出会いと別れの季節。春。
地元の友人や家族に別れを告げて、桜の花びらに見送られながら進学、就職をする人が多くいるのではないだろうか。
その移転先に最も多く選ばれるのが日本の大都市、東京である。
東京には、何度か遊びに行ったことがあっても、暮らすとなると何だか不安が募るだろう。治安はいいのか?物価が高くてやっていけるのか?家賃は地元の2倍もする…相場は?そもそも、一人暮らしが初めてで、自炊や洗濯はしっかりできるのか?
このように、不安や疑問を挙げだしたらキリがない。
さて、なぜこのような記事を書くのか。それは、他でもないわたし自身が抱いている不安だからである。この度、就職にあたって上京し、一人暮らしを始めた。その時に、社会人となり仕事をすることへの不安は皆持っていて当然である。それに加えて、私には上京と一人暮らしの不安がこれまた大きい。
筆者は、不安でいっぱいの23卒(田舎者)
私の名前は堤内京加、熊本から上京してきた23卒のピカピカの社会人一年生。
熊本と聞くと、何が浮かぶだろうか。熊本城、馬刺し、デコポン、阿蘇山、、、ひょっとして、なにも浮かんでいない??そう、特別なものは特になく、各段に田舎でも都会でもない(ただ、なぜか政令指定都市に選ばれている)ところである。さらに、地元は天草市というさらに田舎の、島である。ここもまたでっかいイオンやマックはあり、生活に困ることはないが、最寄り駅まで車で約1時間の、田んぼに囲まれたところ。
そんな私が夢と希望をリュックにぱんぱんに詰め込んで東京にやってきた。当然、上京してまだ数日。東京のことなんて何も分かっていないに等しい。
そこで、今回、デジタルアスリート株式会社の先輩社員の方にインタビューをし、みんなの悩みを解決していく。という名目で私も悩みを一緒に解決させて頂きたい。
今回インタビューさせていただいたのは、昨年入社された「小林 佑嘉」さん。
ちなみに、とっても笑顔が素敵で、可愛すぎる先輩。一目惚れならぬ、一目推しとなった。
これ以降、敬意と私からの愛を込めて「こばゆかさん」と呼ばせていただく。
次から次に出てくる不安を先輩社員に質問攻め!!
さて、そもそも自分が抱えている不安はみんなも同じことに悩んでいるのだろうか…
もしかしたら、自分だけが悩んでいて、聞くのは何だか恥ずかしいな…
そこで、こばゆかさんにまず聞いたのは、
Q1.入社前にどのような不安を抱えていましたか?
A1.家族から離れる不安
小林家は仲良しだったり家事は全部お母さんだったから、初めて家族と離れる環境に不安でした😥
すでに2つの不安が見える。とっっっっっても、首がちぎれるほどヘドバンをしたいほど共感する。それならばこの不安が、最も共感する人が多いのではないだろうか。
A2.Wi-Fiや浄水器などの不安
上記の設置が1番苦戦しました。自分ではできなくて、当時の彼氏に設置してもらいました😂
確かに、女の子だとなおさら、家具の設置や設定、組み立てなども必要となり、かなりの重労働である。私自身もこの設定に一週間ほどかかったなぁ、、、
A3.家具家電が届くまで不安じゃないけど、、不便だった!
ベッド、冷蔵庫、洗濯機が入居日に間に合わず最初は寝に実家へ帰ったり、冷蔵庫が届くまでは常温で大丈夫な食品を買ったり、洗濯機が届くまではコインランドリー生活でした😫
これは、わたしも只今絶賛苦戦中!!計画的に注文しないほうが悪いと思われるかもしれないが、私の場合はリモートで部屋を決め、入居に至ったため、部屋の具体的な寸法がわからずに入居後にメジャーを握りしめながら部屋中を測った。
今はこんなハイカラなものが流行っているから便利な半面、不便な面も現れる、、。
早く届いて欲しい~!!カーテン!細い棚!!衣装ケース!!!
不動産屋さんによっては、壁からベッドの位置、シンクの下の大きさ、どこからどこまでというのを測って教えてくれるところもあるみたいだから、不動産屋さん選びも重要そうだな、、、。
それでは、次の質問に行ってみよう!!
Q2.実際に住んでみて、東京(新宿)の治安はどうですか?
A.栃木県にいた頃は「新宿」って聞くと“人が住めるの?”って思ったけど会社近辺「西新宿」はオフィス街ですごく綺麗だね😆✨✨
これは、私も住んでみて一週間ほどだがなんとなく感じている。新宿とは言え、西新宿は比較的住みやすいのかもしれない。または、私の想定する東京が某番組(月曜から◯ふかし)をイメージしていたためかもしれない。
Q3.ぶっちゃけ、東京の家賃や物価は高いですか?
A.高い😑でも会社に手当をもらって会社の近く&都心の新宿に住めると思うと貴重な経験であって、金額では例えられないのかなって思う。
これにもヘドバンである。私の出身地、熊本県の中心街のちょっといいところに、しかもちょっと広いところに住んだとしてもこちらに家賃と大差ないか、こちらが少し高い。
しかしながら、こばゆかさんもおっしゃるように、これは何にも変えられない貴重な経験ととなるだろうと言い聞かせている…
Q4.家事や自炊はされていますか?
