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株式会社FIKA社員インタビュー vol.1「ブライダルジュエリー業界、飲食業・・・ 自分らしくいられる場所を探してたどり着いた」

Meika Kato(加藤 明香)
UNPLAN Kagurazakaマネージャー/群馬県富岡市出身

今年の3月からUNPLAN Kagurazaka(以下、UNPLAN)でマネージャーとして働いています。主な仕事は、スタッフのシフトを組んだり、タスク管理をしたり、フィードバックを返したり、外部の人とやり取りをすること。私自身、「マネージャーって何だろう」といつも自問自答しながらやっています。

UNPLANで働き始めたのは、2016年8月から。オープンしてまだ4カ月ほどの頃でした。最初の数カ月はアルバイトとして清掃やフロント業務を覚え、その後社員としてフルタイムで働き始めました。

当時のUNPLANにはアメリカ、ノルウェー、スペイン、台湾出身のスタッフがいて、みんなバックグラウンドが違うのでぶつかることも多々ありましたが、楽しく刺激的でしたね。「10年前の自分が知ったらよろこぶだろうな」という理想の環境で働けたのがとにかくうれしかったのを覚えています。

私、海外には幼い頃から興味があって、英語の勉強も大好きだったんです。大学では中国語を専攻し、台湾に短期留学をしたこともあります。でも、まさか将来ホステルで働くことになるとは想像もしませんでしたね。

新卒で就職したのは、ブライダルのジュエリーコンシェルジュ。転勤が多く、日本全国を転々としながら3年ほど働きました。その後、「やってみたいことを全部やってみよう!」と思い、タイ料理屋さんでアルバイトをしながら、屋形船の配膳やコンパニオンのような単発の仕事もいろいろチャレンジしました。

タイ料理屋の雰囲気は自分に合ったのか、1年半ほど働きました。何が楽しかったのかというと、タイ人と働くこと(笑)。 上下関係を気にせず、人間らしいコミュニケーションをとれたのがとっても心地よくて。そのうちキッチンにも入らせてもらうようになり、いろいろな仕事を任されたのがうれしくて、一番長く働いていました。

人生のターニングポイントがあったのは、その後です。学生時代から付きあっていた彼と結婚することになったのですが、「やっぱり海外へ行きたい、でも長期で海外へ行くのは難しい…」と思い、短期でフィリピンへ語学留学しました。その帰りに、数週間ほどタイを旅しました。いわゆるバックパッカーの旅で、初めてホステルにとまりました。そのときに、ピンときたのです。

それまで、私にはこれという成功体験もなかったし、自信もありませんでした。いろいろな仕事をしてきたけれど、「結局、私にできることっていったい何なんだろう?」と悩んでいました。技術的なことを学んできたわけじゃないし、やってきたのはただ「人とかかわる」ということだけ。人が好きで、ずっと接客業に従事してきましたが、その一方で、相手が人だからこそやはり疲れることもありました。

それなのに、フィリピン留学やタイの旅では、人とかかわっていても疲れることがありませんでした。むしろ誰かと一緒にいると自分の中でエネルギーがわき上がってくるくらい。そして、自分らしく自然体で人と接しているだけで、なぜか周りから「いいね」とたくさんほめてくれて……。そのときに気づきました。「誰にでも笑顔で挨拶ができる」という自分の性格を自分の価値と思っていいのかもしれない……と。

だったら、それを生かせる仕事を探せばいいんだと思い始めました。そして、できるなら会社とお客様という固い関係性ではなく、もっと自然体で人と人との関係性を作れる場所で働きたい……。そんなとき頭に浮かんだのがホステルでした。

外国人スタッフと一緒に働くというのは、価値観がぶつかり大変なこともありますが、やっぱりとても楽しいです。


ちなみにUNPLANでは、昨年からタイのホステルと組んで、ワークエクスチェンジという、人事交流を兼ねた海外研修プログラムを始めました。お互いのいいところを学ぶため、日本から数名がタイのホステルへ行き、3週間研修を受けます。同じように、タイからもUNPLANでスタッフを受け入れています。そこで学んだことはみんなで共有し、日々のサービスに生かしています。今後そのような取り組みを拡大していく予定です。

私は昨年、この制度で3週間タイへ行きました。タイはホステルの先進国です。世界中から観光客が集まるタイには日本以上にたくさんのホステルがあり、競争も東京の比ではありません。文化が違うので、働き方や価値観はまったく違いますが、自分が「当たり前」と思っていることがそうではないと知るいい機会でした。

たとえば、タイ人のスタッフはみんな明るくて陽気でやさしいのですが、働き方はちょっとユルい……(笑)!ルールはあるようでありません。でも、彼らは「自分の家に友達が来たら、何をしてあげたいか」を常に考え、フレンドリーでアットホームなサービスを提供していました。

これは私たちが大いに学べる点です。日本ではどんなシーンでもルールや損得が優先されることが多いですが、ホステルで大事なのは、ゲストによろこんでもらえること。楽しんでもらえるためには、多少融通をきかせてもいいのかも……と最近は思うようになりました。

これからはいろいろなサービスがAI化されていく時代です。そんな中で、ゲストと一緒に楽しんで、思い出をつくることは人にしかできない仕事。その強みを生かして、これからも自然体で楽しみながら働いていきたいですね。

(2018.04 at UNPLAN Kagurazaka )

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