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「半分以上出社すれば合格と言ってもらえた」みな理解があるからこそ、子育てと仕事の両立ができる

1995年に創業し、日本初のeラーニング専門ソリューションベンダーとして2,000を越える企業・学校・スクールのeラーニングシステムを立ち上げを支援してきたデジタル・ナレッジ。

コロナ禍により様々な領域でのデジタルシフトが急速に進み、eラーニング領域は学びの「代替」としてではなく、「前提」として活用する時代へと突入しているいま、デジタル・ナレッジは良い知識社会の実現を目指して日々取り組んでいます。

そんなデジタル・ナレッジでは、産休・育休を取得したり、子育てをしながら働く女性たちも多く活躍しています。そこで今回は、実際にママ社員として活躍している神山 明香さん、包 鶯鶯さん、そして若手女性社員である先崎 晴香さんを交え、ママとして、また女性としてデジタル・ナレッジで働くということについてお話を伺いました。


配属してすぐに産休取得を報告。迷惑がかかると不安に思ったが、誰ひとり嫌な顔をせずに暖かく接してくれた

―― まずは、みなさんがデジタル・ナレッジに入社を決めた理由やデジタル・ナレッジでのキャリア遍歴について教えて下さい。

包:私は留学を目的に来日しまして、そのまま日本で就職活動を行いました。ただ、当時すでに結婚をしていたのですが、それがネガティブな印象になってしまったのか、なかなか内定が決まらなかったんですね。そんな中、内定が決まって入社できたのが、デジタル・ナレッジのグループ会社でした。

そこでは翻訳やコンテンツ制作の仕事をしていたのですが、グループ会社が本社に統合されることをキッカケに、デジタル・ナレッジの管理本部に異動。はじめは総務を担当しまして、その後はWEBコンテンツの制作・改修も担当、そして現在は管理本部に所属し、人事を担当しています。

なお、2016年に産休・育休を取得しまして、1年後に職場復帰して今に至ります。

神山:もともと私は商社の受付業務の仕事をしていたのですが、このまま今の仕事を続けるべきか悩んだ時期がありました。というのも、受付業務では基本的にパソコン操作も必要なかったため、今後なにか別の仕事に就くとなったときも、基本的なパソコン操作ができなければ転職できないのでは、と不安を感じたからです。

そのタイミングで第二新卒を対象とした、パソコン操作含めたスキルアップ支援も行ってくれる就職支援の企画を見つけ、参加したんですね。そして、実際の転職支援も行っていただき、紹介いただいたのがデジタル・ナレッジでした。

その当時は、デジタル・ナレッジがIT系の会社だというくらいの認識しかなかったのですが、募集枠が事務職であったため、就職支援で身につけたスキルを活かせそうだと思い、転職を決めました。

入社したタイミングとしては2013年で、いまに至るまでに2度、産休・育休を取得しており、産休・育休取得前も復帰後も管理本部に所属しています。

先崎 :私は新卒入社でデジタル・ナレッジに入社しました。社歴としてはまだ二年目で、現在はソリューション・パートナー事業部でディレクターを務めています。

デジタル・ナレッジに興味を持ったキッカケとしては、大学生のときにアメリカに1年間、留学をしていたのですが、そのときにアメリカの格差社会を目の当たりにしまして、そこで教育格差という問題に興味を持ったことでした。

私自身の経験を振り返っても、高校生のときに「お金が高いから」という理由で塾に通わせてもらえなかったことがあって、そこで学習アプリを使って学んだりしていたのですが、そうした教育格差を埋める可能性があるのがeラーニングなのではと思うようになり、「教育×IT」という軸で就職活動を始めました。

「教育×IT」という軸ではデジタル・ナレッジ以外にも候補があったのですが、大手企業だと実際に入社してみたら希望する業務に就けないこともあるなと思い、教育ITを専業としている

デジタル・ナレッジに入社を決めました。

―― 包さん、神山さんは産休・育休を取得されたとのことですが、産休・育休を取得することに対して不安は何かありましたか?

神山:私が産休・育休を取得した当時、デジタル・ナレッジはまだ80人規模の会社で、あまり制度も整っていなかったんですね。ただ、すでに産休から復帰した方が3人ほどいて、徐々に制度を整えていこうという時期でもありましたので、特に不安はありませんでした。

実際、産休を取得したいと上司に伝えたときには、上司も非常に喜んでくれたのを覚えています。職場のみんなも喜んでくれて、また産休・育休後に復帰するのを望んでくれていました。

包:私の場合は、部署異動があってすぐに妊娠が発覚したため、「配属したばかりなのに、産休に入りたいと伝えるのは迷惑がかかってしまうのでは」と考えてしまい、安定期に入ってから伝えるべきかどうか、とても悩みました

ただ、やはりなるべく早く伝えたほうがいいと思い、異動して1週間後には上司に伝えたんですね。そしたら、「それはおめでたいですね」と喜んでくださって、とてもホッとしたのを覚えています。

そして「産休に入るまでの半年だけでも、ぜひ頑張ってください」と言ってもらえて、他のチームメンバーからも「包さんなら大丈夫、頑張ってね」と声をかけてもらえたりと、誰も嫌な顔をせずに接してくれて。とても嬉しかったです。


子育てとの両立はもちろん大変。それでも理解のある社員ばかりだからこそ、精神的にもサポートしてくれる環境がある

―― 仕事に復帰後、子育てと仕事の両立は大変でしたか?

