みなさんこんにちは!2023年7月に入社しました、大迫(おおさく)です!
先日弊社代表取締役の川田が東京都立富士高等学校でSDGsの授業を行いました。
今回は授業に同行した大迫と柿原が、これからフィノバレーでやっていきたいことや課題に感じていることなど、熱く語りました!!
ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
私たちの自己紹介
まずは簡単に私たちの自己紹介をさせていただきます。
柿原(2023年5月入社)
業務内容:フィノバレーの推進グループの中で、地域の商店街や行政と伴走しながら、デジタル地域通貨を使った地域活性化に取り組んでいます。市民の皆様や商店主に、デジタル地域通貨のことを知っていただく、ファンになっていただくことを目的に活動しています。
趣味:キャンプが好きで、家族や仲間とよくキャンプに出かけています。
大迫(2023年7月入社)
業務内容:推進グループのインサイドチームで加盟店様やユーザー様からのお問い合わせ対応を行っています。お問い合わせ自体が発生しないよう、疑問・不安が解消されるFAQを整備したり、デジタル地域通貨が地域に浸透するように、地域とのつながりを意識しながらSNS配信を行っています。
趣味:お酒が大好きで、休みの日は夫と娘と一緒に商店街でお酒を片手に食べ歩きをしています。
授業内容のポイント
今回の授業のポイントはこちらになります。
・フィノバレーのミッションとは、「お金×ITでイノベーションを起こして新しい価値を生み出す」こと!
・お金の価値=信頼(「1,000円分の価値がある」とみんなが信じている)で成り立っている。
・お金がデジタル化され、スマホアプリと融合することで様々な社会課題を解決できる可能性が広がる
・【ワーク】「デジタル地域通貨」を利用して中野区が抱える問題を解決しよう!
高校生のアイディアをご紹介
ワークでは高校生が魅力的なアイディアを沢山考えてくれました。高校生から出たアイディアを少しだけご紹介させていただきますね。
【お店を釣ろう】
解決テーマ:商店街の空き店舗をなくし、活気ある商店街にしよう
デジタル地域通貨を用いた解決方法:中野区の商店街への出店希望者はデジタル地域通貨の導入費用を無料にし商店街への出店を促す。またユーザー向けにスタンプラリー(商店街の複数店舗利用でポイント付与)を行い、利用客増加を狙う。
このアイデアの根拠:商店街に空き店舗が多いと魅力が半減するため、新店舗が入るような施策も必要だと考えたから。
【中野で!chocospo】
解決テーマ:スポーツ施設のスポーツ人口を増やそう
デジタル地域通貨を用いた解決方法:中野区内のスポーツ施設に入るとアプリ内でチェックインとなり、15分ごとにポイント付与される。
このアイデアの根拠:ちょこザップの利用者が増加しているため、短い時間+ポイント付与でスポーツ人口の増加が見込めると考えたから。
とても内容の濃い授業で、短い時間の中で地域通貨を理解し根拠も踏まえた上で発表をする高校生の意識の高さに驚きました。
また、若い世代がこんなにもデジタル地域通貨に興味を持ってくれていて、とても嬉しかったです。
高校生からの感想からスタッフ2名が感じた事とは・・
高校生から授業の感想も沢山いただきましたよ!!感想を読んだ柿原と大迫はついつい熱く語ってしまいました。
● お金はみんなの信頼があるからこそ価値がある
柿原:お金の役割である「価値尺度」「交換」「保存」に加えて、デジタル地域通貨は「情報」を載せることができる。信頼の上に成り立つお金に、信頼できる情報が乗る事で、地域の情報プラットフォームとしての価値も高まるのではとワクワクしました。生徒さんたちのグループワークでも、「情報」の役割に着目したアイディアがたくさん出されていましたね。これからデジタル地域通貨の仕組みを活かした新たな取り組みが、生徒さんの身近な商店街で生まれるかも・・・と思うとワクワクしました!
大迫:お金への信頼ってゆるぎないもので絶対的なものですよね。柿原さんの仰るとおり、デジタル地域通貨が地域の情報プラットフォームとして確立され利用者が増えれば、一種のコミュニケーションツールとして活かすこともできると思っています。地域のつながりを強くして人と人の輪をひげられるような・・・お金×ITで可能性がどんどん広がりますね!
