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正解がなければ、自分で、みんなで創ればいい

こんにちは。島崎由真(ゆうま)です。


今回は、エッセンスに入社した経緯と、これまでエッセンスでやってきたこと、その中で考えるようになったことについて書かせていただきます。


「新しい」が好きな自分と「新しい」を創る仕事


エッセンスとの出会いは2015年2月のことでした。


前職を退職し、転職活動をしていた際に、前職の先輩に相談をしたところ、その先輩が働いていたエッセンス社を紹介され、「おじいちゃんとのコミュニケーションうまそうだから、向いてるんじゃない?」という先輩の謎のレコメンドにより、エッセンス社の選考を受けさせていただくことになりました。


1次面接がいきなり代表の米田さん。


漂う大物経営者感に圧倒されながらも、「新しい仕事文化をつくる」という働き方に対する斬新な考え方を持たれていて、なおかつ、その理念の実現に向けて、上場企業のOBやフリーランス人材を企業とマッチングする事業を推進されていて、とても衝撃を受けました。


2次面接は役員と社員の方の面接で、面接後すぐに米田さんから内定の連絡をいただき、なおかつ、「明日までに決めてくれ」という無茶ぶりをされ、今考えれば、とんでもないクロージングだなと思いますが、他社の内定や選考を断り、内定を承諾しました。


入社を決めたポイントは、エッセンス自体がプロを活用していて、一流の人材と仕事ができることと、エッセンス社内で事業を立ち上げる際にプロの手も借りて立ち上げられるという話があったことです。


そして何よりも、「なんか新しくて、楽しそう!」ということでした。


しかし、勢い勇んで入社したものの、入社して数ヶ月は暗黒の時代が続きました。


企業に、週に1回出社のプロ人材を提案する。今もですが、こんなにも難しい営業もなかなかないな、と思います。経営や事業の悩みをお聞きした上で、課題を抽出して、優先順位をつけて、解決できるプロ人材を解決のためのアクションプランとともにご提案する。書いてても難しそう!笑


先輩から引き継いだ企業や米田さんからのトス案件で細々と売上を上げてはいたものの、会社が求める目標には全く数字が届かない時期が続きました。


正解がなければ、自分で創るしかない


そんな中、仕事とは関係のない社外での出会いが1つの突破口になっていきました。


ある日、突然Sansanからメールが来て、eightのヘビーユーザ向けにMeetupをします、とのこと。良く分からないながらも足を運び、そこで出会った日比谷さんという方の働き方に大きなショックを受けました。日比谷さんは「コネクタ」という肩書きをお持ちで、社外で出会った方を、社内の最適なキーマンに繋げるという働き方をされていました。提携候補ならアライアンス部、顧客候補なら営業部、メディア関係者なら広報、という具合です。そして、そんな働き方自体がSansanのブランディングにつながっていたのです。


また、日々出会うプロ人材の皆さんは、本当に多種多様な経験をされていて、これまで乗り越えてきたプロジェクトの数々から最近見聞きした情報までを、さまざまに駆使してクライアントに対して、価値ある情報とアドバイス、ノウハウを伝え、提案し、希望を見せつけていくのです。彼らの考えの柔軟さ、情報の多面さ、提案の的確さには毎回度肝を抜かれっぱなしで、それに比べた自身のふがいなさに、本当に死にたくなります。笑


ただでさえ思うように成果を出せず、日々出会う人は優秀な人ばかり。30歳を目の前に迎え、焦りばかりが募っていく毎日ですが、やはり、それを突破できるのは自分でしかないなと思うようになりました。


プロの方々の働き方、ひいては生き方は、決して誰かに言われたことを実践している訳ではなく、自分が信じること、やりたいことを積み上げ、失敗を重ねてきただろう先に成功を積み上げていらっしゃいます。私も、他の人の真似や、やっていて楽しくない営業方法ではなく、自分が成功できる可能性があると信じられるもの、やっていて楽しそうなことをやろうといつしか決意し、動くようになりました。


私は、新しい事業が好きで、積極的に新規事業に関するセミナーやスタートアップの集まる交流会・ネットワーキングに足を運ぶようにしました。


最初は、参加者の方たちが何を言ってるかも分からなかったりしましたが、少しずつ話の内容が分かったり、彼らの悩みが見えてきたり、そこに対して役に立てるプロ人材の仮説が浮かぶようになったり、自分の持ち合わせているビジネスモデルやスキームで気づきを与えられるようにもなっていきました。