神山:1人目のときは、すごく大変でした。子どもがいようが職場には迷惑がかからないよう、仕事はしっかりと頑張らないと思い込んでしまい、とてもプレッシャーに感じてしまったんですね。

しかし、初めての子育てですから当然大変なことだらけで、子育ての都合で「仕事を休みます」と言っていいのだろうかと、いろいろなことが申し訳なく感じてしまっていました。

ただ、男性社員でもお子さんがいる方は多く、子育てに理解がある方ばかりで、「半分以上を出社すれば合格だ」と言ってもらえました

また、当時はリモートワークの制度もなかったため、出社時間に間に合わないときがあると自己嫌悪に陥ってしまっていたのですが、先輩ママからは「それが当たり前だから、気にする必要ないよ」と声をかけてもらったときは、心の荷が降りた瞬間でした。

包:子どもを保育園に預けて通勤するものの、オフィスがある秋葉原駅に着いたときや、会議の最中に「子どもが熱を出した」と電話がかかってきたらどうしようと、いつも不安に感じていました。しかし、いざ熱が出たといってお迎えにいくと、子どもはケロッとしていたりするんですよね(笑)。

そして途中からは、子どもが午後に体調を崩しがちだということに気づき、午後に子どもに何かあっても対応できるよう、前日から仕事のスケジュールを組んで、必ず終わらせないといけない仕事は午前中までに終わらせるといったことを取り組んでいましたが、はじめは時間管理が非常に大変だなと感じていました。

それでも、子育てだけの生活はしたくなかったんですよね。働きながら育児をするほうがオンオフがつけられて、私にとっては向いているなと思っていて。そのため、大変だけれども充実しているなと感じています。

神山:私も同じ考えで。子育てだけになってしまうと、社会との接点が少なくなってどうしても孤独を感じてしまうと思うので、働きながら子育てをするというのが私にとってはベストな選択肢だと思っています。

先崎 :自分自身はまだ結婚や出産といったことは予定していないのですが、部署は違えど神山さんや包さんのような先輩ママがいることで、「子育てしながら働く」という未来の自分のキャリアの選択肢を広げられるのは、ありがたいなと思います。

また、いざ私自身が今後、育休や産休を取得するというときも手続きまわりや仕事の進め方を相談できる方がいたり、理解のある方がいるというのはとても安心できるなと感じています。


男女問わずに働きやすい会社。人それぞれの理想とする働き方を実現できるような環境づくりに取り組んでいきたい

―― おふたりの経験から、「デジタル・ナレッジだからこそ、子育てをしながらでも働きやすい」と思うことはなにがありますか?

神山:まずフレックス制であるということ、また時短勤務もみな活用していたりと、時間の融通が効く制度が整っているのが子育てしながらでも働きやすい点です。

そのため、産休・育休から復帰する女性社員は非常に多くて、むしろそのままお辞めになるという方はほとんどいないというのは、ママにとって働きやすい会社だからこそだと思いますし、いまはリモートワークの制度もあるため、より仕事と子育ての両立がしやすい環境だと思います。

包:休みも取りやすいですよね。しかも休暇は事後申請でも良いため、急に仕事を休まなければいけないというときでも安心。そして部署にもよりますが、管理本部は男性社員含めて子どもがいる方が多いため、何かあったら仕事も助け合うような文化があります

もちろんギリギリに仕事をしないというのが鉄則ではありますが、管理本部の場合ですと月初にその月の業務内容を共有しあうので、急遽仕事を休まなければならないときなどは他の社員がカバーしてくれたりするんですね。

先崎 :休みが取りやすかったり、プライベートとの両立ができるような働きやすい環境というのは、ママだけの特権というわけではなく、デジタル・ナレッジの社員みんなが感じていることだと思います。そのため、育休を取りたいと言っているパパ社員もいたりしますし、みな充実した働き方を実現できているなと。

また、「女性だから働きづらい」といったことをこれまで感じたことがないですし、むしろ自分が女性であるということを気にすることが一度もないんですね。それはきっと男女問わず、みな仲がいいから。私の部署も、業務時間後にみんなでオンラインゲームをしたり、交流イベントを開催したりしていて、とても楽しい会社だなと感じています。

―― 最後に、今後デジタル・ナレッジでどういったことに取り組んでいきたいか、みなさんの展望をお聞かせ下さい。

神山:まだまだデジタル・ナレッジは中小企業ですから、制度も整っているようで整っていないこともあります。そのため、管理本部のポジションからより社員が働きやすい制度を整備していきたいと考えています。そして、いまは働き方も多様化しているため、人それぞれが理想とする働き方を実現できるような環境づくりに取り組んでいきたいなと考えています。

また、いま上の子どもが小学生になって、徐々に子育てに割く時間も減ってきています。今後より仕事に時間が割けるようになったときには、もっと新しいことにチャレンジしてみたいなと思っています。

包:私は現在、社内システムの管理も担当しているのですが、人事システムや勤怠システムなどはようやく整ってきたものの、まだまだ整っていないところもたくさんあります。

従業員が今後増えていったときに、しっかりと管理が行えるよう、そうしたシステムの整備にもっと取り組んでいきたいなと思っています。

先崎 :自身の展望ではないのですが、今回のお話を通じてもっと女性社員同士が話す機会が増えればいいなと思いましたし、そういった機会をつくっていきたいなと感じました。

自分自身のライフイベントを踏まえたキャリアというのは、これまでまったく考えてこなかったので、今回おふたりのお話を実際に伺って、産休や育休のこと、また復帰後の仕事と子育ての両立などについて具体的にイメージできるようになって嬉しく思います。

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