こんにちは。
エキサイト株式会社の2024年度新卒入社でデザイナー職として入社をしました、齋藤 歩(さいとう あゆむ)と申します。
私は法学部という縁遠い世界からデザインの世界に飛び込み、デザイナーとしてエキサイトにジョインしました。今回は、その思いや背景を入社エントリとしてお話したいと思います。
本記事が、非デザイン系学部出身でデザイナー職に興味がある方にとって、モデルケースとして今後の就職活動の一助となれば幸いです。
私が、齋藤歩です
2002年に静岡県に生まれ、高校まで地元で過ごし、名古屋にある大学の法学部に進学して主に政治学・行政学を専攻しました。
大学での研究対象は議員記章、俗に言う議員バッジです。議員バッジは国会議員の代名詞ともとれるほど認知されている一方で、一般国民にとってその真相は謎に包まれていることに強く興味を持ちました。
研究では、成立過程や制度上の存在意義について歴史や法令の観点から解き明かすことはもちろん、日本の議会政治は慣例を重んじることから、政治文化的側面からもアプローチする必要があります。そのため現職の国会議員へのインタビューなどの実務も重視した研究も行ってきました。
議員バッジを対象とした学術論文は存在せず、実は私が第一人者だったりします。
議員バッジ(レプリカ)
仕事としてのデザインとの出会い
大学入学後、学内アルバイトの募集メールを偶然目にし、学内のシステムを管理する部門でアルバイトを始めました。業務は主にキャンパス内の窓口で、学生のIT活用をサポートするヘルプデスク業務です。
当時(2020年)の大学はコロナ真っ只中であり、学生はキャンパスに出向くことが難しく、ヘルプデスクはオフラインでの対応に限定されていました。
「学生のIT活用をオンライン上でサポートするポータルサイトを立ち上げよう」
課題に気づいた私とコーディング担当の2人で、ポータルサイトの開発に取り組むことになります。私は主にUIデザインを担当し、これが仕事としてのデザインとの初めての出会いでした。
中学・高校時代にサイト運営やAdobe XDを使用してモバイルアプリのUIを考えるなど、これまで趣味でデザインには触れていましたが、仕事としての責任を持ってデザインし、定量的にも成果を上げる体験は興味深く「仕事としてデザインをやっていこう」と決意しました。大学2年生最後のことです。
約3年間で最終的には8名ほどのチームになり、取りまとめ役としての働きを求められるようになりました。GitHubの導入や属人化しないためのコーディングルールの策定、メンバーの適性に合わせたタスクの調整など、チーム開発の醍醐味、難しさも経験した大学時代でした。
学生時代に開発していたプロダクト
実務から体で学んだ2年間
デザイナーを目指すと決意し、就活に向けて動き出すのですが、美大でもなくデザイン系でもない私は、他のデザイナー志望の学生とは技術面・知識面ともに大きく差がある状態でした。
そこで「実務に近い体験から習得していこう」と思い立ち、就業型のインターンを探す中で出会ったのが、エキサイトの長期の就業型インターン「Booost!!!」です。
「Booost!!!」では、バナー制作をはじめUIデザインからマークアップまで、2ヶ月という短い期間とは思えないほど幅広い領域のデザイン業務を任せられます。
インターンを通じて、デザインを検討する上での事前準備(コンセプトの言語化・競合他社のクリエイティブから傾向などをリサーチ・ムードボードの作成等)の重要性から、PhotoshopやFigmaなどのツールの使い方、マークアップの作法やGit / GitHubを用いたチーム開発の手法など、デザイナーにとっての「基本の基」を学びました。
社内ミーティングにも参加できたことで情報へのアクセスも社員に近く、デザイナーとして働く解像度が上がる環境だったのも魅力的でした。
インターンでの初業務で学んだことをブログにまとめていますので、こちらもご覧ください!
エキサイトでのインターンを終え、さらに力をつけたいと考え、エンジニア向け情報共有プラットフォームを運営する企業でもデザイナーとしてアルバイトを行いました。そこではReactを使用したフロントエンド開発にも挑戦をし、フロントエンド領域への興味や技能も深めました。
怒涛の就活期間を経て、インターンでの経験で入社後のイメージがしやすかったこと、そしてなにより、ともに働く方々の真摯なお人柄に惹かれたことから、エキサイトに入社を決めました。
内定から入社までの1年2ヶ月は、内定者アルバイトとしてメディア・プラットフォーム事業部にジョインし、新規プロダクトの立ち上げにUIデザイン・フロントエンド担当として参画や、ウーマンエキサイトの漫画連載のバナー作成、社内イベントのデザイン、エキサイトブログのUIデザイン・フロントエンドなど様々な業務を経験しました。
デザインとエンジニアリングの両利きで事業に貢献したい
先述の通り、私はデザイン(主にUI)+エンジニアリング(フロントエンド)というスキルアセットに重きを置いて活動をしています。しかしながら双方とも発展途上であるため、今後はここにさらに磨きをかけ、デザインとエンジニアリングの両利きで事業に貢献できるような人材を目指したいと思います。
特にデザインシステム・コンポーネントライブラリの構築には強い関心があり、「UIデザインの仕組み化」によって、デザインの一貫性・再現性・非属人的・スピードが担保されたプロダクト開発の基盤を整備する取り組みができたらと考えています。
内定者時代にも積極的にテックブログを投稿していましたが、今後もインプットだけでなくアウトプットにも注力していきたいと思います。
【執筆したテックブログの一部】