※2024年7月16日の社内報を公開しています
セクション3-制作2係(まだ慣れませんね)の大澤です。
映画が好きです。特に映画館で見る映画が好きです。DVDや配信も悪くないのですが、やはり大きなスクリーンと迫力ある音響、映画に強制的に集中させられる環境は別格といえます。
Netflixにも登録してるのですが、配信されている作品を見ることなく「温存」することがよくあります。
初回鑑賞を、映画館で経験するためです。家の小さいテレビで見てしまうのが勿体無い。
そんな私の強い味方、リバイバルと名画座、および映画祭。
東京は地方に比べ圧倒的に名画座が潤沢、かつ特集リバイバルの対象になるシネコンも多いので、「温存」していた映画の上映に出会える打率が高いです。おかげで映画館でみる半分くらいが過去作に。新作に比べて安いですしね。
先の週末も、いそいそリバイバル上映へ行ってきました。
【ゴジラ】@TOHOシネマズ日比谷
TOHOシネマズは、午前10時の映画祭(とは名ばかりで朝早くにやる名作リバイバル)、その他独自特集上映など、シネコンの中ではリバイバルが多くて助かります。今回はゴジラ生誕70周年記念上映 その名も「ゴジラ・シアター」。
(これはTOHO日比谷にある初代ゴジラ像)
シン・ゴジラとかハリウッド版のKOMシリーズは見ていたのですが、初代ゴジラはまだだったのでこの機会に鑑賞。初代は着ぐるみであるが故に足が全然上がらずヨチヨチと歩く様はちょっと可愛いのですが、熱線による被害が思ったより甚大でビビりました。("マジ"じゃん………)という気持ちに。戦争の爪痕が残る時代に作られた、という意味を強く感じる内容でした。
というか仮にもこれをベースにした映画で「地下空洞世界に移住したコングは虫歯に悩まされていた。一方ゴジラは地上で他の怪獣に片っ端から喧嘩をしかけ…」から始まる映画(ゴジラ×コング)を作るの、ハリウッドってすごい。
【ユージュアル・サスペクツ】@新文芸坐
新文芸坐は池袋マルハン上の、名画座と呼んでいいか分からないくらい年代・ジャンル問わず雑多なリバイバルをする映画館。オールナイト上映の特集なども多く、上映予定を見ているだけで楽しくなります。
今回は「ユージュアル・サスペクツ」と「パルプ・フィクション」で「一筋縄ではいかない傑作2本」とのこと。(パルプ・フィクションは以前タランティーノ特集上映で見ることができたので今日は見送り)
いわゆる「ネタバレ厳禁」系の映画なのであまり詳しいことは書きませんが、とにかく映像の見せ方がスタイリッシュ。回想シーンなど時系列を行き来しつつ進むストーリーもスムーズに飲み込めます。が、スムーズに飲み込みすぎると騙されるかも…という映画でした。カイザー・ソゼ………カイザー・ソゼ………
話題になっている新作映画も良いですが、まだ見たことのない過去の名作を「映画館で」見るのもなかなか良いものです。みなさんも、お近くの名画座を調べてみると、見てみたかったあの映画、上映しているかもしれませんよ。