4年秋に他社の内定を辞退。化粧品業界を目指した文系大学生がなぜエキサイトに?【25卒入社エントリ Vol.2】
はじめまして!この春、エキサイト株式会社に入社しました、25卒ビジネス職の中居ゆずです。
私は元々、化粧品業界を目指して就職活動を進めていました。長年の夢であった業界から内定をいただき、内定者アルバイトまで経験していた私が、大学4年生の秋にして、全く想定していなかったIT業界に飛び込み、エキサイトへの入社を決意しました。
本記事では、そんな私の就職活動と今後の目標について率直に綴ります。拙い文章ではありますが、これから就職活動を始める方や将来に悩んでいる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
1. 化粧品への憧れとビジネスへの入口
私が化粧品に興味を持った原点は、中学・高校時代に遡ります。
当時、私は英語演劇部に所属し、オリジナル脚本の舞台を創作・上演していました。日々、華やかな衣装や舞台装飾に囲まれる中で、特に「メイク」の力に魅了されていきました。その頃の私は自分に自信が持てず、人前に立つことも苦手な性格でしたが、化粧をして舞台に立つと、自分の表情も気持ちも明るくなっていくことを実感しました。
「メイクには、外見だけでなく、内面も変える力がある」そう気がついた時、自分と同じように悩みを抱える人たちに、化粧品を通して自信を届けたいという夢が生まれました。
この想いを実現するため、大学では日本企業のマーケティング課題をテーマに研究活動を行い、ブランド価値の創出や発信のあり方について学びを深めました。また、より実践的な学びを得るため、RaaSモデル(Retail as a Service:小売業に関するナレッジとIT技術を組み合わせてサービスとして提供するビジネスモデル)を導入している企業にて長期インターンシップに参加。インターン先では、まだ世の中に知られていない商品やサービスをリアル店舗で直接体験できる場を提供しており、私はその中で、店舗運営や営業、広報といった幅広い業務を経験しました。そして、BtoCとBtoBのビジネスの違いを肌で感じながら、ビジネスに対する興味を深めていきました。
こうして化粧品業界を目指してまっしぐらな学生生活を送った私は、就職活動も自然と化粧品業界1本に絞って挑戦。無事、大学3年生の秋に内定をいただくことができました。
2. 違和感の訳
内定後は、内定者アルバイトとして店舗業務に携わることになりました。実際に店舗に立ち、お客様のお悩みを聞きながら自社商品を提案し、手に取っていただく。まさに、自信を届ける仕事ができている実感がありました。
「この仕事がやりたかったんだ」と感じる一方で、どこかに心の引っかかりのようなものもありました。振り返れば、大学生活を通じてビジネスというものに触れ、特に長期インターンシップのBtoB営業では、クライアントに合わせた提案の自由度や、自分の成長が直接成果に繋がるやりがいを強く感じるようになっていました。
──もっと新しいことに挑戦したい。
そんな想いが強くなり、4年生の9月末、就職活動を再開することを決意。夢だった仕事を捨てることになるかもしれない不安もありましたが、周囲に支えられながら、まったく視野に入れていなかったIT業界への一歩を踏み出しました。
3. IT業界という未知の世界へ
この頃の私は、IT業界と聞いてもまったくピンとこない状態でした。
エンジニアのような専門スキルもない、ただの文系大学生の私に何ができるのだろう。
IT=理系の人の世界。なんだか難しそう。自分とは縁のない世界。
そんな私の考えが大きく変わったのは、SaaS(Software as a Service)というビジネスモデルとの出会いがきっかけでした。親族がSaaS企業で働いていたこともあり、話を聞くうちに、SaaSとは「サービスを売る」のではなく、「サービスを通じて、お客様の課題を解決する」ビジネスであることを認識しました。
これが、私がやりたかった“誰かのため”になる仕事かもしれない。そんな予感が、未知の世界だったIT業界に対して、挑戦してみたいという気持ちを芽生えさせました。そして、挑戦を追い求める中で出会ったのが、エキサイト株式会社でした。
エキサイトは、コングロマリット経営で多様な事業を展開し、新規事業にも積極的に取り組んでいる。正直なところ、エキサイトの解像度は低かったものの、それでも、ここなら自分らしく挑戦できるかもしれないという直感を信じて、思い切って選考に挑むことにしました。
印象的だったのは、1次面接。
問われたのは「将来どんなビジネスをやってみたい?」という質問でした。私自身のビジョンを深掘りする質問が中心だった記憶があります。自分の想いを言葉にし、フィードバックをいただく中で、エキサイトが本気で新規事業に取り組んでいる会社であることを肌で感じました。
さらに選考の過程では、新卒で入社し、現在最年少マネージャーとして活躍している先輩社員との面談もあり、年次に関係なく活躍できる環境があるのだと、ワクワクしたことを覚えています。
4. 「あなたの成長意欲は今はまだ、ただのわがままだ」
エキサイトの選考が進む中で迎えた、SaaS/DX事業の役員・大熊さんとの出会い。
これが、私のエキサイトへの入社志望度が一気に上がった瞬間でした。
面接が始まって数分も経たないうちに、私の性格や考えを数分で見抜いた上で、大熊さんが担当している「FanGrowth」というサービスやエキサイトの魅力を熱く語ってくださりました。さらに、内定後の面談にて、大熊さんから採用理由を伺った時、私が受け取ったのは鋭いフィードバックでした。
「自己成長を追うあまり、他者に目が向けられていない。今のその成長意欲は、まだ“わがまま”や“自分本位”に見える。これからは、それを“誰かのため”に向けていけるようになってほしい」
一瞬、言葉を失いました。
しかし、その後に続いたのは温かい言葉でした。
「だからこそ、エキサイトという場所で、小さな成功体験を積んでいってほしい。その成長が、いずれは組織やお客様への貢献に繋がっていくから」
この言葉を聞いたとき、 この人のもとで働きたい。ここで自分を変えたい。
そう心から思い、エキサイトへの入社を決意しました。
6. 最後に
改めてにはなりますが、私がエキサイトに出会ったのが、大学4年生の10 月でした。今、学生さんの中には就職活動や自分の将来について不安を抱えている方もいらっしゃるかと思います。
しかし、「ここで働きたい」「こんな社会人になりたい」と思える場所に出会えるまで、どうか諦めることなく突き進んでいただきたいと思います。
私自身、エキサイトでの半年間の内定者インターンを通して、エキサイトと出会えるまで就職活動を続けてよかったと確信しています。そして、エキサイトへの入社を選んだこの決断を、これから正解にできるよう努力し続けたいと思います。
今の私の目標は、今いただいている環境に感謝し、一刻も早くFanGrowthに貢献できるようになること。
そしていつか、エキサイトに興味を持ってくださった皆さんと、一緒に挑戦できる日を楽しみにしております!