2024年10月2日の社内報を公開しています
ポケモン、好きです!
前回の社内報でポケモンの話をしてたので、今回もポケモンの話をしたいと思います。
去年かいたポケモンのイラスト
生まれた年と販売年が近く、物心ついた時にはポケモンが近くにいた気がします。アニメもゲームも夢中でやってました。
とはいえ対戦ゲーム全般が下手なので、強くなるよう育てたりとか、戦略を持ってバトルに挑むことに興味はありませんでした。レベル差と相性だけで敵も四天王も殴り倒しました。ちなみにコレクション欲求もないので全キャラゲットしたこともありません。
そんな感じでなぜポケモンが好きだったのか?全然思い出せません。
もしかしたらゲームだけじゃなく、アニメの方にヒントがあるかも。自分が見ていた時期の 作り手のインタビューとか見れば、なにかしら思い出せるかも。
ということでさっそく探してみました。(自分が当てにならない時、すぐに他人の言葉が読めるインターネット大好き!)
http://www.style.fm/as/05_column/shudo143.shtml
初代ポケモンアニメ脚本、首藤武志が2008年に書いたコラムです。
読んでみるとびっくり。
「『ポケモン』を観る人すべてに、どこか懐かしさを感じてほしかった」
「主人公のサトシより年齢の若い視聴者にとっても、(中略)昔見たような空想の世界の冒険だと感じられるようにしたかった。」
そんなノスタルジーベースに脚本を書いてたんだ!?
子供向けアニメにノスタルジーをぶつけるって、漠然とタブーだと思ってました。子供にとってノスタルジーな感覚ってあまり馴染みがなさそうだし。
でも冷静になって考えてみると、何かを作るときに自分の子供時代まで遡って、根源的にワクワクしたもの、衝撃を受けたものを拠り所にして作ってると思うと、むしろ誠実な作り方なような気もしてきました。
そんなポケモンアニメに、子供の頃の自分はまんまと夢中になっていたわけだし。
ヒントを得たので、なぜ自分がポケモンを好きなのかもう一度考えてみます。
……
考えました。
なんだかんだポケモンが好きな理由はゲームをプレイしたからで、「相棒ポケモンと一緒に冒険したこと」が根っこにあるような気がしました。
友人でもペットでもない生き物と一緒に、知らない街を訪れて、会う人全員が初対面で、延々と海を渡ったり、カジノで散財したり、痛い目を見たり、ギリギリで四天王を倒したり。生まれて初めての冒険体験の横に、いつもポケモンが一緒にいて、同じものを見てくれている。不思議な安心感とワクワク感があったような気がします。
いまやガチのノスタルジーを覚えてますが、いまだに当時の相棒ポケモンをみると嬉しくなります。そのポケモンの皮膚の触り心地まで思い出せる気がしてくる。ドット絵だったのに。
ドット絵!?
ドット絵といえば!?
ビットワールド(Eテレ)ですね。
いまや4K8Kの時代ですが、ドット絵が好きな人は世代問わず沢山いる気がします。それもノスタルジーパワーなのかもしれません。
ローポリやドット絵の魅力を持ちつつ、視聴者が参加しながら楽しめる番組は他にないと思います。
ノスタルジーの強さと一緒に、子供のひらめきを最旬な状態で届けられたら嬉しいです。
ビットワールド、年度末に向けて頑張っているので応援よろしくおねがいします!