フラッグで募集中のいろいろな職種について、より詳しく説明したり、該当する部署のマネージャーについて知ってもらえるようなインタビュー「マネージャーに聞く」です。第1回目はWeb制作部のマネージャー・タカバシ、進行は人事総務部のマネージャー・田上が行います。
※本記事はFIX前の未確定版になります。あとで、画像や構成が変わる場合もあります。(2021/1/26 記)
田上:それでは、よろしくお願いいたします。現在、Web制作部としてWantedlyで募集している職種は2職種ですよね? それぞれの具体的な業務内容や補足を教えてください。
様々なツールを使っていろんな人を巻き込む系のディレクター募集!
https://www.wantedly.com/projects/283128
東京でも沖縄でも、様々なプロジェクトで活躍したいデザイナー募集
https://www.wantedly.com/projects/517045
タカバシ:はい、いずれも業務経験は5年以上、即戦力として加わっていただける方を探しています。得意不得意はあると思いますが、それが明確で把握できている方がいいですね。あと、やってみたいプロジェクトやクライアントがあるとなおよし、という感じでしょうか。
田上:Webに関わるデザイナーやディレクターって、いろいろな企業が探していると思いますが、フラッグの特徴やフラッグで求められるスキルについて伺えますか?
タカバシ:言われた通りのものを作る、というよりは提案できる人がありがたいですね。ディレクターだったらクライアントに対して、デザイナーだったらディレクターに対しての提案ができるような。
田上:提案から関われる人、ということですか?
タカバシ:それもありますが、プロジェクトの途中でも「もう少しこうしたら良くなるのに…」と気づいたら、しっかりと伝えたり形にしてくれたりする人でしょうか。
田上:オペレーターというよりも頭に汗をかく仕事というか、考える業務も求められているわけですね。
タカバシ:今、求めているポジションとしてはそうなります。あと、今はリモートワークになるので、ディレクターだったらコミュニケーション能力が高い人がいいですし、デザイナーであればしっかりと形にできるアウトプット能力が高い人がいいですね。
リモートワークのやりづらさと工夫
田上:今後もリモートワークがメインになってくるのかな、と思いますが、離れていることでのやりづらさは感じますか?
タカバシ:僕がフラッグに入って10年以上になるので、他の会社の環境がどんなものなのか、想像しかできないんですが… いろいろなツールを使っているので、業務のやりづらさはそこまで感じてないですね。自宅の環境に左右されるってことはありますが。
田上:使っているツール、サービスはどんなものがありますか?
タカバシ:メインはChatwork、Backlog、Meet あたりで、場合によって、Googleスライドやスプレッドシート、Slackも使っていますね。ファイルのやりとりは自社開発のツールを使っています。ただ、業務以外というか、業務の範囲から外れたちょっとしたやりとりが無くなって来ているので、そこは今後どうなるかなぁ、という懸念はありますね。
田上:入社して1年経っても、実際に会っていない人っていますもんね。
タカバシ:そうですね。各スタッフの足りない部分だったり、気になる部分だったりを気づく機会が減ったと思いますし、補完するのも難しいなぁ、と思っています。システム的に週に1回はミーティングをするとか、連絡をこまめにすることで埋め合わせをしている状況です。今まで在籍していたスタッフはまだいいんですが、この1年くらいで新しく加わってくれたスタッフに関しては、双方ともに馴染むのに時間がかかるので、そこも工夫が必要だなと感じています。
フラッグのお仕事の特徴
田上:現状、フラッグで扱っている案件の幅はかなり広いと思いますが、特にどんな案件が多いとか、案件の特徴ってありますか?
タカバシ:わかりやすいのはエンタメ案件でしょうか。映画やアニメ、ゲームの公式サイトだったり、プロモーションサイトやそれに関するツール制作だったりが多い印象です。学校のサイトや企業のサイト運営もありますが、エンタメ系が多いですかね。
田上:エンタメ専門とかコーポレート専門のスタッフがいるという感じですか?
タカバシ:そこは特に決めてはいなくて、個人の希望と素養によります。「映画の案件に携わりたい」ということでフラッグに入社したスタッフがいますが、そういう希望は叶えられる環境にあると思います。ただ、専門ということで固定はしていません。
田上:では、すごくエンタメが好きとか、コーポレートサイト運営が好きとか、そういうことは必須条件にはならないですかね。
タカバシ:そうですね。ただ、やりたいことや好きなことのある人の方が専門の知見や情熱があってありがたいですね。
Web制作部の雰囲気
田上:Web制作部は、東京と沖縄にまたがっていますが、メンバー構成や雰囲気はどんな感じですか?
