福岡から“えにらぽ”へ。オンラインでつながるご縁
—— はじめに、自己紹介をお願いします。
平田琴音です。2人の子どもを育てながら、現在は福岡からフルリモートでえにらぽといばジョブの業務に携わっています。主に最高執行責任者(COO)として、案件管理やメンバーサポートを担当しています。
人と話すことが大好きだった。表現と努力の幼少期
—— 小さい頃は、どんな子どもでしたか?
とにかく「人と話すこと」が好きでした。誰よりも負けず嫌いで、目立つことも大好き(笑)。
—— 音楽やスポーツにも打ち込んでいたとか。
はい。名前に“音”が入っていることもあって、自然と音楽に惹かれていました。ピアノだけでなく、ジュニアオーケストラでチェロにも挑戦したんです。入団テストもありましたが、「新しいことに挑戦するのが楽しい」と思っていましたね。
中学生からはテニス一筋で、誰よりも練習した自負があります。表彰されることで人に覚えてもらえたり、他校にもたくさん友達ができたり…、努力と人とのつながりを実感できる時間でした。
バイト三昧の大学時代。接客が“好き”になった
—— 大学生時代は何に夢中になっていましたか?
何より「接客バイト」ですね。働くというより、「好きなことをしている」感覚に近かったです。
—— どんな経験が印象に残っていますか?
ありがたいことに、接客でエリア賞をいただいたり、新規店舗立ち上げのために泊まりがけで他県に出張したこともありました。バイトで出張に行くのは珍しいケースでしたが、そうした経験が今の自分の基礎をつくってくれました。
ウェディングプランナーとして働いた新卒時代
—— 社会人としての第一歩はどのようなものでしたか?
新卒ではブライダルの会社に入社し、ウェディングプランナーとして働きました。入社前から掲げていた目標が、「お客様と“友達以上、恋人未満”の関係になる」こと。ちょっと語弊があるかもしれませんが(笑)、何でも相談してもらえるような信頼関係を築くことを意味しています。
—— どんなことを学びましたか?
たくさんの挫折がありましたが、そのたびに周囲の方々──先輩、後輩、同僚、そしてお客様に助けられてきました。自分は本当にご縁に恵まれているなと、常に感じていました。
出産と転職。ゼロからの再挑戦
—— 転機はどんな時に訪れましたか?
夫の転勤と出産が重なり、やむなくブライダルの仕事を退職しました。その後、転職活動を始めたのですが、当時はオンラインの仕事も未経験。すべてが手探りでした。
—— 苦戦しながらも得たものはありましたか?
はい。「自分を見つめ直す時間」でもありました。将来どんな自分でいたいか、そのためにどんなスキルを身につけたいかが見えてきたんです。
東京の会社に“九州から”応募。熱意がチャンスをつくった
—— 新しいチャレンジとは?
東京のIT系企業が運営する「オンライン婚活支援サービス」で、婚活アドバイザーとして働き始めました。
—— 遠隔地からの挑戦は難しかったのでは?
求人には「東京在住・通勤可能な方」とありましたが、どうしてもこの仕事がしたくて。履歴書や面接で「条件は揃っていないけど、その分必死に努力するので、ぜひチャンスをください」と正直に伝えました。結果として、熱意が伝わり、採用していただけました。
その後、アドバイザー業務に加えてWEBマーケティングも任せてもらえるようになり、自分の視野も大きく広がりました。
オンラインでつながるご縁。えにらぽでの現在地
—— えにらぽでは、どのようなお仕事を?
現在はCOOとして、すべての案件の進行状況を把握し、お客様の課題を直接伺いながら、データに基づいた分析を行っています。オンラインでもたくさんの方とのご縁を感じられるこの仕事がとても楽しいです。
—— チームマネジメントもされているとか。
はい。メンバーが円滑に仕事を進められるよう、個別にコミュニケーションを取りながら、業務の整理も担当しています。本音でぶつかることもありますが、それだけ真剣にこのメンバーと仕事に向き合えていることに、日々感謝しています。
「出会ったことで、人生が変わる」。未来への想い
—— 今後のビジョンを教えてください。
昔から変わらず、「お客様と“友達以上、恋人未満”の関係になる」という想いを持ち続けています。そして、私と出会ったことで「人生が変わるきっかけになった」と思ってもらえるような存在でありたいです。
—— そのために、大切にしていることは?
相手にとって「何かを始めるきっかけ」になること。その一歩に寄り添える存在であることです。ご縁を大切にしながら、これからも新しい挑戦を続けていきたいと思います。
平田さんの人生は、「ご縁」と「挑戦」を大切に積み重ねてきたストーリーでした。
人と話すことが好き。誰かの役に立ちたい。その想いを胸に、結婚、出産、転職…どんな環境でも自分を見つめ直しながら、行動で道を切り開いてきた。
場所や肩書きに縛られず、「いま、目の前にいる人に全力で向き合う」その姿勢は、あたらしい働き方を模索するすべての人に勇気を与えてくれます。
あなたの“想い”は、きっと誰かを動かす力になる。
心から信じられる一歩が、あなたらしいキャリアをつくっていくはずです。