はじめに
こんにちは、開発本部の東です。ここでは開発本部の施策の一つである「Digeon生産方式」について紹介します。
Digeon生産方式とは、弊社ホームページでも紹介されているとおり、高い品質と効率を実現するためのノウハウや仕組みを社内で標準化したもののことです。
開発本部はDigeonが今後さらに事業を拡大していくために必要なことをエンジニアリングの視点で評価し改善していくことを目標としています。
ディジョン生産方式を活用・改善していくことでスケーラブルなエンジニア組織を作り、カスタマーサクセスに貢献していくよう努めています。
Digeon生産方式の紹介
ここからは、ディジョン生産方式として実施している内容をいくつか紹介します。
デザインシステムの標準化
業務システムに求められるUI/UXを社内で標準化しています。業界水準として求められる機能やこれまでの実績で得たノウハウを元に作成しています。
また、Figmaを用いることでプロジェクトをまたいだUIコンポーネントの共有、プロトタイピング、フィードバック収集が容易になり、システム開発サイクルの速度と品質を向上させます。
AWS CDKを用いたインフラ環境
システムの開発、リリース、そして運用までに必要なインフラストラクチャを全てコードとして管理することで、手動操作を減らし、より迅速かつ安全に環境を構築することを可能にしています。さらに、非機能要件やコストに応じてスペックやリソースのチューニングができる設計にすることでお客さまからの幅広いご要望に答えることができます。
コード資産のテンプレート化
上記で紹介したデザインシステムやAWSの実装をはじめとするコード資産はテンプレートとして社内の各プロジェクトに展開しています。
テンプレートを利用することで、各プロジェクトにアサインされたエンジニアは、デザインシステムが実装済みのReactや、データベースのオートスケーリングの上限値を設定するだけのインフラが既に用意された状態で開発を始めることができます。これによってカスタマーサクセスにダイレクトに影響する価値のある機能について多くの時間を使うことができるようになります。
さいごに
生産方式の構築はそれ自体が複利を生むだけでなく、エンジニア組織をスケールさせるために非常に重要なイシューです。さらにその実現のためには高い技術力とお客様ファーストの精神を持つエンジニアが必要不可欠です。