こんにちは!株式会社FiNC TechnologiesのCTO坂井です。
本日は、「FiNCアプリの魅力」について詳しくご紹介します。
・FiNCアプリの開発に携わる面白さ
・なぜ、FiNCアプリは選ばれるのか
・開発組織の魅力
についてお話しして参りますので、「社会的意義のあるプロダクトに携わりたい方」や「ユーザーの行動変容を生み出すプロダクトを本気で作ってみたい方」はぜひ最後までご覧ください。
▍「FiNCアプリ」とは?
「カラダのすべてを、ひとつのアプリで。」というコンセプトで、累計1,200万ダウンロードを突破。歩数・食事・運動・体重・睡眠・生理など、健康管理に必要な情報を一元管理できるヘルスケアプラットフォームです。
近年では、特許を取得したパーソナルトレーナーAIを搭載し、体組成計との自動連携なども進化。
有料版の「FiNC Plus」では、月額480円という手頃な価格で、糖質チェックなど8機能を提供しています。
FiNCが一番大事にしているのは、「健康年齢」という考え方です。
ただ長く生きるだけでは意味がない。「美味しいご飯を食べて、自分の足で歩いて、友達と笑い合って毎日を楽しめる時間」=「健康年齢」が何よりも大切です。
一人でも多くの人が、健康年齢を伸ばし、毎日を楽しく過ごせるように支えるために、ただのダイエットアプリではなく、その先の“行動変容”を生み出すようなサービスを作ることがFiNCの存在意義だと考えています。
▍なぜ、FiNCアプリは選ばれるのか
FiNCアプリが選ばれる理由は、“ゲーミフィケーション”の本質をついた設計思想にあると思っています。
FiNCが大切にしているのは、「ユーザーが少しのアクションを取ることで、それ以上の報酬や気づきを得られるような体験」を作ることです。
例えば、1,500歩歩いたタイミングで届く「おめでとう」という通知。人の平均的な歩幅は約60cmなので、1,500歩は約900m。通勤時に駅のホームに着く頃です。スマホを見るタイミングに合わせて、メッセージを届けることで、自然とアプリを開きたくなるように設計しています。
また、4,000歩と8,000歩でそれぞれガチャが回せる仕組みも、こだわりの一つ。国の推奨歩数は8,000歩ですが、現在の日本人の平均歩数は6,000歩を下回っています。そのため、FiNCでは、4,000歩でも「今日はよく歩いた」と達成感を感じられるように、4,000歩で1回、8,000歩でさらに1回ガチャが回せる設計にしています。
「ゲーミフィケーション=ゲームのような演出」と思われがちですが、FiNCでは、スーパーマリオのBボタンのように、“親指を1cm動かすことでダッシュできる”というような「投資と報酬のバランス」を大切にしています。
ユーザーが少し手間をかけてくれたら、それ以上の報酬を返す。そのようにして自然と行動変容を促し、健康習慣をサポートすることがFiNCの狙いです。
このような設計が、「なんか楽しくて続けられる」「気づいたら使ってる」と感じてもらえるFiNCアプリの魅力につながっていると考えています。
▍FiNCの開発組織
ー「透明性」と「横断性」を徹底
FiNCの開発体制は、「透明性」と「横断性」を大切にしています。
たとえば、新しいプロジェクトが立ち上がると、すぐに専用のSlackチャンネルを作成し、誰でも情報を追えるようにしています。他のプロジェクトの動きも自然と目に入る環境なので、「ちょっと手伝ってほしい」という時も、スムーズにサポートに入ることができます。
また、週に1回は全プロダクトメンバーが集まって定例ミーティングを実施しています。各プロジェクトオーナーが進行役を持ち回りで担当し、それぞれの進捗状況を共有します。ただの作業報告にとどまらず、「こんな課題があって、それをこうやって解決した」といったナレッジシェアの場にもなっており、チーム全体で学び合える文化が根付いています。
ーエンジニアの技術会議を実施
定例ミーティングとは別に、エンジニア同士での技術会議のような場も設けています。
プロダクトが違っても、コードベースや技術スタックには共通点も多いです。そのため、職能の横串として、業務上は関わりが少なくても、クラウドエンジニア同士や、サーバーサイド同士、エンジニア全体などで技術的な会話ができるような環境を整えています。
また、各チームの進捗状況や技術的な展望についても、戦略的な視点で全体を俯瞰しながら、今後どのように作っていくべきかを見ていく体制を取っています。
ー チーム編成について
チームはいくつかあり、案件が変わった際にチームメンバーを丸ごと入れ替えてしまうと、チームとしての練度が保てなくなってしまうため、基本的にはチーム単位でプロジェクトにアサインする形をとっています。
とはいえ、半年〜1年も経つと自然とメンバーの動きも出てくるため、「このチームとこのチームを合同にします」「編成を少し変えます」というように柔軟に行っているのが現状です。
ー本格的な開発組織
実は、多くのヘルスケア系の会社には、しっかりとした間発組織が存在しないことも多いんです。しかし、FiNCでは、COOの伊藤がゲーム業界出身ということもあり、かなりの本格的な開発体制を整えています。
