こんにちは!エンドライン株式会社の松野です。企業さんやスポーツチームの担当者さんの中には、「学生とのコラボ企画はどうやったらうまく行くのだろう」と悩まれている方もいらっしゃるかと思います!今回は、 2024年に実施された「ボルクバレット北九州×学モリ」プロジェクトをご紹介しながら、そのお悩みの一助となれるようにお伝えします!そもそも学モリとは何なのかということや活動内容、成果、そして未来に向けた展望を振り返りつつ、学生とのコラボを上手く活かすために必要だと私が感じたことを記載します。私自身も、学生時代、様々なチームや企業でインターンを通して活動を行ってきたので、そのエッセンスも交えながら記載いたします!
目次
1 学モリプロジェクトとは
2 成果と学び
3 今後の展望
学モリプロジェクトとは?
学モリプロジェクトは、大学生がスポーツチームと協力し、集客や認知度向上を目指して取り組むオンラインインターンシップです。全国から集まった学生たちは、オンラインを通じて意見を交換し、自由な発想で課題に挑みました。参加学生は北海道と北九州から集まり、地理的な距離を超えて協力し合いました。
2024年は、Fリーグに所属しているプロフットサルチームボルクバレット北九州さんとコラボさせていただき、11月に福岡県福岡市で行われた2試合で、学生たちが企画立案から運営まで手掛けたイベントが実施されました。学生たちの積極的な姿勢と、ボルクバレット北九州さんのご協力により、イベントは大成功を収めました。以下では、具体的な活動内容をご紹介します。
活動内容
1. 課題の分析学生たちは、ボルクバレット北九州のスタッフにヒアリングを行い、現状の課題を特定しました。特に、「Fリーグに来たことがない人や子どもを中心とした若いファン層をどう引き込むか」というテーマに焦点を当てました。現状として、フットサルをしている方があまり、Fリーグ観戦をされていない現状を聞き、私自身としても勉強になりました。ちなみに、このヒアリングの内容もメインは学生が中心となって行いました。学生ならでは、の発想を大事に企画について考えました。
2. 企画の立案・実施以下のようなユニークな企画が立案され、実際に実施されました。
- MBTI診断を活用した謎解きゲーム: 流行中のMBTI診断を用いて、選手の性格タイプを予測するイベントを実施。正解者には2試合目に使える特典をプレゼントし、参加者の興味を引き付けました。2試合連動型の企画は、ファンの方にとても好評だったように感じました。
- エスコートキッズ体験: 子どもたちが選手とともにピッチに立つ体験型イベントを企画。家族連れの観客に楽しんでいただける内容となりました。ピッチに立つ際には、場内アナウンスで選手紹介のように名前を読み上げてもらい、貴重な経験をしてもらいました。
- ウォーミングアップ中のお菓子まき: 選手が観客席にお菓子を投げ入れるイベントを行い、試合前の時間を活用してスタンドを盛り上げました。
学生たちは、Instagramや公式LINEを活用してイベントや試合情報を発信しました。特にリール動画は4,000〜5,000回再生され、多くのファンにリーチしました。また、「意外と知らないフットサルルール」や選手紹介企画など、学生ならではの視点でコンテンツを作成しました。
さらに、チラシを活用し、学モリ企画限定チケットを発行していただき、SNS・アナログを通じた情報拡散も行いました。このチケットは学生自身が設計し、事前にリールや投稿で情報を周知することで、イベントの盛り上がりに貢献しました。フットサルを趣味でしてるけど、Fリーグ観戦はしたことがない人に向けて、という施策の大きな企画になりました。
学生たちは、ボルクバレット北九州のスタッフさん方と連携し、現場での準備や観客対応に取り組みました。例えば、試合当日のイベント運営では、子どもたちを誘導し、安全にイベントを進行させるなど、細やかな配慮が求められる場面でも活躍しました。また、選手との共同イベントでは、事前に詳細な計画を立て、スムーズな運営を実現しました。
成果と学び
主な成果- ファン層の拡大: イベントやプロモーションを通じて、子ども連れの家族層など新たなファン層を取り込むことができました。
- 学生の成長: 学生たちは企画力や問題解決能力、リーダーシップを実践的に学びました。実際にスポーツチームの方々とお話し、自分たちで課題を深堀り、アプローチできることは何かを考えるという貴重な経験ができました。
- ポジティブな反響: 子どもたちをターゲットにした企画の参加者からは「楽しかった」「また参加したい」といった声が多く寄せられ、SNSでも高い反応が得られました。嬉しい言葉は、モチベーションにもつながるので、大事な要素だと感じました。
私としては、学生たちにとって、自分たちで考えた企画が実際に大勢の方々の目に触れることになり、運営していくという経験は貴重な機会になったのではないかと感じました。「あくまで主役は学生」「自分たち(学生)で実現までたどり着かせる」という考えを大事にしていました。
学びと課題- 事前準備の重要性: 企画や運営において、事前の詰めが甘い部分があり、改善の余地が見つかりました。
- 広報の強化: SNSやチラシ配布の効果を最大化する方法をさらに工夫する必要性を感じました。
特に、地域コミュニティとの連携を深めることで、次回以降のイベントでさらに広い層へのリーチが期待されます。
ボルクバレット北九州様への感謝
本プロジェクトの成功は、ボルクバレット北九州様の全面的なサポートなしには成し得ませんでした。選手の皆様がイベントに積極的にご参加くださり、子どもたちや観客の方々と交流する姿勢が、また、スタッフの皆様の柔軟なご対応や貴重なアドバイスが、学生たちの挑戦を支えてくださいました。
このような温かいサポートを通じて、学生たちはスポーツが持つ可能性を学び、大きく成長しました。この場を借りて、心より御礼申し上げます。
今後の展望
学モリプロジェクトは2025年もさらなる挑戦を続けます。
- 全国規模での学生募集: より多くの大学生を巻き込み、プロジェクトを拡大します。参加していただく学生が増えることでよりチームさんをモリアゲることができると考えております。
- 持続可能な運営体制の構築: 学生主体の活動を支えつつ、スポーツチームとの連携をより強化します。
- 地域密着型の活動: 地元の学校やコミュニティと連携し、地域全体を盛り上げる取り組みを進めます。
2025年は、より活動の幅を広げて多くの方々に学モリを知ってもらえるように精進していきます。私としても、学生の成長の機会をより多く作れほるように努めてまいります。
まとめ
「スポーツ×学生」の組み合わせは、新しい価値を生み出す無限の可能性を秘めています。ボルクバレット北九州様とともに取り組んだ学モリプロジェクトは、学生にとってもスポーツチームにとっても多くの学びと成果をもたらしました。ただ、企画するだけで終わらない、必ず実現まで持っていくことが重要だと思います。私も、当事者意識を持って、2025年もサポートしていきます。
もし、これを読んで興味が出た学生の方は、ぜひご応募ください!
2025年も引き続き、「未来をモリアゲる」取り組みを進めてまいります。パワーアップをしていきますので、今後とも応援よろしくお願いいたします!