こんにちは!エイトビット研修担当です。
本記事では9月15日(金)に開催されたPioneer様との合同勉強会のイベントレポートをお届けします。
イベントの概要
そう、今回はなんとあの大手電機メーカーPioneer様との合同イベントです!
弊社と同じ池袋Harezaタワーwework内にオフィスを構えるPioneer様に場所を提供していただきました!
リスナースペースにはYogiboが配置されており、終始リラックスした雰囲気で進行します。
リスキリングの話題が上がる昨今、両社共通の課題として社内意識向上を目的として本イベントが企画されました。
様々なキャリアを持つ登壇者が自身の経験談や成功体験を元に知識や思想を共有し、その後参加者はそれについて議論します。
参加対象者
・リスキリングに興味がある方
・キャリア選択の岐路に立つ若手
・自身のキャリアを見直したい方
・他のエンジニアと交流したい方
登壇者のご紹介
左上...弊社所属 K.Oさん
サーバ・インフラ構築歴、AWS歴10年以上のベテランエンジニア
左下...弊社所属 R.Kさん
新卒三年目にして取得した資格は10以上!期待の若手エンジニア
右上...Pioneer所属 S.H様
ゲーム・デザイン業界出身の経験豊富な敏腕マネージャ
右下...Pioneer所属 H.H様
組み込みからwebまで様々なシステム開発に携る凄腕エンジニア
今回は多種多様なバックグラウンドを持つ上記4名に登壇していただきました!!
いずれも興味深く、すぐにでも実践できるような考え方や有益な知識が詰め込まれていたので、
是非最後までご照覧あれ。
登壇内容ご紹介
折角ですので僭越ながらそれぞれの登壇者の発表内容を一部抜粋してまとめさせていただきます。
AWS、インフラエンジニアのトレンド (K.Oさん / エイトビット)
AWSにおけるご自身の経験を元に話は展開されました。
AWSにおいて、サービス提供側によるアップデートによりユーザ(エンジニア)は便利になる一方、それに適応できなければ現状維持は難しくなります。
下のスライドにもあるようにインフラの至上命題である「長く」「安定」して「稼働し続ける」を実現するためには多くの検証を要します。
上記を踏まえた上でインフラエンジニアとにおけるセオリーを説明していただいた後、最後は「とにかく動かす事が大切」という言葉が出てきました。
机上の知識や理論による検証も重要ですが限界があり、実際に動かしてみないと分からないことが多い、ということです。
確かに、エンジニアにとって実際に手を動かして初めて何かを理解することは多いと感じます。
インフラ領域に限らず技術者である限りは心に刻みたい一言です!
10種類以上の資格を取得した理由と想い (R.Kさん / エイトビット)
業界3年目にしてこれ程多くの資格を達成した彼の思考、気になります。
詳しく話を聞くと一般的に難関資格と言われる資格も複数取得しているそうです。
新卒未経験ということもあり、「業界で一人前のエンジニアになれるだろうか」「具体的なエンジニア像がイメージできない」等、自分の不安を払拭したいという理由が根底にあったようです。
エンジニアと一言で表現してもそれぞれの現場で求められるスキルは異なります。
資格取得という形で必要最低限のIT知識を身につけることで「備えあれば憂い無し」を体現しているということです!
印象に残ったのは上のスライドにもあるように資格取得は手段であるということ。
不安や悩みを持った「状態」を変えるためのものである、という話が私に突き刺さりました!
他にも資格取得を続けることで未知の領域における新たな発見や問題解決能力、読解力等の向上にも副次的に寄与しているという経験談でした。
スタートダッシュのススメ 〜新しい会社や組織で半年で成果を上げる方法〜 (S.Hさん / Pioneer)
開発ディレクターやプロデューサー等数々のマネジメント経験を元に新しい環境においての心構えについてお話しいただきました!
