※zoom飲み会ではありません。笑
Dreamlyが大変お世話になっているZensowの懸田さんが、ご自身のブログにてDreamlyの取り組みを紹介してくださいました。その取り組みとは…
オンラインFika (オンライン・フィーカ)。
Fika(フィーカ)とは、スウェーデンの文化に欠かせない要素です。
よく、「コーヒーブレイク」と訳されるのですが、fikaには「休憩する・コーヒーを飲む」という意味よりも、「リラックスして、相手とのコミュニケーションを楽しむ」という重要な要素が含まれています。
友達と、家族と、職場で同僚や上司と、何かのコミュニティの仲間とetc...
平日でも週末でも、あらゆる場面で登場するfika。
スウェーデンではあたりまえのように職場でfikaをするのですが、その理由を弊社のラーション(スウェーデン出身)はこう述べています。
1. 一度、頭から仕事を切り離すことでリフレッシュできる。
2. 仕事以外の話をすることで、上司や同僚と、より近くなれる。
3. こういった何気ない会話からイノベーションが生まれたりする。
1と2は、まあ想像通りの理由ですね。個人的には3が興味深いと思っています。
人口およそ1000万人のこじんまりとした国であるにも関わらず、Skype、IKEA、 H&M、 ERICSSON 、Spotify等を生み出しているスウェーデン。fikaだけが理由ではないにしても、イノベーションを起こすのに大きな役割を果たしている可能性はあると言えそうです。
◆スウェーデンでもFikaの取り入れ方は様々
会社によって、Fikaの取り入れ方はそれぞれです。が、私がよく聞く印象としては…
Fikaできるスペースがあり、個々が自由に好きな時間にそこへ行き、たまたま居合わせた人たちと共にFikaを楽しむ、というのがdailyベース。
それとは別に、1週間に1回「Friday's Fika」と言って、敢えてスケジュールに組み込んでいるスタイルもよく耳にします。また、クリスマスやイースター等のイベントが近い時にも、みんなが揃ってfikaをする機会が増えることが多いです。
こんな風に、みんなが見えやすいところにボンっと置かれ、「好きにとってね」というスタイルはよくあります。
私自身は数年間、スウェーデンの高校で勤務していました。職員室とは別にfikaができる部屋があり、授業のない時間にそこを訪れては、違う職員室で勤務する先生方と交流を楽しんだりしていました。逆に、政治の話が大好きなスウェーデン人から意見を求められるのが怖くて、選挙シーズンはビクビクしていましたが…。(笑)
◆オンライン時代の新たな問題
懸田さんはこのようにおっしゃっています。
オンライン時代は、同僚とのなにげない会話が減り、御互いの繋りが薄くなりがちだ。更には、ディスプレイを見続けたまま、休憩もそこそこに仕事を続けると非常に疲れてしまう。
このような状況では、雑談を意図的にデザインする必要があり、自分はそういう人達には「ティータイムに雑談したらどうか」とアドバイスしてきた。
しかし、休憩と、仲間との会話を両立してくれるのが「フィーカ」だ。
リモートならではの問題に、思わず頷く人は多いのではないでしょうか?
懸田さんは、『あえて雑談する時間をつくる』ことを推奨されています。
上下関係なくフリートークを楽しむ、という一見ささいなことが、実はとても大事なことだ、と。
◆でも「雑談」て響きがビミョー。(笑)
(懸田さん、面白いので画像お借りします。)
なんか「雑談」に変わる良いコトバ は無いのか?ということで、あらゆるネーミングを考えていた正にその翌日に、Dreamlyの「オンラインfika」を知り、コレだ!なんだ作らなくても最高のネーミングがもう存在してたのか!と、興奮されておりました。(笑)
◆家族も交えてオンラインfikaしてみた
全っっ然、映えない写真ですが、ありのままです。(笑)
zoom飲み、オンラインfikaに加え、Dreamlyでは家族を交えたオンラインfikaもしてみました!
画面上に子どもが3人ということで、それはそれはカオスでした!(笑)
が!すごく面白かった点が、
・家族がいるので、本当に仕事の話をしなかった!
・仕事の時とは違う顔が見れて、メンバーのことを全く違う観点から知ることができた。
・無条件に楽しかった!(メンバーのご家族と飲みに行きたくなった。笑)
この出来事だけを単体で見ると、「ん?家族も交えて…?」と思われるかもしれませんし、まぁこれをしたからと言って、何かしらの効果がすぐ現れる、というものでもありません。
が、懸田さんのおっしゃる通り、「なんてことない会話」って人間関係を構築するにあたって、すごく大事なものだったんだな、とリモートに切り替わって実感したのです。
通勤時間もないし、仕事も意外と効率的に進められるんだけど、なんていうか…
・メンバーの「存在」を感じながら仕事をする。
・「なんだか独りぼっち感…」を感じずに、イキイキと仕事をする。
というのが、リモートに切り替わった当初は難しかったような気がします。それが、このような試みを積み重ねていくことで、着実に変化してきていると感じています。
懸田さんの言葉をお借りすると、Dreamlyは今、いろいろな「実験」をしている最中です。
実験なので失敗してもOK!効果が得られなくてもOK!
データを集め、良かったものをどんどんと取り入れ、Dreamlyの"モノ"にしていきたいと思っています。
既に同じような取り組みをされている会社も多いのでは?と想像しますが、もしネーミングにモヤモヤしておられる場合は、ぜひ、スウェーデン語のFika(フィーカ)を" 実験として" 使ってみてくださいね♩
「疲れた〜。ちょ、Fikaしよ!」
こんな軽いノリでどうぞ♩