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松山・道後PR動画コンテストでグランプリを獲った若手クリエーター3人に聞いてきた

公益社団法人松山青年会議所(JC)が主催する愛媛県松山市道後地区をPRする動画コンテスト(外国人向け観光復興支援事業まつやまにおいでんか~WELCOME TO MATSUYAMA~」)においてグランプリ受賞作品「道後溫泉 with 閨密 /Dōgo Onsen with Bestie」を制作した、弊社・松山オフィスの宇佐美菜帆、島﨑雄大、小林優弥にインタビューを決行しました!ぜひ、ご覧ください!!

※左から島﨑雄大(中途入社1年目)、小林優弥(新卒入社1年目)、宇佐美菜帆(新卒入社2年目)

映画監督・脚本家の渡部亮平氏からもらったアドバイスとは?


-おめでとうございます!85作品中のグランプリということで率直な感想をお願いします。

小林優弥(以下、小林):自分がそういうすごい賞を獲ったチームに関われたのが嬉しかったです。諸先輩方のおかげっていうのを凄く感じているので、この賞に見合うだけのレベルに早くなりたいと思っています。

-先輩のおかげとのことですが、具体的にどんな部分ですか?

小林:ディレクションに関しては宇佐美さんからアドバイスをもらいつつ、島﨑さんの編集は、率直にすごいなと思いました。

-島﨑さん、宇佐美さんはどうでしょう?

島﨑雄大(以下、島﨑):先輩たちがいない中で一から作品を作ることが今回初めてだったので面白かったです。最初は若手個人でやるのかなと思ってたんですけど、チームでそれぞれ役割を決めてやったので、普段の仕事にも活かせるコンテストでした。しかも、グランプリを獲ることが出来たので本当に嬉しかったです!

宇佐美菜帆(以下、宇佐美):若手だけで動画を制作したのですごく勉強になりました。改めて制作チームの役割分担とか、出来ないことをチームで補うのって大事だなと思いました。

-そもそも、コンテストの参加経緯は?

宇佐美:上司からコンテストの概要をもらって、「若手で力を合わせて頑張ってほしい」と言われたのが最初です。

-3人それぞれの役割分担は?

宇佐美:小林くんに聞いたら「ディレクターをやる」ってなったので、企画と併せて担当してもらいました。で、編集のボスは島﨑くんで、私は全体のフォローをした感じです。

-チームリーダーは宇佐美さん?

宇佐美:特にリーダーは決めず、各々でしっかりフォローしながら進行していきました。

-このチームは最初から決まってたんですか?

小林:最初は若手・営業メンバーの6人が集められたんですが、2チームに分かれて作ろうとなり、このチームになった感じです。

-映像編集はどのように分担していたのでしょうか?

島﨑:まず、撮影した素材を小林くんに並べてもらってチェックして、そのあと宇佐美さんに社会情勢を踏まえた内容に調整してもらいました。タイトル部分のCGも作ってもらって、最終的に自分が仕上げました。

宇佐美:アニメーションを仕上げたのも島﨑くんです。ありがとうございます(笑)

-先日の受賞式で特別審査員の渡部亮平さんから何か声をかけてもらいましたか?

小林:当日はコロナの影響で演出もだいぶ変わってあまりお話ができなかったんですが、「フラッグってどんな会社ですか?」と聞かれて「東京本社では映画関連の仕事もしています」とか雑談レベルの会話を少しさせてもらいました。その場では特に講評はもらえず、後日メールでいただきました。

-いただいたメールはどんな内容でしたか?

小林:動画編集のクオリティを褒めていたただいた一方で、アドバイスもいただきました。

-具体的にはどんなアドバイスをもらったんですか?

撮影や技術的なお話はもちろん、Youtubeなどの動画広告を作る際に、開始5秒でスキップされないための印象の工夫だったり、動画内に強いコピー(メッセージ)を提示することで想定するターゲットに魅力を伝えることができ、かつ撮影の仕方もより明確になることも教えていただきました。あと、フォント選びなどについてもアドバイスをいただきました。開始5秒の印象の部分は、制作する映像によるとは思いますが、時代的にもそういった部分に焦点を合わせた意識が必要なんだと考えさせられました。

自分たちの撮影で感じたギャップと学び


-今回のコンテストは、松山と友好都市である台湾・台北の方々に向けて、コロナが落ち着いたらまた松山に旅行に来てもらえるよう「松山・道後の魅力を再発見」というのがお題でしたが、どのように企画を立てていったのでしょうか?

小林:当初は観光地を自転車で楽に回る企画を考えていました。そこから、「インスタ映え」の路線に変わって、みんなで調べたりして企画を練っていきました。

-なぜ、「インスタ映え」路線に変更したのでしょうか?

宇佐美:日本への旅行に求めるものをリサーチした際に、台湾でもSNSが盛んでインスタ映えするスポットだったり、ご当地限定の食べ物を楽しみに旅行に来る方が多かったので、それを加味してインスタ映え路線に変更しました

小林:女子力の高い宇佐美さんから映えスポットの提案とか、「こんなのがインスタにあがっているよ!」とか教えてもらったりしました。

-今回、撮影の中で苦労した点は?

