1年間とにかくブランド開発とマーケティングをやってみて感じたこと
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こんにちは。エンスポーツの田窪です。なんやかんやと忙しくてご無沙汰になりました、久々のストーリー更新です。夏らしく花火のアイキャッチ画像から始まります。
さてエンスポーツですが、2025年7月で正式サービス開始から1年を迎え、まだまだこれから頑張っていくぞというフェーズです。
そんな節目の月が終わろうとしていますので、この1年の間に感じた総括みたいなことを、ブランド開発とマーケティングの視点からお話できたらと思います。
ブランドを作るのが大変だと理解した1年
そもそもエンスポーツはグループ会社から分社化した、半ば社内起業のような会社です。スポーツ及びマッチング関連のビジネスをおこなう事業会社として0→1のスタートですので、リリースして正式サービスを開始してからも、とにかく手探りでした。
そんな状況の中で得た一番大きな成長は、普段からなんとなく口にしている「ブランド」というものへの理解度アップかなと思います。とくにブランドエクィティという概念の重要性については、マーケティングや集客を考えて実行していく中で実体験から体に叩き込まれたような気分です。
「恋活・婚活マッチングアプリ」は、日本においてだいぶ市民権を得てはいるものの、とはいえ脱毛や整形などと並ぶ「コンプレックス商材」の端くれであるとも解釈しています。
コンプレックス商材の中でブランドエクィティを強くしていくことは、なかなか大変だけれど、それが実現できたらすごく強い。マッチングアプリは後発の参入が難しいと言われている理由は、先駆者がブランドロイヤルティを取りまくっており(すごい)、市場は大きいが残りのパイは少ないと考えられていることに起因するのかと理解しています。
そんな中でどう戦っていくのかというのを模索して、とにかく方向性は見えてきたかな〜という1年でした。
先駆者へのより一層のリスペクトと同時に、ブランドを確立していく面白さを感じています。
マーケティングのシンプルさと奥深さを同時に理解した1年
マーケティングの分野では、とにかく思いつくことを色々と試してきましたが、結局のところシンプルに自社にあった武器を研ぎ澄ましていくことの大切さを感じました。
広告、SEO、ASO、インフルエンサー、タイアップ、キャンペーンなどなど手段はたくさんありますが、結局のところすべてのマーケティング活動は顧客インサイトとブランドコンセプトの延長線上にあるものですから、考えることはシンプルであるべきだと、あらためて理解しています。
もちろん奥深さも感じます。ランダム性も感じます。
行動経済学でも論じられているように、人は不合理な選択をするものですので、ユーザ数が爆発的に多くなるまではどうしてもランダム性が出ます。どれだけデータドリブンに運営しようとしても、説明がつかない動きをすることもたくさんあります。
ただそんな中でも、大元となるブランドコンセプトと顧客インサイトを忘れず、シンプルに仮説検証を繰り返してKPIを最適化していく作業というのは、しんどくもあり楽しくもありという1年でした。
ここからの1年はCSにフォーカス
ここからの1年ですが、エンスポーツではカスタマーサクセスに力を入れて、使ってくれているユーザーの皆様にとって良いアプリにしていくことを目標にしています。
具体的なKPIやKGIで言うと生々しくなりますので、宣言するのはこんなざっくりしたものになりますが、とにかくカスタマーサクセスを強化します。
「マッチングアプリはなんかやだな」と思っている人にも「エンスポーツなら使おうかな」と思ってもらえるように、ブランドとしても一皮剥けて、顧客満足度を爆上げする1年にできたらと思っています。
似た業種の方や、他業種の似たポジションの方など、もしオンラインで情報交換などできたらいいなと思ってますので、マチアプの事業に興味ある方は気軽にお声がけください!
それでは、頑張りましょう!