典型的な技術者とは違う視点の経験談は非常に新鮮で有益な情報です。
エンジニアにとって新しい環境で働くことは比較的高頻度で発生します。
そんな状況のハックを大きく分けて以下3つの指標で展開されました。
【加入直後はボーナスタイム】
加入直後はある程度失敗が許容されるというメリットを活かし、受け入れられる仕事は受け入れる。
そうすることで自分のキャパシティの理解、及び仲間の理解を得られるという内容です。
失敗を恐れずチャレンジすることの重要性を痛感させられますね。
【知識のインプットは人より速く、ざっくり体系的に】
新しい環境に身を投じるということは、新しい学習が必要になります。情報収集は複数の本を並行して読破し、体系的に知識を得ることでスマートに業務を遂行できるといった、学習におけるエッセンス的な内容を話されました。
【仕事を楽しむ】
グラフィックデザイナー田中一光さんの以下の名言を引用されました。
「変に力んで翔ぼうとするより力を抜いてリラックスした方がより大きく翔べる」(要約)
仕事に限らずあらゆる場面で頭に入れておきたい思考です!
数々のプロジェクトを成功に導いた方のお言葉はどこか遠い話のように聞こえるかもしれませんが、すぐにでも実践できそうなお話でした!
社内転職のマインドセット (H.Hさん / Pioneer)
組み込みの開発現場ではマシンのリソースとの戦いです。そんな厳しい制約が課される環境からweb保守開発現場に参画した時のお話。
参画当初の状況としては、リリース優先で開発ルールやドキュメント等が十分に整備されておらず頭を抱えていたようです。そんな環境をどう切り抜けたのでしょうか?
ご自身の経歴上web開発は初めてなので、可能な限り自分の時間を割いて学習し、必要な技術を習得したそうです。
属人化した知識の収集に努め主戦力になってからはルール整備等に取り掛かったとのことでした。
途中「守破離」という言葉を引用して当時を振り返られました。
説明すると以下の通り。(wikipediaから引用)
守:支援のもとに作業を遂行できる(半人前) ~ 自律的に作業を遂行できる(1人前)
破:作業を分析し改善・改良できる(1.5人前)
離:新たな知識(技術)を開発できる(創造者)
その後また環境が変わった時の話で、「バイモーダルのように」というキーワードが出てきました。
「保守的な考え方」「革新的な考え方」のように対比される考え方を共存させ、シーンに応じてモードを切り替えるといった考え方です。
エンジニアにおいて、経験により一つの考え方に固執してしまうことは少なくありません。
多様性が重要視され、様々な技術や方法論や考え方へのアクセスが身近になった現代では、柔軟に物事を進めるために必要な感覚であると言えます。
一通り発表が終わり、その後はすぐに座談会セッションに移行します!
両社の社員混合でグループが作成されました。
真面目な雰囲気から一転、意外にも和気藹々とした交流が見られました!
参加者の声
・色々の方のキャリアや勉強方法を知ることができて、新しい考え方を得る良いきっかけとなった
・早速自分の勉強や次のプロジェクトでも活かせられるようにしたい
・普段接することのないエンジニアの方との話ができたのが良かった
・どの内容もとても新鮮で、今まで自分なりに考えて、経験してきたつもりだったが、今見えている景色 はほんの一部でしかないと気づかされた
・現状に満足せず、時代の流れや環境の変化へ柔軟に対応しながら今後も模索し続けていきたい
・先人たちが得た知恵の本質はとても参考になった
自分とは異なる業務に携わる人の経験談は新鮮に感じますね。現実的な範囲で真似できそうな行動や思考方法を実践すると今までとは違う景色が見えるかもしれません!!
結び
スライド準備及びご自身の経験談を共有していただいた登壇者の方々、
ご自身の時間を割いて足を運んでいただいた参加者の皆様、誠にありがとうございました!!
そして場所のご提供、企画立ち上げから実現までご協力いただいたPioneer様、
重ねてお礼申し上げます。
合同企画第二弾も考えておりますのでお楽しみに!!