● 社会課題の解決にイノベーションは必須であると感じた。
柿原:授業のどの部分でイノベーションが必須なのかを感じてくれたんだろう・・。Table for Kidsやアクアコイン、さるぼぼコインなどの実例を聞いて思ってもらえたとしたらとても嬉しいね。
大迫:そうですね!私もTable for Kidsやさるぼぼコインでのヒダスケの取り組みを初めて知ったとき「こんな使い方もできるんだ」という衝撃と面白さを感じました。お金×ITで問題を解決できることももちろんですけど、気にもしていなかった「困りごと」や「問題」が身近で起きていることを知る機会にもなりますよね。そこからいろんなアイディアが生まれてイノベーションが起きていくと思っています。それにこういった実例を通して高校生の皆さんにフィノバレーの存在意義というか、使命を感じてもらえるのも嬉しいですね!
柿原:イノベーションって、身近な課題意識に対して、新しいアイディアをぶつけることで起きるものですよね。まずは、生活の中で感じている疑問や課題意識について、仮説を立てて取り組んでみること。そんなきっかけになったら嬉しいですね。
● 世の中には自分の知らないビジネスがまだまだあると感じた。営業をしないことによって逆に質の良い運営ができるのだと知った。
大迫:「初めてやる事業にはすごくエネルギーが必要。だから志を共にする地域と出会うことがスタートになっている。」という川田さんの話は私も響きました。地域と一緒になってコミットしなければイノベーションは起こせませんからね。
柿原:ビジョンを共にできる地域や、キーパーソンとの出会いが、地域の活性化のスタートラインだよね。その輪を広げていきたいし、地域間の連携もデジタル地域通貨を通して繋いでいきたいですね。
● 外発的動機と内発的動機
大迫:ポイントをもらえるからやるではなく、誰かのためにやるという内発的な行動変異を起こすってとても難しいですよね。私は「地域愛」を育んでいくことが第一歩になると思っています。「地域愛」って少なからずみんな持っていると思うんです。利用するにあたってキャンペーンのお得感が目を引きがちですけど、なぜ「デジタル通貨」でなく「デジタル地域通貨」なのか、「デジタル地域通貨」が地域での経済循環を促す地域活性化ツールであることや、地域限定という不便さの中で生まれる人と人とのつながりを作ることができるとか、根本的なメリットを地域の方に知っていただくことで心の中に眠っている「地域愛」を引き出せるんじゃないかって思うんです。それが内発的動機につながればいいなと思いますし、フィノバレーが橋渡し的な役割を担っていけたら有意義だなと思います。
柿原:デジタル地域通貨が持続可能なプラットフォームになるために、内発的動機付けにも力を入れて続けていきたいよね。デジタル地域通貨って、キャンペーンの「お得」で注目されることが起爆剤になることが多いけど。地域の中で根付いて生活の一部になっていく、なくてはならない手段になるためには「地域のために、未来のために」役立つツールにならなきゃいけない。内発的動機って「地域を愛する」という気持ちだと思っていて。その気持ちをつながるための仕組みに、デジタル地域通貨がなれたらいいよね。
大迫:高校生からの感想は核心をついたものばかりで、読んでいるうちに「もっと地域を盛り上げたい!」という気持ちがより強くなりました。柿原さんはフィノバレーで今後どんなことを実現したいですか。
柿原:個人的には、商店街のヒューマンスケールなところがすごく好きで、人と人との繋がりを地域に残すためのプラットフォームとして地域通貨が浸透するように尽力したい。デジタルというと無機質なイメージがあるかもしれないけど、現地で決済しないと機能しなかったり店舗も限定されていて不便さもある分、人と人との結びつきを作る「暖かい」デジタルツールにもなれると思っているんだよ。「面白い」と思えるような取り組みを地域と共創していく事で、少しずつでも人と人、地域の輪が広がるといいよね。
授業への同行を通して自分のやりたいと思っていることを思い出させてもらった!!とてもいい機会だったよ。大迫さんはフィノバレーで実現したいことって、どんなこと?
大迫:私はデジタル地域通貨がただの決済アプリではなく、様々な情報発信を行って地域とのつながりを作るような、「地域のことが何でもわかる!様々な問題が解決できるアプリ」として価値が上がり、各地域に浸透するといいなと思います。まずは加盟店様やユーザー様が気持ちよくご利用いただけるように問い合わせ窓口を整備することが目下の課題です。それにデジタル地域通貨を「地域のことがなんでもわかる!様々な問題が解決できるアプリ」として確立していくために地域愛を育てることもとても重要だと思うので、SNSで情報発信をして、地域の魅力を伝えたり、地域内外に認知してもらえるようにしたいです!!機会があれば、地域に取材なども行きたいと思っています。
個人的には娘が大人になった時、地域活性化が進んで日本のどこで暮らしていても魅力的だなって思えるような環境にできたらいいなと思っています。壮大ですけど笑
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