タカバシ:フラッグにはいろいろな部署がありますが、Web制作部は東京と沖縄、唯一ブランチをまたいでいる部署になります。なので、Web制作部としてのまとまった雰囲気というのが捉えづらくはあって、最近はリモートワークなのでなおさらそう感じます。ただ、フラッグ全体の中でのWeb制作部として(相対的に)見るなら、落ち着いた、おとなしい人が多い印象です。他の部署の人で目立つ人が多いからかな〜。
田上:たしかにWeb制作部の方は、落ち着いている、安定感がある印象です。
タカバシ:社内で目立ってもらってもいいし、むしろマネージャーとしてはそういうスタッフが出てくると面白いというか、望んでいるところもありますね。
Web制作部マネージャーのフラッグ以前の仕事
田上:では、タカバシさん個人のことについて聞かせてください。まず部内ではどんなポジション、役割なのでしょうか?
タカバシ:肩書としては、Web制作部のマネージャーであり、沖縄オフィスの責任者です。ただ、これまでやってきたことや、やっていることを考えるとなんでも屋でしょうか。Web制作においてはディレクターとして動くことが多いです。個人的にブログを10年以上、WordPressを使ってやっていることもあって、簡単なHTMLやCSS、サーバに関する知識も少しはありますし、デザインへのこだわりもあるので、それを使いながら仕事をしています。
田上:10年以上前からブログをされている、というお話もありましたけど、フラッグに入る以前からWebに関わる仕事をしていたんですか?
タカバシ:はい。大学を卒業した後、就職活動をしていなかったので、フリーターになったんですよね。で、なんとなく過ごしていたんですが、大学時代にバイトでお世話になっていた会社が「インターネットの仕事が忙しくなってきた」ってことで声をかけてくれて、AD(アシスタントディレクター)として雇ってもらったのがスタートです。そこで、今は無いんですが、コンビニのam/pm(エーエム・ピーエム)だったり、週刊少年ジャンプの公式サイトのAD、そしてディレクターとキャリアを積んでいきました。って、am/pmって皆さん、ご存知なんでしょうか?
(約20年前、はじまりの名刺)
田上:私は知っていますが、どうなんでしょうね…… 調べてみると、2010年には無くなっているんですね。
タカバシ:そうですね。一番勢いがあったのは2000年頃じゃないかと思います。am/pmは毎年イベントの主催や協賛をしていて、ブリトニー・スピアーズとかバックストリート・ボーイズが来日公演した時は、Webも絡めての企画も担当しました。3年くらい働いた後で、サイバーエージェントの子会社に転職したり、また制作会社に戻ったり、PR会社に行ったり…… だいたい2〜3年で転職をして、5社目でフラッグに来ました。
田上:全てWeb系の会社だったんですか?
タカバシ:会社はいろいろですが、仕事自体はWebの制作に関わるものでした。ただ、関連したプロモーションやライティングもしました。
田上:2〜3年で転々としていて、フラッグで12年。タカバシさんはフラッグの中でも長い方ですもんね。でも、最初から沖縄勤務じゃなかったですよね?
タカバシ:はい。フラッグに勤務して5年経った頃に、やはり飽きて… いや、2年半くらい経った頃に飽きたんだった。で、そのタイミングでソーシャルメディアに関する新しい仕事の提案をしたんですが、それが走り出したので楽しくなり… そこから2年半 が経ってまた飽きて、社長と面談をした時に「どうしようか」と相談したところ、沖縄への長期出張の話をいただきました。なので、フラッグに入って5年間は東京、以降は沖縄勤務になります。
田上:沖縄に行ってからは飽きてはないんですか?
タカバシ:いえ、やっぱり… 2年くらい経った頃に那覇でビールのイベント「ハイサイちゃんぷる〜ビアフェスティバル」をしたり、ラジオ番組をやったり、同じくWebに関わる会社とシェアオフィス「Webrex」を立ち上げたり、CSS NiteOkinawaを開催したり、モチベーションを保ちながら働いています。
田上:ビールイベントはタカバシさんがビール好きだからやったものになりますか?
(フラッグ主催のビールイベントには、東京のスタッフもかけつけて、みんなで運営しました)
タカバシ:元々、那覇で2年連続開催されていたイベントだったんですが、3年目に実行委員長の方が忙しくてできないということになり、ビール好きの僕に話が来ました。ただ、参加者が千人規模のイベントだったので、個人では無理なので会社でできないか、ということで調整をしまして、フラッグ主催で実施することになりました。イベントは3年連続でフラッグ主催という形になりました。最終的に2日間で八千人を集めるまで成長したんですが、4年目以降は業務の兼ね合いでフラッグの主催は断念しました。
美術展、富士山登山、イベント司会
田上:本当になんでも屋という感じで、いろんな業務をされていますが、今までのお仕事で印象的なものってどんなものがありますか?