そうしていくうちに気づいたのは、新規事業を大企業で行っている人達は、もともとは既存事業の営業出身の人たちが多く、事業開発については初心者が多いということです。であれば、経験の薄い私でも対等に話ができたり、むしろ、エッセンスに所属しているプロから聞いた話や、他社の事例を多く知っている分、私から提案ができるようになっていきました。


ジブンゴトの領域を広げていく


少しずつ自分なりの正解が分かってきてからは、大企業の抱える問題が、今の日本のイノベーション不足という、より大きな問題として認識できるようになってきました。海外企業や新興ベンチャー企業に押され、自身の既存事業が伸び悩む中、新規事業を思うように立ち上げられない大企業たち。間違いなく彼らの浮沈が、日本の未来を占うはずであり、その未来を担う現場では圧倒的に人材が不足している。その現実に危機感を持つようになりました。


話は変わりますが、新規事業支援において成果が出るようになってからは、地方との連携にも手を広げるようになりました。これも、会社から言われたわけではなく、あるプロの方から頼まれてこっそりと。笑


都会のプロ人材が、出張やリモートで地方企業を支援するというもので、鳥取のアパレルメーカーにECのプロをご紹介する、ということをさせて頂きました。これが、全国でも珍しかったらしく、内閣府からもヒアリングを受けるという事態にまで発展し、楽しいことになっております。


地方企業には、埋もれている価値や技術、アイデアが多くあるのですが、売り方や発信の仕方、組み合わせ方などが分からないことで、埋もれたままになってしまっています。そこに、競争の激しい都会でスキルを磨き上げてきたプロが、助っ人として参上することで、その地域では知りえなかったノウハウを獲得できるようになるのです。都会と地方の情報格差・ノウハウのアンバランスさの解消は大きな課題であると思います。


現在は、新規事業を兼務で進めており、大企業内のシニア人材をベンチャー企業や地方企業とシェアリングするサービスの開発を進めています。


かつては部門のトップとして何百人というメンバーを束ねていたような人々が、役職定年や定年退職を期に、それまで培ったスキル・経験が全く活かされない仕事に就いたり、失業保険を貰う為にハローワークで仕事を探している現実を見聞きすることが多くなり、2025年には65歳以上の人口が日本の4分の1を占めるという未来が、急に恐ろしくなってきました。彼らの経験を必要とする企業は間違いなくあるはずで、活躍の場所を求めるているシニアの人々も多いはずです。まだまだ道のりは険しいですが、この事業を前に進めようともがいております。


世の中の負を目の当たりにし、そこに光を当て、解決を図っていく。かつては思いもしなかった仕事にありつけている訳で、少しは世の中を良くしていこうとしてるのかなーと、やりがい・働きがいとやらを感じ始めている今日このごろです。


一人の力を皆の力へ


先日、シゴブンLab.なる社内勉強会を開催しました。第1回だった今回のテーマは「あなたは何プロ? -みんなでキャリアプロフィールを作ろう!!-」でした。


この勉強会を立ち上げた目的は、

①社内メンバーの思考・情報・ノウハウの共有・言語化・活用によるメンバーの戦力最大化

②社外人材との交流による社内活性化・エッセンスファンの拡大

③社内×社外人材によるオープンイノベーションで、次の働き方と次のエッセンスを創る

の3つです。


エッセンスの行っている3つのサービスは、

1.プロパートナーズ事業(フリーランス人材と企業のマッチング)

2.リクルーティング事業(ポータブルスキルをベースにした人材紹介)

3.ナナサン事業(大企業の幹部候補のキャリア開発のための他社留学研修サービス)

のどれも、まだ世の中に明確な売り方があるわけではなく、うちの会社はドMなのではって思うくらい難しいことをしているなと思っています。


売り方に正解のないサービスであれば、誰か一人が上手くいっていればそれを皆で学べば良いし、悩んでいることがあれば、社外の人も巻き込んで一緒に解決方法を考えればいいと思うのです。


そして、エッセンスの中で上手くいくものが出来た暁には、プログラム言語をオープン化していくかのごとく、世の中に公開していき、新しい働き方、人材の活用方法を広げていって、どんどんどんどん、エッセンスのおかげで楽しく働けてる人々や、彼らの活躍で成長する企業を増やしていき、まわりまわって、エッセンスがもっともっと色んな方から応援されるプラットフォームになり、さらに世の中に貢献していく。そんなスパイラルを創っていけたら最高ですね。


そのためにまずは、私個人が、応援されるにふさわしいコネクタになっていきます。

お読みいただき、ありがとうございました。

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