【取締役インタビュー】カオスを楽しみ、企業価値を生み出す。M&Aとバリューアップを通じて描く、新しいグループの形とは | 株式会社エフ・コード
エフ・コードは、マーケティングとAI・テクノロジーの力を活用し、企業の未来を切り拓くパートナーとしてこれまで成長を遂げてきました。規模や業種、地域を問わず、企業がデジタルトランスフォーメーション...
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エフ・コードは、デジタルテクノロジーとマーケティングの力を活用し、企業の未来を切り拓くパートナーとしてこれまで成長を遂げてきました。規模や業種、地域を問わず、企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、競争力を高められるよう、ご支援しています。
こちらの記事では、エフ・コードで広告事業部の部長をしている中村さんに、「これまでのキャリア」「現在の仕事のやりがい」「これからの目標」についてお話しいただきました。
中村瞭 / 広告事業部 部長
2016年に新卒で株式会社オプトに入社し、広告運用のコンサルタントとしてキャリアをスタート。大型案件の提案・運用に携わる。入社5年目でマネージャーに就任。エフ・コードへ転職後、現在は広告事業部の部長を務める。
新卒で2016年に前職のデジタル専業の広告代理店へ入社し、約6年在籍しました。
就活の経緯としては、大手総合代理店に絞って応募しました。今では甘い考えだったと思うのですが、普通はまずは内定を取るべく幅広く企業を受けるものだと思いますが、自分の中のこだわりもあり、結局4社程度しか受けませんでした。蓋を開けてみるとスムーズにいかず結果どこからも内定をもらえずに就活が終わってしまいました。
当時の思いとしては、過去の経験から「人生の節目で自分の気持ちを無視した選択をすると後悔が続く」と感じていた為、就職留年をすることにしました。 同時に、当時支えてくれた両親や周囲への感謝もあり、会社に依存せず自立したいという思いも強くなってきました。
そういった経験から、成長市場へ身を置くこと、また、若手の比率が多い会社でなるべく早く経験値を積みたいという思いから、総合広告代理店ではなくデジタル市場へも視野を広げました。
これらの経験が、以降のキャリア形成や仕事観の出発点だったと思っており、「自分の意思で選び、責任を持って動く」という姿勢の原点となっているように思います。
翌年の就活でオプトに拾っていただき、入社を決めました。
デジタル広告のコンサルタントとして、お客様のデジタルプロモーションの投資効率を最大化する仕事をしていました。具体的には、数千万円から数億といった広告予算を預かり、GoogleやMetaなどのデジタル広告を活用してプロモーション施策を展開、その結果得られるコンバージョン(売上など広告の目的となるもの)を最大限増やすというものです。
複数のクライアントを同時に担当し、成果を最大化の為のご提案とその施策実行、かつ結果のご報告を行うのが主な業務でしたね。担当社数は大小含め多い時で10社、平均5社程度を担当していました。
特定の案件に特別な思い入れがあるわけではなく、どの案件にも全力で取り組んできたと記憶しています。ハードな案件も多くあった印象です。(笑)
ただ、年次問わずプロとして大きな金額を扱う責任を持ち、顧客に対峙する立場である為、しんどさと向き合いながらも胆力や仕事の進め方、考え方や説明する力、問題を定義する力など基礎体力を付けることが出来たと思います。 そんな数年間を過ごす中で、喜んだり、悔しがったり、喜怒哀楽の総量が学生の時より多い、濃い毎日だったなと感じています。
人間関係を含めて環境には恵まれていた中、自分の甘えもありコンフォートゾーンにいることを自覚していました。もともと若いうちに何度か環境を変えようと決めていたこともあり、新しい環境へ飛び込むことを選びました。
当時だと、年齢的には別の業界の選択肢もあったのですが、全くの異業種や異なる職種に移る場合、抽象的な部分ではこれまでの経験が活きるかもしれませんが、具体的な能力や経験という点では活かしづらい場面が多いのではと感じていました。
そうなると、また一からオペレーション業務などを積み重ねて、信頼を得ていく...そんな流れになると感じ、それ自体が悪いことだとは思いませんが、「これまで積み上げてきたステップを、もう一度最初から踏む」という見方もできると感じました。
だったら、これまでの経験を活かせるフィールドで、より抽象度の高いオーダーを任せてもらえるような環境を選ぼうと考え、同じ土俵の仕事を選び、エフ・コードへと至りました。
