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DBテックチーム新設!冷設を知り尽くしたエンジニアは、特殊冷凍の開発にどう夢を描く?

セールス、コンサル、栄養士など、冷凍とは異なる世界でプロフェッショナルとして活躍していたメンバーが殆どのデイブレイク。そんなわが社に、冷凍空調技師、冷凍空調機器施工技師、電気工事士などの資格を持ち、冷凍を知り尽くしたエンジニアの寺本淳さんが入社しました。寺本さんの入社を機に、デイブレイクのテックチームが新設。木下社長もその才能を評価する寺本さんのこれまでの経験、入社の経緯、ここでやりたい事について話を聞きました。

メーカーになったデイブレイクに新設されたテックチーム。基盤を支える部門として、組織の仕組みを作る

特殊冷凍機の技術開発を担うテックチーム統括として、組織の仕組みづくりをしています。デイブレイクのテックチームは、納品やメンテナンスを行う「フィールドエンジニア」、負荷計算などセールスサポートを担う「サービスエンジニア」、製品開発を担う「R&D」の3つの部門に分類されます。デイブレイクが「アートロックフリーザー」を発売したのは去年の秋で、メーカーになってからはまだ1年弱。なので、テックチームも部署としてはまだ新しく、今は少数精鋭で網羅できる人が対応しています。フェーズが上がれば部門を3分割して、それぞれ細分化していきたいと考えています。マネージメント業務の他にも、アップデートを控えている「アートロックフリーザー」のコンセプト設計や冷凍機の点検修理、負荷計算などの現場対応も携わりますし、今春にオープンした新しいショールムは、管理する側のはずが、施工工事も一部僕がやっていました!

7年前、冷設現場で木下と出会う

デイブレイクに来る前は、15年間に空調関係の業界に携わっていました。学生の頃に焼肉店のオープニングスタッフを経験したことを機に飲食業界に興味を持ち、フードコンサルを志望。コンサルの知見の一つとして、店づくりの根底にある「店の構造」から学びたいと思い、空調機器や電気機器を扱う施工会社に就職しました。冷設部門に配属されたものの、施工に関しては右も左も分からない初心者。それでも、その会社は全員が職人気質で教育プログラムは一切なく、目で見て盗めの現場主義。先輩の技術を盗んでは、試してみての繰り返し。おそらく普通の3倍くらいの速度であらゆる現場を経験させてもらい、今持っている資格(冷凍空調技師、冷凍空調機器施工技師、電気工事士など)は、全てここの3年間で取得しました。

実はこの頃、木下社長と施工現場で一緒になったことがあるんです。7、8年前、デイブレイクが立ち上がったばかりの頃で、「デイブレイクをこんな会社にしたい、こんな世界を実現したいんだ」と熱く語ってくれました。その姿が脳裏に焼き付き、今でも鮮明に覚えています。

厨房空調のメンテナンスビジネスを立ち上げ、売上5倍に向上

その後、施工会社で得た資格を活かし、ヨーロッパの換気基準をつくる外資系企業の日本法人に転職。僕は厨房の換気環境を支援する部署に所属。メンテナンスビジネスを仕組み化し、

・人をなるべく動かさないで自動化で消耗品を売る(部品、洗剤販売)
・コンスタンスに契約できる商材づくり(点検、清掃など)
・誰が担当しても同じクオリティーのサービスを提供するしくみづくり
・技術者のファブレス化
を柱に、売上を約5倍に向上させました。

日本の厨房は「暑い」、「暗い」など厳しい環境が当たり前になりがちですが、ヨーロッパは換気基準が発展していて、自然原理を利用した効率のよい換気で室内空間の空気をコントロールします。厨房環境を良くすると従業員がずっと働きやすくなり、労働環境の改善で人手不足が解消するなど、経営課題の改善にも繋がる面白い仕事でしたね。

ただ一方で、メンテナンスを司る部門だったので、本体の厨房換気機器が売れないことには売上を作るにも限界があり、コスト削減に悩まされることもありました。もどかしさを感じずにやりたいことに挑める環境を求めて転職を考えた時に、偶然紹介されたのがデイブレイクでした。

