~ KUDEN Worldへの想い〜 中島晋哉

「なぜ、我々は知らないのか？」

その答えは、意外にも早く見つかった。
それは、日本人が学校で、その事を教えられていないからだった。

日本の事を調べれば調べるほどに、学べば学ぶほどに真実が明らかになっていった。その一部を少し述べようと思う。

1945年8月、先の大戦で日本は敗北した。その後、少なくとも７年間、日本はGHQに占領されていた。その時にGHQが行ったのが、WGIP (War Guilt Information Program)​​、いわゆる「日本人洗脳計画」である。

日本が二度とアメリカに歯向かわないよう、日本人の精神性の基盤を排除し、憲法をはじめ、教育に関する法律を変え、罪悪感を持たせ続けさせることで、占領・支配しやすくするための計画だった。この説明だけで、かなり多くの文章量が必要なので、詳細は後述するが、とにかく日本人を腑抜けにする洗脳計画だ。逆を言えば、アメリカや諸外国は日本人の精神の高さ、とりわけ武士道に畏敬の念を抱いていたことになる。それは間違いない。

GHQは、東京裁判を始めとし、様々な活動を我が国で行ったが、最もマッカーサーが成功したのは、「教育」であった。日本の学校教育を根底から変えた。教師を変え、教科書を変え、そして日教組を作った。簡単に言うと日本人から誇りを徹底的に取り除く、思想教育を行ったのだ。また、焚書と言われるように当時の7,000種類以上もの素晴らしい書籍を秘密裏に一箇所に集め焼き払った。徹底的にやったのである。

この後遺症が今なお続いている。数年前、このWGIPを作った1人の米軍人が「こんなに洗脳が続くとは当時は考えていなかった」とコメントを述べている。

日本国が出来たのは、西暦前660年として概ね間違いはない。現在が2023年であるから、2683年前に誕生したと言って良い。この年は初代天皇である神武天皇が即位した年である。今上天皇の徳仁天皇は126代目、2683年前から万世一系、続いている。このような国は世界を見渡しても二つとない。それを代々、この国は守り抜いてきたのである。

建国の理念（精神）は八紘一宇、「天の下に一つの家のような国をつくろう」​​人類は皆、家族であるという精神である。古事記、日本書紀にしっかりと記されている。

このような事を我々は知らされずに育ったのである。戦敗国として占領され、マーケットにされ、今なお、アメリカの庇護​​の元に存在している。

アーノルド・トインビーという有名な歴史学者がこう言っている。
『自国の神話や民話を歴史を学ばなくなった民族は100年以内に必ず滅びる』

我々が歴史を学ばなくなって、誇りを失って、はや78年。我々がやらなければならないのは、日本の歴史をもう一度学び直し、この国の素晴らしい美意識や精神性を自らが理解し、行動に移し、誇りを取り戻す事だろう。

つづく　~