最初に皆さんに質問があります。
「魚がたくさん泳いでいるけれど、釣り人でびっしりの釣り堀」と「魚がたくさん泳いでいるけれど、釣り人は空いている釣り堀」があった時にどちらを選びますか?
おそらく、後者を選ぶ人が殆どだと思います。ではもう一つ付け加えます。釣り堀の利用料は後者の方が安いです。
さあ、どちらを選びますか?
後者だと思います。
ではもう一つ付け加えます。前者の釣り堀はずっと慣れ親しんだ地域にあって隅から隅までシステムも魚のくせも分かっています。後者の釣り堀はいったことがなくて、経験がありません。準備をせずにいって全然釣れなかったといって帰ってくる人の噂も聞きました。まだまだ知り合いでその釣り堀でたくさん釣っている人も少ないです。
となった時に後者を選べるでしょうか?もしくは前者も継続しながら、後者も試してみるということが出来るでしょうか?
釣り堀がなんの例えかはもうわかると思うのですが、現実的には混んでる釣り堀でポイントを変えてみたり、餌を変えてみたり、ロッドを変えてみたりを「工夫」して頑張る釣り人が大半だと思います。
もしくは、前者の釣り堀と全く同じやり方で空いている新しい釣り堀でそこにあったやり方、道具を持っている人に教えてもらいながらではなく、いきなり自己流で釣り出して失敗するという人もいます。
合理的な方法は何か。空いている釣り堀でそこに熟練した人にお願いする、お金を払うなどをして空いている釣り堀に適したやり方で釣ることではないでしょうか?
前者の釣り堀でしか釣りをしたことない人同士で話し合っても絶対にそれは出来ません。
さて、では私の場合はどうしてるかというと、最も釣り堀の魚に対しての釣り人の密集度が低い釣り堀で、その釣り堀のベストポイントで最高の道具と餌で、上位5%以上の魚体のものだけを釣るのに特化して釣りをすることを何年もかけて実現させてきました。
そして、それを一緒にやりたいという友人と分かち合っています。もちろんそのお礼も受け取りながら。
釣る前に「あそこの釣り堀は」と語るのではなく、その釣り堀で釣りがうまくない人と一緒に釣るのではなく、その釣り堀の名人と一緒にまずはその釣り堀で一緒に釣りをしてみるというのも一つだと思います。釣り堀の費用は全部含めても前者の釣り堀と変わりませんし、前者の釣り堀よりも大物を釣ることも十分に可能なことを名人として約束します。
※分かりやすいようにエッセンスをデフォルメして「釣り堀」として書いています。現実的にはもっと複雑ですし、例えているものを「釣り」のように感じたことは一度もありません。日本語の用法で「一本釣り」など「釣り」に例える用法もあることから今回は釣りに例えてみたので誤解なきようお願いします。