こんにちは、株式会社EXIDEAのWebメディア事業部です。
本記事をご覧いただき、ありがとうございます。
この記事では、弊社への採用応募や選考受検をご検討いただいている皆さんに、一緒に働く人のことや、仕事内容を少しでもお伝えして、イメージや理解を深めていただきたいと考えています。
今回は3月で入社3年目を迎えるWebメディア事業部の伊東 玲那さんにインタビュー。
元は全くの未経験から転職してWebマーケティングの世界に飛び込んだ伊東さん。
今では事業部を代表する活躍を見せてくれているメンバーの1人です。
彼女の活躍の秘訣と取り組んでいる仕事をご紹介します。
インタビュイー:伊東 玲那 インタビュアー:山本 直樹
「お金に対するイメージを少しでも良くして、幸せな人生を送れる人を増やしたい。」それが私の原点。
ーーインタビューのご協力いただき、ありがとうございます。初めに簡単な自己紹介をお願いできますか?
Webメディア事業部に2021年3月に入社した伊東 玲那(いとうれいな)です。
前職はりそなホールディングスで、新卒で入社してから約5年間個人資産家や中小企業経営者を中心に営業をしていました。
金融系をファーストキャリアに選んだのは、お金はどこでどんな人生を送っていても、必ず関わるものだからこそ、知識の有無でお金との付き合い方や人生の豊かさが変わると考えていたからです。
仕事自体にはやりがいを感じていたのですが、Webの力を使って困っている人に必要な情報をスピーディーに届けたいとの思いから、未経験ながら新世界に飛び込むことを決意し、EXIDEAに転職しました。
入社当時の写真(左から伊東・樽見・新井・今井)
ーーもうそろそろ入社3年目ですね、今はどんな仕事をしているんですか?
現在は、自社の総合比較メディア「HonNe」のグロースハッカーとして仕事をしています。
HonNeでは、通信(Wi-Fiなど)やウォーターサーバー、ガス、電気など個人の生活に関わるジャンルや、法人カードや経費清算システム、会計ソフトなど仕事に関わるジャンルまで幅広いコンテンツがあります。
その中で私は、前職の経験を生かして金融ジャンルを担当していて、主にSEOの戦略組みやコンテンツ分析・改善、新規記事作成等をひとりで一貫して行っています。
社内では自分たちがしている仕事を「グロースハッカー」とよく言っていて、主にSEOを手段として本当に良い商品やサービスを適切なユーザーに届ける仕事だと考えています。
▼伊東が作成している金融ジャンルのコンテンツ例
ーーWeb未経験でも前職経験や専門知識を生かせるのはいいですね。伊東さんの目標や目指していることって何かありますか?
私のミッションは、「Webを通して金融アレルギーを少しでも改善すること」。
前職の話ですが、日本人って特にお金の話をオープンにする人って少ないと思っていて。国民性だと思うんですけど、少し踏み込んだお金の話をすると、「もうその話はいい!いらない」ってお金アレルギーを持っている人が本当に多かったんです。
一方で、お金に関しての課題とか悩みはほとんど全員が常に持っているんですよね。けどお金の話は聞きたくない、なんか怖い、危険そう、複雑そうっていう感じのアレルギーが先行してしまう感じ。
課題や悩みをどうにかしたいとみんな思っているけど、いかんせん金融系の話は難しい。
忙しい毎日の中で、お金に関しての悩みを解決する時間がないまま気付いたら定年退職なんて人も大勢いました。
ところで、みなさん調べものってどうやってしますか?ほとんどの方はWebではないでしょうか。
気軽にWebで検索をして私のコンテンツに出会ってくれたユーザーさんには、人生を1mmでもいい方向に向かわせてあげられるようにしたい。
そんな思いで日々コンテンツに向き合って、「Webを通して金融アレルギーを少しでも改善すること」というミッションが達成できれば嬉しいです。
1CVは、1人の人生。だからユーザーのことを考え抜く。
ーー確かに、お金って身近で実は遠い存在かもしれないです。今度相談させてください(笑)。話変わって、最近とても活躍されてると伺ってます。どんな成果を挙げられたのでしょう?
