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出社に戻す?戻さない? ferix がフルリモートワーク継続を決めた理由

2023年もあっという間に半分近くになってきました。
時の速さに少し焦りを感じています。ferixのデザイナー、イワキです。

この5月のGWの連休明け、私の周りでは知人友人を含め「満員電車がキツい」「人が多すぎる」という声がいつもより多く叫ばれていました。

はて……。通勤ラッシュ時の乗車率がヤバくて勘弁願いたいのは、都会(特に東京近郊)ではいつものことですし、人が多いのも連休明けで仕事が始まったからかな…ぐらいに捉えていた私は、すっかり慣れたリモート勤務の中で、ある話題に取り残されていました。
5月8日以降からの新型コロナウィルス(COVID-19)5類引き下げに伴い、多くの企業が一斉に出社スタイルに戻った、という話題です。

そうか、移行はちょうど連休明けからだったのか…という事と、これまでリモート・在宅で勤務をしていた知人友人たちの多くが出社スタイルに戻ったのだと、そこで初めて意識させられたのでした。


1つの区切りに、またも決断を迫られた企業たち

5月8日以降、どうやら自分が思っていたより多くの人の勤務スタイルがガラッと変わったようです。
業務の性質上コロナ禍でもリモートに移行できなかった職種の人を除いては、移行できていた人々にとって、3年強という期間で体に馴染んだワークスタイルをいきなり変えるのは、結構キツいことだと想像できます。この数年ほどの間に新卒としてリモート勤務可の企業に入り、今さら勤務スタイルが変わるなんて…「入社時の条件を変えられたとして何かしらで抗議できないのか!」という声まで聞こえてくるほど。

世間の戸惑いの声をよそに、私が上記のニュースや移行の区切りをあまり不安視せずに迎えられたのは、今年度の早い段階で既に「ferixはフルリモートの勤務スタイルを続けるつもり」という方針が代表から発表されていたからでした。


なぜferixは「リモート続行」なのか?

ferixは元々がフルリモート推奨の会社というわけではありませんでした。
業態的に実施可能な下地はありましたが、出社を基本として皆が集う時に発生するコミュニケーションを大事にしていましたし、どちらかというと「対面すること」に付随する良い効果の恩恵を多大に受けている側の会社でした。

それでも、コロナによる働き方の変化期から「リモートでも上手くやる」ための試行錯誤を重ね、今改めて社のスタンダードとしてフルリモートの継続を決めたのには、以下の理由があると代表の川原は言います。

  • 目的は社員一人一人のワークとライフのバランスの改善、そして VUCA 時代に備えた個人力の向上
  • 同時に、ベンチャーとして社会の変革を率先する立場での決断

そしてこの理由に込められているのが、より個人裁量幅の広い「働き方」を社会全体として模索している中で、小さいながらも ferix というチームも貢献したいという想い。

判断に至った理由と会社の抱える想い、これを聞いて、ferixに居るいちメンバーとしての私は「そうそう、常に自分たちに何が出来るか・何が最適か(対顧客に限らず)考えてくれるのがこのチームなのだった」「だから居心地が良いんだった」と再認識したのでした。


リモート継続によるメリットと課題をどんな風に捉えているか

「ferix…ちょっと興味あるわね…」と思ってくれている方向けに、もう少し深掘りさせてくださいね。何をメリデメだと捉えているか、この辺りにも会社の色が見えてきます。

継続判断に至ったferixの思うメリットは以下のような感じでした。

  • 単純な作業としては、個人に最適化された空間(自宅など)がアウトプット効率として最高
    • 自分に最適な温度設定、水分補給、ちょっとした気分転換、書籍/小物の配置、観葉植物/ペットなど
  • 通勤に関連したデメリットを回避できる
    • 移動にかかる時間のゼロ化、費用のゼロ化
    • 単純な時間以外の移動に関わる負荷の減少(混雑電車、体調不良時の移動)
  • 採用に際して居住場所の制約からの解放される
    • 出社のために引っ越してもらう必要が無くなる
  • 個々にとって最適な働き方、働きやすさを尊重できる
    • 個人の事情による働き方(同居人との都合、通院等の事情)の違いを吸収できる
    • 就業時間の直前直後を自分の時間として活動できる
    • 周囲の活動(会議 /会話 /着電)等の意識の中断要素を遮断できる


そしてデメリット…というかリモートに付きまとう「課題」ですね。リモートを継続することにより生じる課題は以下だと捉えています。

  • メンバー同士のコミュニケーションが対面時よりも減少
    • ちょっと聞きたいんだけど…という一言や相談へのハードルが高くなる
    • それぞれの仕事スタイルや人柄・個性の把握が希薄になり、「どこまで任せて良いか」の判断や随所の連携に響く
  • 社内ルールの徹底や文化醸成をフルリモート前と同様のレベルで維持するには、フルリモートを前提とした新たな仕組みが必要

上記の課題に対しては、以下のような方法で対策を取ろうと、ただいま絶賛取り組み中という感じです。

  • 全員が同じ場所で勤務していた時にあった仕事上のコミュニケーションメリットを失った部分は、ツール(slack / redmine 等)で補完して解消
  • 気が合うメンバーとの交流は、多様な会社公認イベントで実現
    • ランチ会、行楽、頻度の高い歓送迎会 、キックオフ会、プロジェクト打上げなど
  • 全社規律/文化の維持は、季節開催のオフサイトMTG(全員参加必須)で強化する


良い方に変わり続けたい、という意思を持つチーム

さて、コロナ5類引き下げ後からの社会変化に関連してferixの決断や想いなど共有しましたが…、今この直近で決まったことを永遠に続けていく、5年10年先も同じ方法でやっている、という集団では当然無いことも共有しておきます。
世の中の変化であったり、ferixを構成する中の人の変化であったり…、色々な変化に合わせて変わり続けていくのがferixというチームです。

ただ、変わる時はいつも「もっと良い方へ」という意思を(企業が)明確に持っている。これが、当たり前のようでいて実践できている所は少ない大事な所なんじゃないかと私は感じています。
「仕方なく」「世の中に流されて」「不明瞭な理由だけど」変わることなんて、いくらでもありますからね。「中の人の意見?知らないよそんなの!会社の上の人たちが独断で決めたやり方に合わせなさい」と言われる方が今でも大多数だと思っています。

大多数だと思いますというか…私の社会人人生の序盤数社はそのような感じでした。なので、「変わり続けても…たぶん良い方に変わるんだろうな」と、そんな期待を無邪気に抱けるチームの居心地はすこぶる良いです。

いつも締めに困ってしまうのですが…(笑)
ferixというチームはこんなチーム、という所を(あくまで一面ですが)知っていただけたでしょうか。

今さまざまな理由で「通勤」を負担に感じている方や、「働き方」の選択肢を増やしたい方、「こんな環境ならもっとアウトプット出せるのに!」なんて想いをお持ちの方も、ferixへのジョインをご検討いただけたら嬉しいです(ferixでは現在エンジニアやデザイナーの仲間を募集しています!)
実際の仕事内容や、一緒に働くメンバーのこと、その他なんでも、ferixにご興味が湧いた方はぜひ気軽にお話ししましょうね。
色んな方からのご連絡お待ちしています!

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