A.全部毎日してるよ!😎
今まで実家にいてお母さんがやってくれてたから気が付かなかったけど私って結構綺麗好きで完璧主義?でミニマリストみたい😂(笑)
毎日掃除してから家でないと、仕事中とか「家が汚いままだ~~」ってふと思い出して気になっちゃう😥(笑)
べ、別に私もまだ一人暮らしを初めて一週間くらいだから今のところ部屋はきれいだし、毎日自炊しているし、、、掃除も毎日しているし、、、
これには、個人差が出てくるだろうが、こばゆかさんのように、実家のときはほとんど任せっぱなしだった家事や炊事をやってみるきっかけになるかもしれない!!
Q5.一人暮らしで気を付けていることは何ですか?
A.どんなに疲れてても、遅くまで残業しても、毎日絶対に掃除!自炊!かな😊💭
さすがです、、、。このマインドは、精神衛生上よさそう。というか、実際に環境と仕事の成果の相関が立証されている検証結果があるとかないとか。
気をつけたほうがいいこととして、今思いついたのが特に女の子は夜遅くなるときにヘッドホンなどで音楽を聞きながら周りの音をシャットダウンしないように(つけられたり、声をかけられたりする可能性があるため)すること、洗濯物を外に干すときはダミーで男性用下着やウェアなどを一緒に干して置くといいというのも聞くなぁ、、。
Q6. 一人暮らしをするにあたって、準備しておいた方がいいもの、ことは何ですか?
A1.お金😂
▶結構お金かかるよ😂急な飲み会やちょっとした生活用品の積み重ねでいつも間にか金欠な毎日😥(笑)
なるほど、たしかに今の私のは次の給料日まであと20日もあるとは思えないほどお金がない。引っ越しの費用に使ったのは当然のこと、一人暮らしを始める人は洗濯機やキッチンペーパー、歯磨き粉なんてものから買い揃えなければならない。チリツモでお金がかかる。さらに、上京にあたって故郷のみんなと呑み狂った気が合いそうな人間もいるのではないだろうか。もう少し考えてお金を使うべきだった。しかも最高学年の我々の財布の紐は締まることを知らない。
おっと、そこの寂しがりやさんは一緒に寝るぬいぐるみも準備しなきゃな!!
A2.Googleマップとかで引越し先の周りのお店を把握しておくといいかも!
スーパー、コンビニ、病院とか休みの日に行きたいお店とか同期と飲みに行きたいお店とか把握しておくと引っ越してから毎日楽しいと思うよ😊✨
新しい土地に住むことのメリットは、新しい人やものに囲まれて、視野が広がったり新たな趣味や人との出会いがあったりすることだ。
もちろん知らないところに住むのは不安が大きいが、私は新しい環境は結構嫌いじゃない。上京してくるみんなも、配属されたという理由以外ではちょっと出てみたいという気持ちがあるだろう。行きなれたスーパーが近くにあり、九州のラーメン屋さんがあり、懐かしさを感じながらも高い建物に囲まれたフレンチのお店、イタリアン、大衆居酒屋に出会えた。先輩や同期、東京で出会えた友人と行くのが楽しみすぎる。こばゆかさんの意見にヘドバンする機会が多すぎる。
最後の質問!
Q7.逆にこれはやらない方がいいことはありますか?
A.う~~~~~ん、金欠になるまでは遊びすぎないことかな?😥
職場の人はみんな地方から来ている人が多いから寂しいのもあって休みの日も会社の人との交流があるよ!でもそのたびにお金もかかるから、みんな金欠って言ってる!(笑)
一人でもできるお金のかからない趣味とかあると良いかもね😉🌟
でも私は行動派だから、失敗しても色々やってみて自分で経験してみるといいんじゃないかなって思う!
だからって薬物とかはダメだよ!なんちゃって!(笑)
みんなもう一度耳の穴をかっぽじってよく聞いて欲しい。いや文面だから目か。ん~どっちでもいい。大前提として、薬物や悪さをするのは全くかっこよくないことを覚えておかなければならない。「悪いことすんなって言ってんじゃないの、だせぇことすんなって言ってんの」とはよく言ったものだ。
キラキラした大都会にさらされてシティな気持ちになるのは、今、シティな気持ちになっている私が誰よりも共感するが、故郷に帰ったときにも都会風を吹かせたいならば悪いこと、人が嫌がることをするような人間になりたくはない。
それを踏まえて、ちゃんと生活が誰にも頼らずにできるくらいはお金を残して、たくさんたくさん遊べばいい。もちろん取り返しの付く程度ならば失敗だってしてもいい。本日何度目かのヘドバンである。
また、趣味を作ることについても心の拠り所として、逃げ場として、絶対的な味方としてとても重要だと感じている。
もちろん一つでなくていいし、たくさんある依存先の一つとして持っていて、自立していけばいい。
上京は怖くない、先輩は優しい
いかがだっただろうか。
東京で一人暮らしを始めるにあたっての不安を抱えているのは当然で、そしてそれらは、殆どの人が同様に抱えている悩みであり、そんな不安やアドバイアスに答えて頂いたこばゆかさんには頭が上がらない。
この記事でなくても、ネットには解決方法やアドバイスは溢れているが、この文章が社会人になる人たちの記憶に残ってくれると嬉しい。
そして、社会人になるとともにたくさんの夢と希望を持つことも忘れずにぜひ一人暮らしを楽しんで欲しい。
財布の紐と家の鍵をしっかり締めることを忘れずに。
今、東京に来て一週間一人で過ごした。東京は、会社はかなり温かいところかもしれない。