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物理学専攻出身のITエンジニアが、チーム開発にもたらす価値とは?

今回は2015年4月に新卒で開発エンジニア職として入社した杉原秀理さんに、いい生活での仕事や自身の就活を振り返ってお話をしてもらいました!

プロフィール
杉原秀理

2015年大阪大学大学院理学研究科物理学専攻修了、新卒でいい生活へ。
学生時代は統計物理を研究、今はサービスプラットフォーム開発部の副部長として当社サービスのサーバ周りの開発を引っ張る存在。
趣味はテニスで、いい生活テニス同好会のメンバー。

自社サービスの根幹を支える仕事

ーーまずは現在のお仕事を教えてください。

サービスプラットフォーム開発部という部署でサーバAPIの開発を行っています。当社サービスはクラウドサービスであるためサーバとの通信が肝であり、その役割を担っているサーバAPIは当社サービスの土台となるシステムと言えます。 また、開発して終わりではなく、運用やトラブル対応、データ分析など業務は多岐にわたります。

ー仕事のやりがいはどんなところですか。

直接顧客が操作する部分ではないため直接フィードバックを聞くことは少ないですが、自分の作ったプログラムがたくさんの会社・たくさんの人に使われていることは大きな喜びですね。逆にプログラムが誤っていると多くの顧客に迷惑がかかるため、責任も重大です。 日々気の抜けない仕事ですが、やりがいは大きいです。


「研究室っぽい雰囲気」

ーー「いい生活」の良いところはどんなところでしょう?

 周りにいる人や仕事の進め方に、自分がいた研究室と似た雰囲気を感じます。入社当初はわからないことが多く、初歩的な質問や的外れな意見をしてしまうことがありましたが、一つ一つの意見や質問に真摯に向き合ってくれる社員ばかりでした。何をやっても自由というか、自分なりに考えて取り組んだり発言したりすれば、間違っていたり意見が食い違っていても、必ずそれに対してフィードバックをくれる。みんなが仕事に対して真剣なんだと思います。CTOも近い席にいるので、CTOを巻き込んで時間を忘れて議論をしていることもあります。また、仕事をするうえでの自由度も高く、より良いサービス・より良いシステムを作ることに集中できる環境が整っているのも魅力です。

ーー杉原さん、リフレッシュスペースでよく本格的なコーヒー淹れてますよね。

 はい(笑)。それも自由度の現れかもしれません。基本的には働いた時間ではなく、その人の貢献度で評価をされるので、自分のパフォーマンスを最大化できるよう個々人が工夫して仕事をしています。


「物理専攻だからこそ活かせるものがある」

ーー杉原さんは物理学専攻だったとのことですが、なぜいい生活でITエンジニアとして働くことを選んだのでしょう?

 そもそもの私の研究の話をすると、私は統計物理という分野で、タンパク質の折り畳みや砂丘形成など自然界・人間界の様々な現象を物理学の枠組みでモデル化し、モンテカルロ法(※1)という手法でシミュレーションする、というちょっと学際的(※2)な研究をやっていました。統計物理的なモンテカルロ法は実に様々な局面で応用されていて、最近だと機械学習とかにも使われてるので、個人的には面白い分野だと思います。日々の研究でプログラムを書いていたのでIT系の企業に就職することを漠然とイメージしていました。

 就活においては、ITを用いたサービスで誰かを幸せにしたいと考えていました。はじめはSIerを中心に見ていたのですが、これといってピンとくる企業はありませんでした。そんな中で研究室の先輩の紹介でいい生活の学内説明会に参加したんですが、CTOの松崎が会社のミッションやこれからの展望などをとても楽しそうに語っており、「この人と一緒なら誰かを幸せにすることができるかもしれない」と直感で感じました。選考で出会ったエンジニアも個性的なメンバーが多くて、一番の決め手といわれると「人」ということになると思います。


ーー情報系出身のエンジニアもいる中で不安とかなかったですか。

 それはなかったですね。もともと僕の同期は6人中3人しか情報系の学生はいないです。これは入社してから気づいたことですが、様々なバックボーンを持つエンジニアが活躍しているのもうちの魅力だと思います。あと、情報系出身者と違う観点を持っていることはエンジニアをしていく上での強みにもなると思っています。


ーー例えば?

 情報系出身者は最新の技術を好む人が多い。それ自体は悪いことではないですが、僕は技術が最新であることが無条件に良いとは思いません。古くても新しくても、それが本質的であるかどうかが重要ですし、そういうものを求めていきたいです。少し違ったものの捉え方を持っていれば、別の角度から意見を言うことができるので、チームに新しい気づきをもたらせると思っています。

※1 乱数を用いて数値計算やシミュレーションを行う手法

※2 研究などがいくつかの分野にまたがって関わること。タンパク質の折りたたみやウイルスの進化、渋滞発生、砂丘形成といった、生物学など他ジャンルで主立って研究される現象にも物理学の手法を応用しようということのようです。


「自分の強みを活かして」

ーーこれからの杉原さん自身の目標をお聞かせください。

 もっと不動産業界全体にインパクトのあるサービスを作っていきたいです。

 不動産業は突き詰めれば「借主と貸主あるいは売主と買主をうまくマッチングすること」だけなので、本来的にはそこに不動産会社が絶対に介在しなきゃいけないわけではないはずなんです。それなのに、なんでまだ全国に12万も不動産会社があるかというと、不動産会社的にはあまり情報を共有したがらなかったり、地域ごとにローカルルールがあったりして、市場自体があまり洗練されてないというのが現状です。

 そう考えると現時点では、うちのサービスが本当の意味で不動産業界全体に貢献できているとは言い難くて、今後はもっと不動産会社と消費者両方にとってwin-winになるようなビジネスモデルを作っていく必要があると考えています。

ーーあ、それすごい同感です。不動産業界ってものすごい大きな市場(※3)ですけど、各企業や事業所ってすごいローカルにやっているから、業界全体の底上げだったり、業界として新しいトレンドを作るって発想はたぶん生まれにくいんじゃないかなと思ってました。自分が慣れたやり方とか地場のルールとか。そういう意味で僕らが開発しているサービスは業界の新しいスタンダードになる可能性を秘めていると感じています。


ーー最後に、いい生活に興味を持ってくださった方々に一言お願いします!

ただ言われたことをやるだけでは評価されず、若いうちから主体性が求められる環境です。決して簡単な仕事ではありませんが、一流のエンジニアになるために必要な要素はすべて揃っていると言っていいと思います。ぜひご応募お待ちしています!


ー杉原さん、ありがとうございました。

※3不動産ビジネスは約60兆円の市場規模。日本全体のGDP全体の12%を占めます。

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