小林:松山オフィスは機材が豊富なので、撮影をイメージしながら機材を準備していたんですけど、足りていない部分もあって…。普段、様々な撮影の横で見ていたんですけど、いざ自分でディレクションをするとなると、カット割りだったり、カメラ割だったり、思い描いていた画と違っていて、経験不足もありますが、撮るって難しいなと痛感しました。あと、撮影時のカメラは島﨑さんが担当していたんですけど、「こういうのを撮りたいです」とか、演者である宇佐美さん達への演出の伝え方も難しかったです。

-今回の経験を経て、通常業務では何か変化はありましたか?

小林:こういうのを撮りたい、こういう素材がほしいという要望に対して、こういう機材が必要とか、以前に比べて考えられるようになったのかなと思います。あと、撮影時のカメラの位置等をイメージすることを心掛けるようになりました。

-島﨑さんはどうでしょうか?

島﨑:普段の現場では先輩方がカメラをやっていて、自分も趣味でカメラは触っているんですけど、いざ撮影用のカメラを使ってみるとピントが合わなかったり、手ブレが多かったりしました。今回、こういった反省点だったり、編集の経験もできて本当に良かったなと思います。

-宇佐美さんはどうでしょうか?

宇佐美:今回の作品は出演しながらiPhoneを振って撮影もしてみたんですけど、自分がイメージしたものと実際の映像が全然違ったので、そういったズレをカヴァーする素材も多めに撮っておく必要があったなと思いました。今後は小さな素材でもなんでもよいので、このインサートも使えるかもと思ったらカメラマン、ディレクターにどんどん提案していけたらと思っています。今回の経験を通して、カメラマンの技量や立場を考えたり、編集しやすい映像を撮ったり、素材を探したりして、よりクオリティの高い作品作りをしていきたいと思うようにもなりました。


若手3人が見た“フラッグ”とは?


-松山オフィスの雰囲気はどうですか?

宇佐美:楽しいです。人生で初めて入った会社がフラッグで良かったと思ってます!

入社当時は、編集ソフトの名前を教えてもらうところから始まって、使いながら都度教えてもらって挑戦する機会もいっぱいもらって、それに対する評価だったり、フォローもしていただいています。

-小林さんと宇佐美さんは新卒で入社していますが、入社前後でギャップはありましたか?

小林:雰囲気的なギャップはなくて、それはインターンの時から変わらないですね。こんなこともするのか、こんなことまで出来るのか、こんなものまであるのかと日々驚くことが多いですね。

-具体的には?

小林:オフィスには機材がいっぱいあって、半年くらい機材準備を手伝っていてもこんな機材があったのか、ソフトウェアもこんなのあるのかと思ったり、ブランチと本社でやっていることも、スタッフも違うので学ぶことがたくさんあります。

-宇佐美さんはどうですか?

宇佐美:私もギャップはなくて、面接の時から上司・先輩はフランクだなーと(笑)。学生時代の新卒のイメージとして、ボロ雑巾のように使われるんだろうなと思っていたんですけど、上司は掃除まで手伝ってくれたり、上だから掃除をしないというのは無くて、いい先輩方に恵まれたなと(笑)

-島﨑さんはいかがでしょうか?

島﨑:前職に比べて、確実にフラッグの方がいいです。クリエイターにもしっかり対価を支払ってくれます。前の会社は撮る内容も決まっていることが多く、みんなで案を持ち寄ったりということはありませんでした。フラッグに入って驚いたのは企画から入れるので、関われる映像案件の領域も広いですし、スキルアップもできる環境だと思います。

-最後に、それぞれ今後の目標を教えてください。

小林:これまでどうしても撮影に恐る恐る参加して、求められたから案を出している感じでした。今後は自分の提案がもし採用されたら、骨組みから撮影まで組み立てられる基礎的なことを身に付つけて、指示の向こう側も考えらえるようになりたいと思っています。

島﨑:カメラマンもできるし、ディレクションもできてCGもできるジェネラリストじゃないですけど、包括的に何でも出来るようになりたいと思っています。

宇佐美:勝手に目指している上司からは「何でもできる上司がおるけん、何でもできた方がいいかなって思うかもしれんけど、やっぱりこの案件、こういう素材、デザインが来たら宇佐美に任せたいと思ってもらえるようなスタッフ、ディレクターになってほしい」という話もしてもらっているので、自分が強みとなるようなものを見つけて、それを磨けていけたらと思います。


-みなさん、今回はインタビューありがとうございました!

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外国人向け観光復興支援事業「まつやまにおいでんか~WELCOME TO MATSUYAMA~」について

公益社団法人松山青年会議所が主催する愛媛県松山市道後地区をPRする動画コンテスト。新型コロナウイルス感染症の流行が終息した後に、台湾の方々に松山の地を旅行先に選んでもらえるよう、松山市道後の魅力を発信するのが目的で、動画コンテストには85作品がエントリー。愛媛県出身の映画監督で脚本家の渡部亮平さんが特別審査員を務めました。

松山青年会議所コンテスト特設サイト:https://www.mjckokusai.com/

■制作スタッフ
ディレクター:小林優弥(松山オフィス)
出演・編集 :宇佐美菜帆(松山オフィス)
撮影・編集 :島﨑雄大(松山オフィス)

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