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【フードスタイリスト シリーズ】食の知識を生かして、『DELISH KITCHEN』ユーザーの悩みを解決する特別なレシピを作りたい

※この記事は、株式会社エブリーのオウンドメディア「every.thing」にて2020年8月21日に更新されたものです。(https://everything.every.tv/20200821/

佐藤ゆか
DELISH KITCHENカンパニー ユーザーグロース部 メディア企画グループ
介護老人保健施設、保育園にて管理栄養士として勤務後、お子さまとのクッキングや料理教室などの食育活動、コラム執筆等を中心に活動。『DELISH KITCHEN』では1週間の使い切り献立や塩分控え目レシピ、糖質オフレシピなどを、忙しいときでも苦にならず「料理が楽しい!」とたくさんの方に感じていただけるようなレシピ作りを心がけて考案中。

『DELISH KITCHEN』の全レシピは、「食」のプロである管理栄養士などの資格を持ったスタッフの手で作られたものです。ユーザーの皆さまにも、お伝えしていくことでサービスの安心感や信頼性を高めていきたいという思いから、レシピ考案者の情報が公開されるようになりました。サービスのコアとも言えるレシピを支えている彼女たちの思いとはーー「DELISH KITCHEN フードスタイリストシリーズ」として紐解いていきます。

働ける現場のイメージがガラッと変わった

ーどういったことがきっかけで管理栄養士を目指したのですか?

佐藤:小さい頃からお菓子作りが大好きで、よく料理はしていました。同級生よりは包丁を持つ機会も多かったかもしれません。料理の資格を取ろうと思ったきっかけは、中学生の頃体調を崩した時に母親から食事を見直すよう言われ、栄養の本を手にとったことです。これがとても面白くて、そこから本を読み漁りましたね。あとは単純に食べることが好きだったというのも大きいかもしれないです。


ー今までの経歴をお伺いしたいです。

佐藤:大学卒業後は、介護老人保健施設で管理栄養士としてのキャリアをスタートさせました。献立を立てたり、食事を作ったりすることはもちろんですが、食事をお出しして会話をしながら関係値を築いていくという仕事を3年程していました。やりがいはありましたが、献立作りなどの経験を次にどう生かしていくのか考えたとき、これから身体をつくっていく子どもたちに向けて提供していきたいなと思うようになり、保育園へ転職しました。

保育園では、栄養管理などの業務の他に食育活動にも力を入れていて、そこで食育の大事さを身にしみて感じました。例えば、苦手な野菜を食べられた時の達成感や、食事のお手伝いなどをして褒めてもらえときに感じた自信によって、自主性を持って前向きに活動する子が増えたと実感したんです。子供たちの成長を間近で見ながら、小さい頃の食の経験がその後の人生を明るくする!と思ったので、いろいろな場で食育活動ができるきっかけになればと思い食育スペシャリストの資格も取得しました。

ー初めて聞いたのですが、食育スペシャリストとはどんな資格なんですか?

佐藤:食育に限らず、食の知識を幅広く様々な年代の方にイベントやセミナーなどの場で広めたり伝えていく仕事をしている方が多いと思います。

例えば保育園では、野菜を洗ったり、おにぎりを握ったりしながら食に関する知識を付けていきます。月齢が上がっていくにつれて、食事のマナーや配膳方法、箸の持ち方などを学びます。また、野菜を育てるということも食育の一環として行うのですが、自分で育てた野菜を食べることで、苦手な野菜を克服するきっかけにもなり、自信に繋がっていくんです。

ーそこから何がきっかけで『DELISH KITCHEN』へ?

佐藤:もともと、管理栄養士として働く上でいろいろな現場で経験を積みたいという考えがあります。保育園では、2歳から5歳までお子さんの成長をしっかり見守ることができたので、そろそろ次のステップに進もうと考えていました。管理栄養士として今後どんな現場で働いていけるのか悩んでいた時に、SNSで『DELISH KITCHEN』のレシピ動画を見かけて、ITという業界は全く知識もないですし不安はありましたが、管理栄養士として新しいことに挑戦できるかもしれないと思い切って応募しました。

実際に勤務してみると、管理栄養士として働ける現場のイメージがガラッと変わりましたね。いいね!や再生数などSNS上の数値分析など、ユーザーの反応を常にチェックしながら次のレシピの考案に活かしていく点などは今までの現場とは違っていて新しいと感じました。


健康意識のヘルシーレシピでも、美味しさを追求していきたい

ー『DELISH KITCHEN』ではどんな業務をされているんですか?