今月(2023年2月)だと、見込みですが、担当しているジャンルの合計で単月で約450件のCV(コンバージョン)を生み出すことができました。
コンバージョンというのは、私が作成したコンテンツを見て、サービスを申し込んでいただいた数のことです。
ーーすごいですね!どうしてそんな成果を生み出せるようになったんですか?
正直、やっと成果らしい成果を出せてきたなーというところですが、ここまで血の滲むような苦しい時期もたくさんあって。
ちょうど1年前の2022年2月はCV数1件だったので、成長率は脅威の450%です。笑
今振り返ると、CV数を上げるために意識していたことは3つです。
①ユーザーの人生を考える。
②正確な情報をスピーディーに発信する。
③関連法律を理解しコンテンツを作成する。
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①ユーザーの人生を考える。
大げさだなって思いましたよね(笑)。
でもこれはWebメディア事業部の全員そう思っているんじゃないかなってくらい大切にしている考え方で。
例えば、CV数450って数字で見たらそれ以上も以下もないですけど、この450という数字は、毎月450人のユーザーの人生に影響を与えているってことなんですよね。
だからこそ、コンテンツに訪れるユーザーはどんな人生の中でどんな悩みを持っていて、何を解決したいのかを真剣に考える。
そうやってユーザーの人生を考え続けることでいいコンテンツに育っていった気がします。
具体的には、紹介する商品の優位性だけでなく、その優位性が生活の中でどういった変化をもたらすかを考えて記載する。
例えば、特典として空港ラウンジサービスが使える法人カードがあった時に、その事実だけでなく「空港での待ち時間でも時間を無駄にすることなく、静かな空間で仕事を進めることができる。」などまで記載することがあります。
事実だけでなくそういった実際の生活でどのようないい変化があるのかを想像できる状態にしてあげることでCV数が上がっていきました。
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②正確な情報をスピーディーに発信する。
これは当たり前ではあるんですが、良くも悪くもユーザーの意思決定の判断となる情報は、常に正確である状態を維持していました。
特にキャンペーン情報などは移り変わりが激しいので最低月1回は全てのキャンペーン情報を必ず最新化しています。また商品スペックなどが変わることもあるので、常に新しい情報がないかアンテナを張り巡らせています。
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③関連法律を理解しコンテンツを作成する。
特に金融系のジャンルは人の生活に大きな影響を与える可能性があるジャンルとして、景品表示法などの法律系も厳しくチェックされているので、意識していました。
具体的には、根拠がないのに「人気NO.1」とかそういった言葉を使わないなど。キャッチーで目立ちもするので結構使っている他社サイトなどもあるのですが、長い目で見ると順位が下がっていたりもします。
そういった理由からもHonNeでは、法律遵守を基本にユーザーを誤誘導させるような表現を使わず、あくまで第三者視点で公平に比較することをポリシーにコンテンツ作成を行っています。
想像力を働かせて諦めずに日々改善を重ねた結果、徐々に上位表示されるコンテンツが増え、「法人カード おすすめ」「法人カード 比較」などのビックワード(検索する人が多いキーワード)でも1位で表示されるようになりました。(2023年2月取材日現在)
「すばらしい」では足りない。1位になってからがグロースハッカーの仕事。
ーーコンテンツを作る、メディアを運営するって裏側にいろいろな努力があるんですね。伊東さんがグロースハッカーとして大切にしている考え方ってなんですか?