タカバシ:個人的なキャリアハイというか、そういった実績ってフラッグに入る前の話になっちゃうんですけど… いくつか、美術展のWebプロモーションに携わっている時期があったんですね。伊藤若冲や琳派の作品の展覧会では、出展作品全てをかなり大きめのサイズであらかじめ公開して全点解説をしたり、オルセー美術館展では『ジョジョの奇妙な冒険』の荒木先生にお越しいただいて作品を見て回る動画を作ったり、他に例が無いことをやっていました。
田上:その時から、ただ作る、だけではなく、人を呼ぶプロモーションの動きもされていたということですね。
タカバシ:はい。荒木先生に関しては、その後の社会に影響を与えた、と勝手に思い込んでいるので、もうこれ以上のことはないだろうと思っています。推しをしっかりと推すことができた、という点で僕のキャリアハイです。
田上:いやいやいや、フラッグでさらなる活躍をしてくださいよ!
タカバシ:まあ、僕が感じたような体験だったり、チャンスだったりをフラッグの中で作って、ちゃんと育てていけたらいいなぁ、と思っています。僕がプレイヤーというよりは、マネージャーとしての動きができた方がいいんだろうな、と思っています。
田上:なるほど。
タカバシ:フラッグに入ってから印象に残っている仕事で言えば、富士山への登山とかイベントの司会でしょうか。
田上:また、Webとはかけ離れているような…
タカバシ:Web制作、ではないですよね。担当しているクライアントの映画のプロモーションで、劇場と富士山頂をつないで中継するという案件だったんですが、ある程度機材に関する知識がある人がいい、ということで行ってきました。イベントの司会も同様で、映画のプロモーション案件でした。LiLiCoさん、加藤夏希さんと司会をさせてもらって楽しかったです。 …Web制作でこんな提案をしてそれがうまくいって楽しかった、とか、そういうことだと思い浮かばないんですよね。
(ワーナー ブラザース ジャパン Facebookページより)
田上:Webディレクターっていう範囲を超えて、やりたいことができる… という理解でよろしいですか?
タカバシ:そうですね。イベント自体の企画から参加していましたし、だからこそチャンスがあったんだと思います。まあ、いろいろ予算が無かったのかもしれませんが…
【インタビューはもう少し続きますが、下記の職種を募集している、というのが本題です】
様々なツールを使っていろんな人を巻き込む系のディレクター募集!
https://www.wantedly.com/projects/283128
東京でも沖縄でも、様々なプロジェクトで活躍したいデザイナー募集
https://www.wantedly.com/projects/517045
大切にしているもの、変わるもの、変わらないもの
田上:日々、こういうものを大切にして生きているってものはありますか?
タカバシ:今の生活で言えば、睡眠と運動ですね。
田上:たしかに睡眠時間が短いとネガティブにもなりますね。
タカバシ:自分の疲れた顔を見るだけで凹みますよね。インプットにもアウトプットにも影響がありますし、健康だからこそ、いろいろうまくいくと思っています。
田上:リモートワークになって、自分の顔を今までよりも見る機会が増えたのでなおさらですね。では、フラッグで12年働いていて、入社時と今とでは会社の規模も案件の内容も変わってきていると思いますが、もっとも変化があったなと思うことはどんなことですか?
タカバシ:あ〜、それでいうと設備ですかね。僕が入社した時の東京(渋谷)オフィスは建物がやばくて、夏場にクーラーつけながら、みんなでパソコンをいじると電源が落ちる、みたいな環境だったんですよね。なので、クーラーはつけずに扇風機を借りてきて凌ぐ、みたいな。
田上:それはやばいですね。
タカバシ:ただ、当時は規模の小さい会社だったこともあってか、そんなもんだと思ってたんですよね。それが今はちゃんとしたビルに入居して、いっぱい会議室もある、それくらいの規模の会社になったというのが、一番の変化ですね。
田上:2008年の従業員数は52名だったんですが、今は200名を超えましたからね。
(沖縄への社員旅行で… タカバシは現地でコーディネーター的役割)
タカバシ:あとは、クライアントや案件も変わってきているので、そういう意味での間の取り方も変わってきています。当時のWeb制作業務だと、プロジェクトのスタートからゴールまでって2〜3ヶ月が当たり前だったんですが、今はプロモーションの企画やSNSを絡めての動きもあるので、ゴールは1年以上先のこともあります。先のことまで考えて動くのはもちろん、他の部署や関係各所との連携も考えて動くという点で、仕事の進め方、取り組み方も変わってきましたね。
田上:Webサイトだけを作る、というよりも、Webサイトも作るし、映像も作るし、プロモーションもするし、という案件が増えていると思います。そうするとWebのことだけを考えていては駄目で、プロジェクト全体のことを考えていく必要が出てきますよね。
タカバシ:デザイナーであれば、サーバに上げるデータだけではなくて、媒体に掲載する画像やプロモーションで使うツールも作りますし、ディレクターはSNSでどうやって多くの人を巻き込んでいくかとか、動画を効果的に使うにはどうしたらいいのかも考える必要があります。いずれにしても、作るものの幅、考えなければいけない深さが変わってきていると思います。
田上:関われる幅が広い、というのは楽しいですよね。
タカバシ:そうですね。それを楽しめる人がフラッグに向いていると思います。
フラッグがオススメの理由
田上:フラッグに入ることのメリットって何があると思いますか?
