1
/
5

元塾講師がエンジニアに。未経験から始めたDigeonでのキャリアステップ

教育業界からIT業界へ。

塾講師からエンジニアに転身し、未経験でDigeonに業務委託として参画した木ノ本 和也(きのもと かずや)さん。着実に成長を重ね、現在は正社員として活躍しています。

今回は、キャリアチェンジのきっかけや未経験から成長してきた過程、そしてDigeonでの仕事内容について、木ノ本さんにお話を伺いました。

1. 異業種からエンジニアへ転身したきっかけ

── 前職では塾講師をされていたそうですね。当時はどんな業務をされていたのでしょうか?

大学院に通いつつ、大学受験の数学を個別指導していました。現役生を中心に対面で教えていましたね。

── なるほど、大学院にも通われていたんですね。エンジニアを目指すようになったのは、どんな理由からでしょうか?

大学院では数学を専攻し、文書をまとめるなどの形式的な作業以外はずっと紙とペンだけで研究をしていたのですが、思考過程にコンピュータを取り入れる必要性を感じ始めていました。

それと同時に経済的な理由から研究の継続を断念せざるをえない状況にもなってしまい、コンピューターのスキルを磨くのも兼ねて、まずはアルバイトとして始めようと思ったんです。そのうちにエンジニアとして働くこと自体に興味が湧き、最終的にDigeonに入社することに決めました。

2. 未経験からの挑戦とトライアル期間

── Digeonを知ったきっかけや、応募の決め手になったポイントは何でしたか?

神戸大学の生協の求人募集を見て応募しました。他にも似た業種の募集はありましたが、Digeonはアルバイトでもフルタイムでしっかり経験を積めるという点が魅力でした。また、Digeonは機械学習を応用した開発を強みとしていたので、機械学習について調べてみたところ、理論を学ぶ上で微積分や統計・確率といった数学の専門的な知識を活かせると思い、魅力を感じました。

── 応募当時はプログラミング未経験だったとのことですが、どのように勉強や準備を進めましたか?

Digeonに応募した時点では、大学の授業で少しだけC言語に触れたことがある程度だったので、まずは本屋でコンピュータの専門書コーナーを端から端まで眺めてみました。どんなプログラミング言語や分野があるのか知って心の準備をしたぐらいですね(笑)。具体的な学習を始めたのは入社してからです。

── 未経験からの挑戦で、特に苦労した点はありましたか?

幅広い知識を要求されて、最初は全体像が掴めず苦労しました。ありがたいことに、Digeonでは理解を深める時間をしっかりもらえたので、焦らず着実に学習を進めることができました。

3. 現在の業務と自身の成長

── 現在はどのような業務を担当されていますか?

防災システムの開発を担当しています。特に、災害発生時にXML、CSV、JSON、ZIPなど多様なフォーマットで届くデータを加工し、地図上に表示するワークフローの作成が中心です。開発業務に加えて、顧客とのやりとりも密に行っています。

── 入社当初と比べて、ご自身の成長を感じる部分はありますか?

どんなエラーが起きても動じず、(周りの力は借りながらも)自力で一定の結論まで持っていけるようになったと思います。また、過去に自分が書いたコードを客観的に見て、無数の改善点を見つけられるようになりました(笑)。

あと、最近は要件定義において、後の手戻りを防ぐために詳細に詰めておくべきポイントなどもわかるようになりましたね。

── 塾講師としてのご経験が、現在の業務に活きていると感じる場面はありますか?

塾講師時代は、生徒の状況をフローチャートのように分析し、最適な解決策を提示していました。その経験は、現在の顧客ヒアリングにおいて、問題の本質を見抜き、適切なソリューションを導き出す際に非常に役立っています。

また、数学的な思考、特に証明のプロセスがコードを書く際の設計や実装に似ていると感じており、その点もエンジニアリング業務に活きていると思います。

── なるほど、共通点があるんですね。どのような点が似ていると感じますか?

数学の証明では、まず解答の方針をしっかりと構築し、その後に具体的な証明を書き進めます。システム開発においても、最初に設計で全体の流れや構造を考え、その上でコーディングに落とし込むというプロセスが共通しています。このような一連の流れの中で、数学的な論理構築の経験が自然に活かされていると実感しています。

4. チームの雰囲気と社内文化

── Digeonのエンジニアチームの雰囲気や社内文化について、どのように感じていますか?

大学時代の延長のような感覚です。世代も近い人が多いので、良い意味で仕事感が強くなく自然体で働けています。

また、メンバーは自分と似た性格の人が多く、程よい距離感で接しています。

── 入社当初、周囲のメンバーからどんなサポートを受けましたか?

自分のアウトプットに対して迅速にフィードバックをもらえ、励みになりました。

また、主体的に進めるのが好きな自分にとっては、早い段階から設計もさせてもらい、自分のアイデアを尊重しながら進めさせてもらえたことが良かったと感じています。

5. 将来の目標と読者へのメッセージ

── 今後エンジニアとして挑戦したいことや、Digeonでの将来的な目標を聞かせてください。

理論的で複雑なアルゴリズムが好きなので、そういった分野で特に力を発揮していきたいですね。また、資格取得もやっていきたいです。特にRDBの概念に数学との親和性を感じていて好きなので、IPAのデータベーススペシャリストを取得しようかなと。

── 最後に、これからエンジニアを目指す未経験の方へメッセージやアドバイスをお願いします。

私は未経験からDigeonのオンボーディングを通じて、エンジニアとして必要な知識を身につけました。下手に独学で実力をつけてからエンジニアリングを始めようとせず、いきなり現場に飛び込んだのが正解だったと思います。開発に必要な知識は膨大で、結局その場その場で調べて身につけていかなければならないため、業務を通して実践的に学ぶことが一番の近道です。エンジニアリングを始めようか迷っている方は、まずは現場に飛び込んでみることをお勧めします。

また、ずっと研究職しか検討していなかった自分に合う仕事か不安でしたが、実際にやってみて仮説を立てて検証する試行錯誤のプロセスが面白く、研究志向の方や勉強が好きな方には非常に楽しめる仕事だと思いました。興味があれば未経験でも気後れせず、ぜひ挑戦してほしいと思います。


Invitation from 株式会社Digeon
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社Digeon's job postings
3 Likes
3 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Sakashita Ryoma's Story
Let Sakashita Ryoma's company know you're interested in their content