【社員インタビュー】マーケティングへの好奇心が道を拓く。新卒入社から丸二年が経った新人マーケターの「これまで」と「これから」。 | 株式会社エフ・コード
エフ・コードは、デジタルテクノロジーとマーケティングの力を活用し、企業の未来を切り拓くパートナーとしてこれまで成長を遂げてきました。規模や業種、地域を問わず、企業がデジタルトランスフォーメーショ...
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エフ・コードは、デジタルテクノロジーとマーケティングの力を活用し、企業の未来を切り拓くパートナーとしてこれまで成長を遂げてきました。規模や業種、地域を問わず、企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、競争力を高められるよう、ご支援しています。
こちらの記事では、エフ・コードで経理をしている福田さんに、「これまでのキャリア」「現在の仕事のやりがい」「職場の魅力」についてお話しいただきました。
福田亜里沙 / 経理
大学卒業後、2012年にエフ・コードに新卒入社。スタートアップ期のエフ・コードで、経理・総務・労務・法務などバックオフィス全般を一手に担い、上場準備やM&Aを含む多様なプロジェクトを経て、経理スキルと業務構築・効率化のノウハウを身につける。現在は北海道で4人の子どもを育てながらフルリモートで稼働。子育てと仕事を両立するママさん社員たちを支援し、リモート勤務の可能性を広げるなど、多様な働き方を実現するロールモデルとして信頼を集めている。趣味はアウトドア全般。
エフ・コードに入社する前は、東京にある大学に通っていました。当時お付き合いしていた彼と既に結婚の話が出ていたので「就職せずにこのまま家庭に入ろうか」と考えていて、就職活動はしていなかったんです。でも、大学4年生の時に選択制の必修科目があって、その時に何となく気になっていた「簿記」を選んでみたんです。
これがすごく面白くて、すっかりハマってしまいました。「この知識と技術を活かした仕事をしたい!」と強く感じ始め、授業を選択した秋には簿記2級を取得し、急遽就職活動をすることにしました。
ただ、この時は既に4年生の冬。先生や友人にも「今から!?」「絶対無理でしょ」と言われましたが、「短期集中でやるしかない」と覚悟を決めて数社の選考に進みました。そのうちの一つがエフ・コードだったんです。
「バックオフィスのスペシャリストになれる」という言葉に強く惹かれたことが一番の理由です。エフ・コードは設立からまだ6年ほどで、自分たちで会社を作り上げていくフェーズにある点にも魅力を感じました。
労務、法務、経理、総務を担う体制は大変ではありますが、それ以上に得られる経験値が大きく、非常に魅力的に映りましたね。
入社直後は、まずオフィスの移転業務に携わりました。税務署への届出など、関連する手続きが多く、慣れないながらも新卒でこうした実務に関われたのは貴重な経験だったと思います。
ただ、入社して間もなく、経理・総務・労務・法務などバックオフィス全般を担当していた方が退職されることになり、突然すべてを一人で引き継がなければならない状況になりました(笑)。
今はフルリモートで監督的なポジションに立ち、他のメンバーの経理業務をチェック・レビューをしています。実務としては、月次会計処理を始め、売掛金の入金確認や振込処理、各銀行口座残高を適正に保つための監視及びリバランスといった資金管理から、年次業務では年次決算、支払調書の提出なども担当しています。
2017年頃が、私にとって一つの大きな転換期でした。ちょうどその時期、会社として業務プロセスの見直しとシステム化を大きく推し進めたことで、業務効率が劇的に向上したんです。
それまでのやり方が一新されるほど業務全体が整理され、私自身も「どうすればもっと仕事が進めやすい形を作れるのか」という視点を、このタイミングで徹底的に学ぶことができました。
また、M&Aや上場といった大きなイベントを経験できたことも、今の自分にとって大きな財産になっています。