商社からメーカーになるタイミングでの再会。変わらない情熱と縁に懸けたくなった

デイブレイクの活躍はテレビで見て知っていましたが、これまで商社だったデイブレイクが、これからメーカーになろうとしている話を聞いて、興味が湧きました。面接で再会した木下社長は、7年前と変わらない情熱、ブレない志を持ち、変わらないどころか更にアグレッシブで、優秀で信頼できる仲間を抱えていた。当時の熱量のままここまで成功したんだなと感心しました。そして、たくさんの困難を乗越えて成長を遂げたデイブレイクが、次は“メーカーとして”また新たな挑戦をしようとしている。木下社長と7年前出会ったことも、メーカーになろうとしているこのタイミングで再会できたことも何かの縁で、僕も人生を懸けて最後のチャレンジをしてみたい気持ちになりました。前職で新しい部署を一から作って結果を残してきた実績もあるので、メーカーとして今後重要になってくるテクニカル部門で、自分にもやれることがあるんじゃないかと。

デイブレイクに入社してからは、デイブレイクの営業力やマーケティング力、あとは会社の見せ方がとても上手いなと、ベンチャーとしてまだまだ伸びていく期待を感じました。会社の軸になるビジョンと、それに基づいた一貫性を持った事業展開。これをしっかりと発信し、冷凍業界では異彩を放ちながらも、何か新しいことをやってくれる期待感を持たせる。木下さんの人間性はもちろん、組織としても非常に強い基盤をもっていると思いましたね。また、営業力がしっかりしているので、テック部門もやりたいことが実現できるなという自分の仕事への期待も沸きました。

発明家の夢が叶うかもしれない。常識にとらわれないワクワクした冷凍機を開発したい

子どもの頃の夢が「先生」か「発明家」だったので、世の中に今までなかった急速冷凍機が開発できれば、この年になって夢が叶うもしれません。常識や固定概念にとらわれない、当たり前についていない機能やデザインを採用した冷凍機を開発したいですね。これまでの業務用冷凍庫はステンレス製の箱のようなものなので、ワクワクするデザインと、デザインに負けない精度の高い冷凍機とか。デジタル系リソースでいうと、庫内温度や重量などのビッグデータを集めて、誰がやっても高品質に仕上がる全自動モードや、海外でも対応できる遠隔操作機能を搭載していきたいです。また、「冷凍は腐らせないための手段」というイメージがまだまだ持たれていますが、「冷凍で調理する」という意識で、調理の一環として冷凍を捉えてもらえるように使う人の意識も変えていきたいですね。冷凍調理レシピだと思ってもらうと使い方も変わると思います。

将来的にやりたことはたくさんありますが、まずはお客様があったらいいなと思う機能を製品化していくことから。直販を貫くデイブレイクは、お客様のニーズを叶える開発ができる会社だと思います。なので、「こういう機能つけられますか?」という意見はセールスメンバーからどんどんほしいです。あるものを改善することは得意ですが、構造や常識を知りすぎた僕には思いつかないアイデアもあるので、純粋な願望を言ってもらった方が考えるきっかけになりますし、その開発に携われたら、技術者冥利に尽きます。

「守り」のアフターセールスの仕組み化でスマートフリーズファクトリーモデルを確固たるものに

また、デイブレイクに入社して驚いたのが、「アフターセールス」のチームの概念がこれまでの会社と違うということ。冷凍商品を売るための戦略立案や冷凍商品開発など“攻め”のフォローが手厚い一方で、冷凍機のメンテナンスは現状まだサービス化されておらず、構築している最中です。冷凍ビジネスを成功させるためには、冷凍機を長く安全に使えることが大前提にあるので、そのための知識やデイブレイクのテックチームからのフォローアップ体制もしっかりと仕組み化できれば、デイブレイクの「スマートフリーズファクトリー」はもっと層が厚くなる。メーカーとして今後ビジネスを展開していく上で、“守り”のアフターセールスも必ず重要になるので、メンテナンスビビジネスも早急に仕組み化していきたいですね。

デイブレイクで冷凍の世界にいた経験があるのは、社長と僕くらいです。みんな異業種からの参入で、それぞれの得意分野を極める優秀な人たちが活躍している。自分にはない発想がどんどん出てきて、やったことのない挑戦の日々ですが、やり残すことがないようにしたいと思っています。常識にとらわれずに新しいチャレンジをしたい人には非常に恵まれた環境です。テックチームで活躍したい人も歓迎しますので、是非飛び込んできてください!

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