現在は広告事業部の部長として、約10名のメンバーをマネジメントしています。20代後半のメンバーが多く活躍しているチームですね。私自身の業務は、プレイヤー業務の比重は1割ほどで、主にチーム全体の進行管理やリソース調整、案件管理、数値目標の達成に向けた意思決定を担当しています。
メンバー単位だと、各メンバーが5社程のクライアントを担当し、そのプロジェクトの「オーナー」的な立場で、オーナー自身が提案からレポーティングまで全て一人で実行します。そうはいっても、孤独に業務に向き合うのではなく、先輩やチームメンバーに頼りつつも、自分が責任を持ってプロジェクトを進めていくスタイルです。
「他に人がいなかった」というのも正直な理由かもしれませんが、自分の職域を限定せずに必要な仕事には手を出す、というスタンスが評価されたのではないかと思います。
「一人広告代理店」のように、ヒアリングから提案・実行・レポーティングまで一気通貫で関われる点です。労働集約型の広告業界では分業制が進んでおり、大手代理店では限られた領域しか担当できないケースも多いです。一方当社は良くも悪くも規模がまだ小さい為、全体像を一人で見ることができ、プロジェクトを進める実感ややりがいを感じられると思います。
当社には大手総合代理店出身の役員がいるんですが、その影響もあって、この規模の会社としては珍しく「規模の大きな案件がある」というのが特徴だと思います。
「若手のうちから規模の大きい案件を分業無く広範囲に携わることが可能」という意味ではうちは稀有な代理店だと感じます。
エフ・コードの特徴の一つでもあるのですが、提供できるソリューションの幅がすごく広いんですね。たとえば、広告運用だけではなく、SaaSの提供やサイトの分析、サービス改善の提案など、さまざまな角度から支援することができます。
マネジメントという観点でも、前職時代にもチームマネージャーとして管理に携わることはありましたが、最終決定権を持っていたわけではありませんでした。今は、すべての最終判断を自分で行うという立場なので、その点はこれまでになかった経験として、やりがいを感じています。
強制的な集団行動はあまり無く、適度な距離感と自立を重視した雰囲気を感じます。組織としては自律分散型が理想で、メンバー同士フラットにそれぞれの役割を担い、責任を持って業務に向き合っていけたらと感じています。
状況の抽象度を上げて物事を捉えてほしいということはよく伝えています。何か問題が生じた際も、一歩引いた視点を持つことで、感情に流されず、課題を一般化して解決する道筋が見えることもあると思っています。
「最後まで自分ごととして捉える姿勢」は、エフ・コードに入ってから特に強く意識するようになりました。
たとえば、何かトラブルが起きたとき、それを「自分のコントロール範囲外の出来事」として、どこか他人事のように捉えてしまう方が、気持ちとしては楽かもしれません。
でも、「自分の行動や視点を変えることで、状況を良くできる可能性がある」と考えるようになると、実はメンタルの安定にも繋がりますし、チーム内での対話も自然と前向きになっていくんです。
仲は良いと思いますよ。年齢が近いメンバーが多く、協力的な雰囲気です。ただし部活みたいな仲良し集団というよりは、あくまで自立した個人同士が尊重し合って働いている印象です。
月次で全員と1on1を行っています。主なコミュニケーションの場はその1on1ですね。業務でのつまずきや、振り返りを話してもらう時間として活用しています。
他にも、キャリアやプライベートなど、実務とは直接関係ない対話から本人の状態を見たり、お互いの理解を深めたりしています。
会社全体としてはM&Aを繰り返しているため、今後も強みの尖ったグループ会社がジョインし続ける環境だと思います。その中で、広告部としてどんな強みを持ち、どこで戦うのかを定め、グループ全体の中での位置づけをクリアにすることが必要だと思っています。
例えばブランディング領域など、他グループ会社が担っていない領域に踏み込むことがひとつの方向性です。
新規案件の獲得により注力したいと考えています。さらに、グループ内での人材交流や留学制度などを通じて、多様なキャリアを描けるようにしていきたいです。
素直でやる気がある人ですね。特別なスキルよりも、環境を受け入れて前向きに走れる人の方が活躍できると感じています。
分業制の大手ではなかなか経験できない「業務全体を俯瞰して進める力」が身につく環境です。自分で考え、行動し、学びを得たい方にとってはとても良いフィールドだと思います。
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