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静岡大学ビジネスコンテストに弊社プロデューサー森と土方が参加

今年10月から約1ヶ月間に渡って開催された「第6回 静岡大学ビジネスコンテスト」に弊社プロデューサーの森と土方が審査員兼アドバイザーとして参加いたしました。

このビジネスコンテストは2011年より静岡大学情報学部生を対象に開催されており、今回で第6回目となります。授業でマーケティングを学ぶ学生も多く参加していることから、デジタルマーケティングサービスを提供している企業として、静岡大学情報学部行動情報学科教授の湯浦克彦氏にお声掛けいただき、参加することとなりました。

ビジネスコンテストは、「学生が利用者であるビジネス」、「学生が企業に提案するようなビジネス、あるいは自身で起業する対象となるようなビジネス」であれば内容は自由となっています。

10月中旬のキックオフセミナーから静岡で3回、東京で1回の計4回ワークショップが行われ、今回参加した静岡大学と津田塾大学の学生5チームがワークショップで現時点での内容を発表。その内容に対して弊社を含む、様々な分野の社会人アドバイザーがフィードバックをする流れで行われました。また、Facebook上に立ち上げられたグループを通じて、期間中であれば、学生と社会人アドバイザーが自由に交流できる場も設けられていました。

初回のワークショップでは複数のアイデア候補を紹介するチームが多かったのですが、回数を重ねる毎にアイデアが絞り込まれ、必要に応じてピボットを図るチームなど、提案が洗練されていきました。

最終発表と各チームの発表内容

11月17日に、最終発表会が静岡大学 浜松キャンパスにて行われました。計5チームが発表したビジネスモデルは下記のような内容です。

・地域の学生交流に特化したイベント+居酒屋の予約サービス
・大学生向けのシェアハウスサービス
・地域の名所を見つけることができるアプリ
・自らの行動を肯定する言葉(言い訳)をかけてくれることで罪悪感が和らぐアプリ
・食物アレルギーを持った方を対象としたレストラン検索サービス


最終発表は各チーム10分、加えて審査員からの質疑応答の流れで行われました。質疑応答ではマネタイズや実現性の観点からの質問が多く見られ、各チーム毎にあらかじめ設定された評価基準をもとに採点が行われました。

今回のビジネスコンテストでは「食物アレルギーを持った方を対象としたレストラン検索サービス」を提案した津田塾大学情報科学科3年生のチームが優勝しました。

FICCからのアドバイス

弊社では新規事業開発を手掛けることは少ないですが、今回参加した森と土方はともにプロデューサーであり、マーケティングのバックグラウンドを持っていること、普段からクライアントに対してプレゼンテーションを行うことが多いことから、マーケティングの視点とプレゼンテーションの視点からアドバイスをさせていただきました。ワークショップの段階含め、アドバイスは下記のような内容でした。

ニーズとターゲットの明確化
アイディアベースの提案が多かったため、ニーズやターゲットを明確にすることで、市場規模を明確にし、ビジネスとしての実現可能性の判断をすること

データに基づいたロジカルな提案
提案に対して、根拠となるデータを含めていることが少なかったため、統計データの使用やアンケート調査を実施すること

競合サービスとの差別化
既に同じニーズを満たし、成功しているサービスがあることが多かったため、そのサービスとの差別化を図ること

ビジネスモデルの多様性
ビジネスモデルを広告収入としている場合が多く、広告収入の場合は、出稿主にどのようなメリットがあるのか(ジオターゲティングができる等)、また、広告収入以外のビジネスモデルも検討できること

プレゼンテーションの構成とテクニック
伝えなければならない要素と、要素を伝えるための図や表のテクニック。プレゼンテーションを聞く側の人物のリサーチによる感情を揺さぶるプレゼンテーションをすること

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FICCでは、今回のような教育機関でのビジネスコンテストの参加や講義のほか、企業でのマーケティングに関するトレーニングなども行っています。ご興味のある教育機関や企業がいましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。

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