なので新機種のテストフライトなどを実施してお客様の問い合わせに対応できるようにも準備が必要です。

最近増えている案件は、マンション販売用のパノラマ撮影や、赤外線カメラを使ったマンション外壁やソーラーパネルの点検、工事現場の測量です。様々な産業で、ドローンの活用が広がっているのは、嬉しいですね。

― ドローンを飛ばすまで ―

マンション眺望撮影を例にするとまずは可能な限りロケハン(下見)をします。眺望撮影では、都心部で飛ばすことも多く綿密にロケハンをしてドローンの飛行に問題がないかを確認しています。遠方やTV撮影など、ロケハンが難しい場合は、事前にクライアントから撮影場所の写真や地図などの詳細資料をもらって確認を行います。ドローンの離発着地がどんな状態なのか、周辺にアンテナや送電線、鉄塔など電波干渉を引き起こすものがないか、などです。加えて、国土交通省のマニュアルとFLGITHS独自のマニュアルに基づいて、航空法に抵触する事がないか、事前に許可申請が必要な事があるかなどもチェックします。自分たちが所持している包括許可申請で出来る事もあれば、例えば、150m以上の空域の高高度許可申請は都度空港事務所へ申請が必要なため、手続きを行います。諸手続きが済んだら、今度は飛行エリアの近隣警察署や消防署へも連絡を入れています。

― 撮影前日―

前日までで重要なのが天候の判断です。雨ならわかりやすく中止になるのですが、晴れていても5m以上の風だと飛ばせないため、風速チェックも必須です。不動産広告では景観が重視されるため晴天か、富士山が見えるかどうか、夕日・夕景がきれいにでるかどうかも判断し、クライアントへ提案しています。

天候判断の仕方、天気図の見方もだんだんわかるようになってきました。屋外の案件は自然が相手なので、事前の情報収集と判断が、かなり大事ですね。経験を重ねて、身に付いてきたことの1つではありますが、まだまだ勉強中です。

― 撮影当日 ―

現地で天候を最終確認して、機材準備をします。大事なのは太陽の位置で、順光・逆光の時間帯を考慮して、撮影ポイントやスケジュールを組みます。眺望撮影の場合は、同じ場所で一日複数回撮影することもあります。

現場へはパイロットと安全監視員2名の最低3名で行きます。眺望撮影の場合は、撮影データを編集するステッチャーが同行することもあります。パイロットは、モニターを見ながらドローンを操縦しているので、安全監視員が、ドローンの進行方向に障害物や鳥の飛来などの状況を随時操縦士に伝え、安全に飛行できるようサポートしています。安全監視員という仕事はあまり知られていませんが、ドローンを安全に飛ばす上ではかなり重要です。

撮影したら、その場でデータチェックを行います。撮り漏れがないか、撮影角度は間違いないか等をチェックして必要な撮影データが揃ったら、撮影終了です。

ドローンパイロットの醍醐味は何ですか?

普段見ることのできない角度から絶景を見られたり、見慣れているテレビに撮影した映像が使用されたり映画のエンドロールに名前が載ったり様々な喜びはありましたが、まだまだドローン黎明期のなかで様々な分野で活躍ができ発展を身近に感じられるのが今の醍醐味ではあります。

ドローンパイロットに向いているのはどんな人だと思いますか?

車の運転が上手い人は向いているかなと感じます。車の運転では同時にいくつもの事を処理しなければならないですがドローンも同じで様々な状況変化に常に気を配って操縦しなければなりません。同乗者に不安を与えないブレーキのかけ方や進路変更のタイミング、アクセルの丁寧さ、コーナリングの速度の選定など様々な要素で安心して乗っていられると感じる事が日常であると思いますがドローンも車と同じで誰でも操縦できるようになった一方で業務でこなしていけるパイロットにはそれらの感覚が求められると感じます。

ドローンでうまく撮影する、上達するためにはどうしたら良いですか?

まずはGPSを切ったATTIモードで360°どの方向を向いていても安定してホバリングができる事が最低条件です。これができるようになったらスクエア飛行などにチャレンジしてみてください。それらができるようになったら自分が好きな空撮動画をYouTubeなどで見つけ、その撮影方法を真似してみることをオススメします。撮影した動画を自分で編集してみると、撮影時の課題がわかると思います。DJIのアプリなどで編集は出来るので、トライしてみてください。そして素敵な作品が出来たら、僕たちが余暇で運営しているFaceBookの「ドローン空撮パイロット」に参加して、是非投稿してみてください。ドローン好きな方々からいいねやコメントがもらえたり、質問に答えてもらえたりと、ドローンを介した交流が生まれてどんどんレベルアップできると思います。

最後に

FLIGHTSでは、何でも興味を持ったことにチャレンジさせてもらえる会社だと思います。今までの経験を生かしてレベルアップしたい方は是非!

ドローン操縦士も腕に自身のある方!映像制作経験を活かしたい方!など待ってます。


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