企画に関しては、ほぼゲーム会社と同等のクオリティで、ワイヤーフレームを設計しています。また、サーバーやクライアントの実装も「言われたものをつくる」のではなく、企画段階からエンジニアが入って、たたき台となるワイヤーフレームをもとに、全員で議論しながら進めています。
実際、自社アプリの開発だけでなく、NECさんの自治体向けサービス、大日本印刷さんのヘルスケア情報銀行、大手保険会社のアプリなど、大規模なプロジェクトにも多数関わっています。
「社員数40〜50名のヘルステック企業が、なぜそんな大手のサービス開発を任されているのか?」と思われるかもしれませんが、それはFiNCが、大手開発会社と同等かそれ以上のハイクオリティな開発組織を持っているからだと思いますね。
▍FiNCアプリの開発に携わる面白さ
ー難しいからこそ、面白い
正直、FiNCアプリの開発は、難易度が高いです。でも、簡単じゃないからこそ面白いのが魅力だと思っていて。
「これをやれば必ずうまくいく」とか、「こうすれば価値が出る」といった明確な答えがあるわけではなく、それをみんなで探しに行くところに、“ものづくりとしての面白さ”があると感じています。
ー自分ごとで課題に向き合い、成果につなげられる環境
FiNCという会社は、これまで本当にいろいろな苦労をしてきた中で、取り組むべき課題に正面から向き合い、なんとかサバイブして今があります。
そのような様々なしがらみや制約があった中での取り組みを、自分ごととして捉えて進めていけば、それがそのまま“自分の手柄”になる環境だと思っています。
だからこそ、「自分の力で会社を変える」とか「プロダクトを良くする」ということが、本当にできる場所だと感じます。
ー徹底的なユーザー目線
FiNCでは、「お客様目線でプロダクトを作る」というのを本気でやっています。
例えば、COOの伊藤は、FiNCアプリを使って、5ヶ月で20キロ痩せました。
「1週間に1キロ痩せる」と決めて、毎日の摂取カロリーや栄養素を入力しながら管理。人間の脂肪1キロは約7000kcalなので、週に7000kcalをどう削るかを考え、毎日1000kcalのマイナスをつくる。これを実践したら、計算通りに体が変わっていったんです。
また、健康を害しないよう、FiNCアプリで表示される栄養バランスをチェックし、不足している栄養素はサプリで補っていました。そして6ヶ月後には、「エビデンスが大事」ということで、自費で血液検査を受けに。減量前は、DやEだった数値が、ほとんど全部Aに改善されていたそうです。
このような、徹底的なユーザー目線が許される、むしろ歓迎される環境は、FiNCの開発に携わる魅力の一つだと感じますね。
ー制約が少ない分、自由なアイデアを出せる
ほとんどの医療系アプリは、最初から目的が明確に決まっていて、その分、かなり多くの制約があります。
一方で、FiNCが位置しているのは、厚生労働省管轄のPHRアプリ(Personal Health Record)よりも一歩手前の、経済産業省が所管する「ヘルスケアアプリ」の領域です。
実は、これがとても重要なポイントで、「ヘルスケア」は“病気”ではなく“未病”なので、厳しい制限が少なく、自由なアイデアも出しやすいんです。
例えば、「老眼が始まっている可能性のある50代のユーザーの文字を太くしよう」など、細かい部分まで、エンジニアを含めたチーム全体で話し合いながら決めていくことができます。
▍こんな方と一緒に働きたい
ー自分の範囲を広く持てる方
自分のことだけではなく、「自分の範囲を広く持てる方」がいると、とても良いチームになると思っています。
技術者って、やっぱり「技術が好き」「プロダクトが好き」という気持ちが強いので、どうしても一人で完結できることに強みを持っている人が多い傾向があります。でも、FiNCで必要なのは、それだけではありません。チーム全体のレベルを引き上げたり、練度を高めたりといった観点を持って、周囲を引っ張っていける人が必要です。
それは決してリーダーだけに求められるものではなくて、メンバー全員がそうした視点を持っていることが、組織として上手く回っていくためにはとても大事だと思っています。
ー疑える力がある方
技術的な面で言えば、「与えられている課題が本当に解くべき課題か?」という視点を常に持つことが大切だと考えています。私たちが出しているものはあくまで“仮説”であって、本当の答えはユーザーの中にある。だからこそ、手を動かしながら、作りながら、考えていくしかないんですよね。
特にFiNCのプロダクトは、これまで本当にいろんな試行錯誤を繰り返してきました。上手くいかなかったことからも多くの学びがあって、今があります。だからこそ、「今ある課題が本当に正しいのか?」「もっと良くできる方法はないか?」ということを、先入観にとらわれずに常に考え続ける姿勢が、すごく大切だと思っています。
新しいアイディアや技術を前向きに取り入れながら、より良いプロダクトを作っていく。そんなスタンスを持っている方と、一緒に働きたいです。
この記事を読んで少しでもFiNCアプリに興味を持っていただけた方は、ぜひ気軽に話を聞きに来てください!