4月にエンジニアとして入社した村井と申します。ここでは私がどのような経緯で入社したかを綴っています。これからエキサイトに入社される方、検討されている方のご参考になれば幸いです。
コンピュータとの出会い、そして情報学部へ
私が初めてコンピュータに触れたのは中学生の頃のことです。きっかけは、「PCゲームがしたい」という純粋な好奇心でした。しかし、実際に遊んでいるうちに、ただプレイするだけでは物足りなさを感じ始めます。
「自分で作ったゲームを遊べたらもっと楽しいのでは?」── そんな思いが芽生え、独学でプログラミングを開始。Android向けのモバイルゲームやアプリを開発・リリースするようになりました。RPGゲームやスポーツ記録アプリといったシンプルなものでしたが、一部の作品はGoogle Playの急上昇にあがり、多くの人に触れてもらえたことで、「自分の作ったものが世の中に届く」ことの喜びを実感しました。
この体験を通じて、もっと本格的にコンピュータを学びたいと思うようになり、コンピュータ理工学部に進学。大学では技術力を深めるとともに、オンラインジャッジシステムの研究開発に携わりました。そこでは、すでに多くのユーザー数を抱えるサービスの運用・保守・拡張を担当。大規模なリファクタリングを主導しました。それは既存のコードを全て書き換えるほど大規模であり、運用中のサービスと共存させながらコードを書き換えるものでした。サービスを改善していく過程で、現場での技術力と責任感の重要さを学びました。
趣味から、仕事へ
私にとってコードを書くことは、純粋な楽しみであり、趣味のひとつです。アプリを作成する際のワクワク感や、試行錯誤しながら動作を改善するプロセスでの面白さに魅了され、時間を見つけてはツールやアプリを開発してきました。しかし、大学で専門的に学び、個人での開発を重ねるうちに、「この技術を活かして、世界にインパクトを与える革新的なサービスを生み出す仕事がしたい」と強く思うようになりました。一方で、当時の私はまだ実務経験がなく、エンジニアとして働くことがどういうことなのか、あるいは現場で求められるスキルやマインドについて、具体的なイメージを持ちきれませんでした。そんな中、研究室の同期で、すでにエキサイトに内定が決まっていた友人から、サマーインターンシップを紹介されたのです。私は自分自身の視野を広げるチャンスだと感じ、参加を決意しました。
インターンで見えた可能性
インターン前の面談では、役員の方とも直接お話させていただきました。そこで感じたのは、自分と似た視点や思想を持つ方々がここにはいる、という安心感でした。
実際のインターンでは出社しながら、実際の現場での業務に携わらせていただきました。社員の皆さんはとてもフラットかつ温かく迎えてくださり、すぐにチームの一員として受け入れていただけたことがとても嬉しかったです。実務では、実際のプロダクト開発に関わる課題に対して、自分なりに考え、手を動かし、解決に向かっていくプロセスを経験しました。その中で、リアルなプロダクト開発のスピード感や、チームとして成果を出すための密なコミュニケーションの重要性、そして相手を尊重したフィードバック文化の大切さを、肌で感じることができました。
テックブログ:https://tech.excite.co.jp/entry/2023/09/26/143518
何より印象的だったのは、自分と考えが近い方とたくさん出会えたことでした。技術に貪欲な方や台頭するAIの捉え方など自分と近しい方々がたくさんいらっしゃると感じました。「この環境なら、もっと自分の力を発揮できる」「もっと挑戦していける」という実感を得られたことは大きかったです。ただタスクをこなすだけでなく、自分の考えを伝え、価値を生み出すことに対して向き合える環境がここにはあると感じました。その実感は、私がこの会社を志望する大きな決め手となっています。
これから目指すエンジニア像
これからの時代、AIの台頭や技術の進化によって、単なる「技術屋」としてのエンジニアの価値は確実に変わっていくと思います。私は、「AIに使われるのではなく、AIを活かして新しい価値を生み出せるエンジニアになりたい」「技術だけでなく、ビジネスや社会全体の構造にまで視野を広げ、自分の力で“ゼロからイチ”を生み出せる人でありたい」と思っています。また、エキサイトで経験した自分で考えるという環境・無駄のないスピード感が、自分の価値をさらに高めることができると確信しています。そのためにも、これからも技術に貪欲であり続け、さまざまな領域に挑戦しながら、自分の可能性を広げていきたいと考えています。