佐藤:入社当初は、無料コンテンツの制作をしていましたが、昨年から有料会員向けのプレミアムレシピを作るチームでレシピの考案や撮影を行なっています。プレミアムサービスでは、「塩分控えめレシピ」「糖質オフ」「低カロリー」などダイエット向けだけど栄養価の高いレシピや、「一週間使い切り献立」や「時短レシピ」などの忙しい毎日をサポートする特別なレシピを提供しています。


ープレミアムサービスのメンバーになってからの違いやこだわっている点はありますか?

佐藤:プレミアムサービスという事もあり、より質の高いレシピを届けるというプレッシャーは日々感じています。(笑)ダイエットや使い切りなど、通常のレシピよりも制約が多いので選ぶ食材や調理工程が少し難しいですね。ただいくらダイエット向けだからといっても、美味しくないとユーザーに求められないと思っています。制限する部分はしっかりと計算をして抑えながらも美味しい料理にすることが一番大事だと思っています。

また、「1週間使い切り献立」というカテゴリで献立メニューを作る際は、買った食材を余らせず、かつ美味しいレシピとなるように細部までこだわって1週間のレシピを設計しています。しかしなかなか難しい点も多く、献立を立てているうちに最後どうしてもにんじん半分などが残ってしまうことも多かったんです。最初は苦戦していましたが、経験していくうちに慣れてきて、今ではレシピを立てる時間もかなり短縮できました。

今後プレミアムサービスでは、ユーザーへのアンケートで需要が高かった、ダイエット向けのレシピを増やしていこうとしているところです。カロリーや糖質の制約が多いので大変さはありますが、食材を選びながら新しくて美味しいダイエットレシピを提案していきたいですね。

ー以前からフードスタイリストとしての撮影やスタイリングの経験はあったんですか?

佐藤:撮影もスタイリングも『DELISH KITCHEN』に来て初めての挑戦でした。カメラの操作が難しくて、最初は電源の場所も三脚の使い方も画角の設定の仕方も、本当に全て分からなかったです。でも、1ヶ月に何度かカメラ講座が社内で開かれていて、編集やカメラマンのメンバーに指導いただくうちに自分で撮影ができるようになりました。

スタイリングも、カトラリーの置き方など色々とマナーがあって難しいですね。プレミアムサービスのレシピは単品メニューだけではなく献立もあるので、その献立の背景を考えながら配置します。例えば「金曜の夜遅くに帰ってきた共働きの夫婦の食卓」といった具体像をイメージしながらスタイリングしています。こちらもテーブルスタイリストの方から色々とご指導いただきながら撮影しています。

『DELISH KITCHEN』のフードスタイリストとしての仕事は、レシピのチェックもスタイリングもカメラの技術もプロのメンバーと一緒につくっていくので、だんだん自分のできる領域が広がっていくのが楽しいですね。

管理栄養士の知見を活かしたコンテンツの幅を広げたい

ー『DELISH KITCHEN』のレシピ開発以外にも活動をされていますか?

佐藤:今はコロナの関係で一旦ストップしているのですが、保育園に務めていた際に取得した食育スペシャリストの資格を生かし、お子様とのクッキング活動を続けています。

依頼をいただいたご家庭に訪問し、お子さんと一緒に献立を決めて見守りながら食事を作ります。最初は絵本で導入をしますが、例えば「今日はお母さんが仕事で帰りが遅い」という設定で、夕飯を作るために家の冷蔵庫にあるものをチェックするところから始まり、足りないものをスーパーに買い出しに行き、料理を作っていきます。お子さんの知識を色々と引き出したり褒めたりしながら、基本的にはお子さんが主体となって料理を作っていきます。

途中で集中力が切れてしまったり、料理の形が崩れてしまうこともありますが、最終的には出来上がった達成感や味にもご満足いただき、本人も親御さんにもとても喜んでいただけます。今後もお子さんとの料理活動を通して、「食」への喜びや感謝を感じてもらえるよう、活動の幅を広げていきたいですね。

ー今後、『DELISH KITCHEN』でチャレンジしていきたいことはありますか?

佐藤:『DELISH KITCHEN』のプレミアムコンテンツをより質の高いものにしていくことが一番の目標です。現状では、糖質オフ、低カロリーなどの大きなくくりのコンテンツは既にあるんですが、より管理栄養士の知見を活かしたコンテンツの幅を広くしていきたいと考えています。例えば独身OL向けの美容コンテンツ特集や、パパ向けのメタボ対策の特集など、よりパーソナライズ化させてユーザーさんのお悩みに寄り添ったコンテンツを作っていきたいです。

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