普段の仕事は、GoogleでのSEO(Search Engine Optimizationの略:検索エンジン最適化)が中心です。
要は検索エンジンで検索をした時に、広告などを除いて1位表示を目指してコンテンツの改善をしていくイメージです。
なので、どうすればGoogleで上位表示ができるのかを常に考えているのですが、迷ったり焦ったりした時には「Google が掲げる 10 の事実」(https://about.google/philosophy/?hl=ja)を見返すくらい大切にしています。
これはGoogleの企業指針みたいなものなんですけど、中でもこの2つは特に大切にしています。
<伊東が大切にしている2つの指針>
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
10. 「すばらしい」では足りない。
業務をする中で、やっぱり売上で仕事を評価される部分って大きいと思うのですが、常にユーザーが良い意思決定ができる比較コンテンツであることを第一に考えていますね。
世の中には小手先のSEOテクニックの情報なんかも溢れるほどあるのですが、ユーザーにとって意味のないことやマイナスになることって、最初は良くても順位下落に繋がったりもあって。
だからこそ、ユーザーに焦点を絞った本質的な改善にはこだわっています。
“10. 「すばらしい」では足りない。”については、なんかグッとくるから好きで(笑)。
文章の中には「Google にとって一番であることはゴールではなく、出発点に過ぎません。」という一文があって、これは意識し続けたいことの1つです。
SEOでは検索結果画面での掲載順位を上げることに注力しますが、1位表示してからがグロースハッカーの仕事だと思っていて。
そこからはじめてマーケットの悪いところを変えていけることだったり、有名ではないけど本当にいいものを広めていけたりといった権利を手にするんですよね。
今まさに業界の中でトップレベルの位置に立ったばかりなので、ここからがグロースハッカーの仕事の醍醐味だと思っています。
トップの信頼性があって初めてできることもたくさんある。
例えば、広告主に商品改善の意見を言って改善してもらうことで、ユーザー満足度を高めることもできるし、ユーザーのことを考え抜いた自分だからこそ、ニーズを反映したプロダクトを作ることだってできる。
ユーザーの中で顕在化していない潜在的なところまで先回りして、「すばらしい」を常に超えることを意識しながら、より良い社会を作る一角を担えたらと日々思っています。
ーーこれって当たり前のようで中々難しいような気がしていて。なぜそういった考え方を身につけることができたんですか?
売上ゼロの期間から抜け出せたタイミングで本当の意味で身についた感じがします。
金融ジャンルを担当してから1年半程ほど経ちますが、最初の半年間はほぼ売上がゼロという人生の中でも上位にランクインする地獄の期間がございまして...(笑)
今思えば、その時は自分の売上を上げることだけを考えていて、「顔の見えないユーザーのことなんてわからんし考えてられんよ!」と思っていました。(小声)
うまくいかなかったことは数えきれない程ありましたが、狙いたいKW(検索結果で上位表示させたい検索キーワード)をコンテンツに詰め込み過ぎて読みづらくなってしまったり、ユーザー人気の低い商品を推してしまったりなど...。
そんな時期を経て、簡単な仕事ではないことをやっと理解し(笑)、事業部長の瀬田が常に言っている「ユーザーのことをちゃんと考えてる?」に改めて向き合う中で、自分に落とし込むつもりで「Google が掲げる 10 の事実」を読みました。
そこからは徐々にいい形で売り上げが上がるようになり、自分の血肉になりました。
ーーなるほど。痛みを伴う経験から自分の根幹となる考え方を作っていったんですね。とはいえ、日々変化のスピードが早い業界・仕事だと思うんですが、情報のキャッチはどうしているんですか?
TwitterやSEO情報をスピーディーに発信しているWebサイトなどで情報を取り入れています。特に旬な情報はTwitterで仕入れることが多いです。
私の上司であるアメリカ支社の代表青木はアメリカのSEO・マーケティングカンファレンスなどに参加していて、海外最新情報などもそこから取り入れていたりしますね。
また、他メンバーのナレッジについては、チームのナレッジやノウハウの一元管理ができる情報共有ツール「Confluence」を利用して情報が共有できるようにしています。
特にConfluenceの情報では実際に行った施策やその効果などがシェアされているため、そこから自分のジャンルでも転用できそうなものを試してみたりもしています。
実際にWebメディア事業部で活用しているConfluenceの画面
社内でも複数のサイトを運営しているので、その情報にアクセスできて実際に試せる体制が作れているのは、事業部としても大きな推進力になっていると思います。
ーーありがとうございました!最後に伊東さんの”らしさ”や人生の目標を教えてください。
元気に、健康に、HAPPYに過ごすことです!(大真面目)
まずは自分が幸せでいてはじめてGiveの精神が心から沸くと思うので。
そんなマインドで過ごす中で出会った本当にやりたいことには、真正面から向き合って、できる限りを尽くせるパワフルな人間でありたいと思っています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
いかがでしたか?
最後に、Webメディア事業部では、以下のポジションで採用を行なっています。
ご興味ある方はぜひお会いできることを楽しみにしています。
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