いわゆる「コロナ禍」が始まってから約2年半、働き方のカタチもコロナ禍以前と随分変わった人も多いのではないかと思います。
私達エンプラスでも、2020年初旬頃を機にリモートワークを取り入れ、現在では出社とリモートの半々くらいの割合で、在宅勤務制度を取り入れています。
今回は、コロナとともにスタートしたエンプラスの新しい働き方のカタチを全3回のストーリーに分けてご紹介したいと思います。
Vol.1 リモート勤務を取り入れてからの社員のリアルな声
Vol.2 リモート勤務下での社内コミュニケーション課題への取り組み
Vol.3 更なるコミュニケーション活性化に向けた現在の動き
コロナ禍以前はワンフロアのオフィスで部署の垣根もなく、平日週5日を出社日としそのうち1日は全従業員そろって朝礼を行うなど、ごく一般的な(?)オフィス環境でした。業務はチャットと口頭や顔を合わせての会議でのやりとりで円滑なコミュニケーションを図っていました。
そんな中、急遽強いられたリモートワーク。大急ぎでインフラや規程等の整備を進めて導入されました。十分な準備期間が取れないまま始まったものの、現在では週の約半分がリモート勤務、という状況を実現しています。
エンプラスでは、リモートワークを取り入れるようになった後にオフィスも移転し、フリーアドレスを導入しました。今ではリモートワークありきのオフィス環境に設定されています。そういった中、それまでの毎日出社の頃からいる社員、リモートワーク導入後に入社した社員、双方にリモートワークでの働き方への課題を感じているようです。
オフィス風景(手前はフリーアドレス、ハイデスクや奥にはソファー席も設置され、コミュニケーションが取りやすく、カジュアルな打合せもしやすい環境を実現)
〇リモートワーク導入前から働いている社員の声
リモートワーク導入前の毎日オフィスに出社するスタイルに慣れてきた社員たちにとっては、心の準備(?)もままならないまま始まったリモートワーク!戸惑うことも多かったですし、不安もありましたね。オフィスにいれば一声かけるだけでスムーズにいくことも、お互い顔や様子が見えない中でチャットや電話でわざわざ連絡をとらないといけないという歯がゆさもありました。リモートで働く事、コミュニケーションを取る事に慣れていなかった、というのが今思うと不安を感じた一番の要因かもしれません。ただ、長く働いている社員にとっては働き方は変わったけれど、社員同士関係性が出来ていて、自分で業務を進めていく事についての不安は然程ないという面では、大きな弊害はなかったように思います。
プラス面としては、通勤時間が削減されたことにより、なんといっても生活とのバランスが今までより格段にとりやすくなったということ。子育て中の社員は、リモートと時短をうまく使いながら家事育児がしやくすくなった人も多いと思います。
〇リモートワーク導入後に入社した社員の声
一方、リモートワーク導入後に入社した社員もリモートでの働き方に対するプラス面・課題を感じていました。
リモートワーク導入後に入社した社員は、原則最初の3ヶ月は毎日出社して研修等々をこなす制度になっています。周りの社員が週の半分くらいをリモートで働いている中、入社したばかりの社員にとっては毎日顔を合わせるメンバーが変わるので最初は戸惑うことも多かったと思います。ただ、オフィスがフリーアドレスというのは、入社当初から部署の垣根なくいろいろな方とコミュニケーションを取ることが出来たため、業務を進めていく上でプラスになりましたね。
それでも、3ヶ月たってリモートの導入が始まると他の社員、特に業務では行き来のない他部署の人とは一気にコミュニケーションをとるチャンスが減ってしまいます。業務上問題はなくても、同じ会社で働く社員同士のコミュニケーションという観点からは課題を感じざるを得ない部分がありますね。
ただ、就職・転職活動をするにあたって、エンプラスがリモートワークを積極的に取り入れていることでプラスに繋がったことはあります。エンプラスのオフィスがある人形町まで自宅から1時間以上かかる中、仮に毎日出社前提の会社だったら、転職先として検討することは難しかったと感じています。
Vol.1ではコロナ禍を境に働き方が大きく変わったエンプラスのリアルな声をご紹介いたしました。
また、このようにコロナ禍などの社会の変化にも柔軟に対応しつつ、一人ひとりが成果を発揮できる環境を整備することでエンプラスの成長、そして日本のグローバル化に貢献したいという人事総務のマネージャーを募集しています。
☆次回は、リモートワーク導入によって出てきた課題やチャンスを吸い上げるために発足された「コミュニケーションリーダー」の活動についてご紹介します。