タカバシ:12年も働いていると、他の会社の状況がわからなくなるので、フラッグだけのメリットと言えるのかはちょっとわからないんですが… とにかくホワイト企業。キラキラもギラギラもしてない、ホワイトで誠実なところはメリットだと思います。
田上:社員のことを考えずに上だけ良ければいい、というような経営陣ではないですし、人事としても気持ちよく働けています。
タカバシ:ただ、これが世の中的に当たり前なのか、フラッグのメリットなのかがわからないんですけどね。福利厚生や仕組みに関しての文句はないし、むしろありがたいな、と思うことが多いです。
(畳のある沖縄オフィス)
田上:私は、マネージャー陣が各スタッフに対して話をする時に、会社を主語にして語らないところが好きですね。それぞれのマネージャーの言葉で伝えているのが大事だと思いますし、スタッフに寄り添って考えているところが良いところだと思っています。
タカバシ:マネージャー同士もフラットですし、社長の顔色を伺うこともないので、今は会社としていい時期だなぁ、と思います。マネージャーそれぞれのチームがあって、だけど、全体としてはフラッグの力になっている感じが好きですね。10年以上前になりますが、僕が見てきた会社って、ワンマン社長がいるか、もしくはすごく階層が分かれているイメージだったので。
田上:フラッグのこれまでを考えると、元々はワンマンだったけど、全ては見られなくなって少しずつ渡していった結果、ですね。
タカバシ:そういう意味でもフラットに感じますね。
フラッグにマッチする人はどんな人?
田上:どういう人がフラッグに合うと思いますか?
タカバシ:インプットとアウトプットのバランスが取れている人がフラッグではモテるだろうな、と思います。特に今はコロナ禍で、自分の個性を伝えるにも、能動的にアウトプットをしないと伝わらない状況です。スタッフ間のコミュニケーションにWorkplaceを使っていますが、アウトプットしないと霞んじゃいますし、的確なアウトプットするにはインプットが必要ですからね。
田上:逆に、こういう人は合わないとか、今まで去っていくことが多かった、というのはありますか?
タカバシ:どこでも一緒だと思いますが、人の話を聞かない人は駄目ですね。頑固というか… 「わかりました」って返事しても行動できない人には、協力する人も減っていきますし。アーティストだったらそれもいいのかもしれませんが、一緒に働くとなると、それは個性としては認められないと思います。まあ、あとはマネージャーとの相性じゃないですかね。
田上:それって良いことなんでしょうか? 捉え方によってはネガティブな気もします。
タカバシ:そうですね、正確に言えば、相性がいい必要はないと思いますが、悪いと厳しいかな、と思います。
田上:それって面接でわかるものですか?
タカバシ:今はリモートなのでわかりづらくなっているかもしれませんね。ただ、今までよりもわかりやすくなっている部分もあると思います。リアルの面接だと、オフィスに来てもらうので相手はアウェイに飛び込む形ですが、リモートの場合はホームと繋がれるので、個性は出しやすいんじゃないかとか、ヒントはありそうな気がします。
田上:マネージャーとの相性というのは、業務的なことなんでしょうか? それとも別の何か、言葉にできることがありますか?
タカバシ:世界観かなと思います。性善説か性悪説か、みたいな。マネージャーは各スタッフに合わせて使い分けているとは思うんですが、マネージャーごとに世界観も異なるので、やはり相性ってことになるんだと思います。
田上:全体的には個人を尊重する人が多いですが、個人の性質としては、体育会系の人もいれば、体育会系は滅びればいいって思っている人もいますからね。応募してくださる方は、業務内容はもちろん、「この人と働きたいか」という点も気にしてもらった方がいいってことですよね?
タカバシ:そうですね。やりたいことに加えて、そこも気に入ってもらえたらうれしいですね。業務内容や実績って公開していることが多いので、面接や面談では一緒に働く人についても見てもらえたらお互いにハッピーだと思います。気になる方や興味を持たれた方がいらっしゃったら、ぜひ気軽にコンタクトしていただければと思います。
以上です。本記事はFIX前の暫定公開になります。あとで、画像や構成が変わる場合があります。(2021/1/26 記)