上場にあたっては、これまで許容されていた業務運用や処理が「もうそのままでは通用しない」というケースが多くありました。かつての未上場・ベンチャー企業であるエフ・コードとしては問題なかった対応も、会社の規模拡大や上場基準に照らすと不適切になる。どこまで厳密に対応するかは企業ごとの方針やステージに応じて変わってくるため、そのあたりを適切に調整する力が求められると実感しました。
また、M&Aにより複数の事業を取り込む中で、それぞれの売上・請求・支払いなどのオペレーションを、一度エフ・コードの基準に落とし込み、整理し直す必要がありました。相手先から受け取った情報を、自社の形式に整える作業は本当に骨が折れましたね。
入金件数の増加に伴い、残高確認の業務も大幅に増えました。取引先もかなり多いため、差額が出ると原因を一つひとつ洗い出す必要があります。会計では一円のズレも許されないため、必ず原因を突き止めなければなりません。
手間はかかりますが、差額がゼロになったときの達成感は格別です。私が経理に惹かれたのも、こうした「ピタッと合う瞬間」の気持ちよさに魅力を感じたからです。
経理は基本的に月次のルーティン業務が中心で、毎月同じ作業の繰り返しになります。年次決算などで多少の変化はありますが、基本的にはルーティンが主軸です。そのため、ルーティンワークが好きな方には向いている一方で、単調さを感じる瞬間もあります。
ただ、エフ・コードは常に変化がある会社です。上場やM&Aなど、大きな転機が次々と訪れるため、経理としても飽きる暇がありません。こうした変化を前向きに楽しめる方にとっては、非常に刺激的で面白い環境だと思います。
そうですよね。私自身も、現在は北海道からフルリモートで働いています。
実は、2人目の子を出産した時に、フルタイム継続は難しいと感じていました。しかし、会社がいち早く経理業務のクラウド化を進めてくれたおかげで、2017年には既にフルリモート環境が整備されていて、仕事を続けることができました。その後、双子も生まれ4児の母となりましたが、夫の転勤で北海道へ移住してもリモート勤務を継続させてもらっています。
創業期から上場まで、どんなライフステージでも働き続けられたのは、会社の柔軟な対応があったからこそです。
本当にそう思います。子育て中のママさんって、日々の家事や育児をマルチタスクでこなしていて、実はすごく器用で有能な方が多いのに、働けない環境にいて、その才能を発揮できていない人が多いと思うんです。
そういう方たちが「リモートならできるかも」と思って挑戦できる環境を、これからも作っていきたいなと思っています。
各自の裁量に任されている部分が大きく、良い意味で他人に過度に干渉しない文化が根付いています。
例えば有給申請をしても「分かりました」で完結し、「どこに行くのか」「誰と行くのか」といった詮索は一切ありません。家庭を持つ私にとっても非常に気が楽な環境です。
みんな真面目に忙しく働いているからこそ、他人に干渉している暇も無いという側面もありますが、私は今くらいの温度感は非常に気に入っています。
だからといって決して仲が悪いわけではないです(笑)部内で決算の打ち上げをやったり、飲み会を開くと参加率も高いです。
経営陣も含めてみんな取りたいタイミングで取っていますね。
経営陣は全員が家庭を持っており、家庭を大切にしている方ばかりです。私は現在は経営陣のスケジュールを直接把握していませんが、かつて電話対応をしていた際にスケジュールを確認する機会があり、当時の経営陣が必ず長期休暇を取られているのを目にしました。
そのような姿勢を見て、「家庭を大切にする文化」や、「人生においての幸せや持続可能性を大切にしながら成果を出していく合理的な働き方」がこの会社には根付いていると感じました。結果として、私たちも休暇を取得しやすく、プライベートをしっかりと大切にできる環境だと思っています。
ママ社員が集まる私のチームは、社内で「チーム福田」と呼ばれているんですが(笑)、メンバーが「働きやすい」と言ってくれていることが、私としても大変嬉しく感じています。
今後は、会社やチームがもう少し大きくなり、例えば「子会社の経理は誰々が担当する」といった形で担当業務を分担し、効率的に進められる体制を整えたいと考えています。そのうえで、自らマネジメントにも積極的に関わっていけるようになりたいです。
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