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「データの民主化」を本気で目指す | 代表・久米村が語るの DATAFLUCTの覚悟と実践

DATAFLUCT (データフラクト) は、AI x SaaSのビジネスモデルをとるデータビジネス・スタートアップスタジオです。
データサイエンスが活かしきれていない領域へ切り込み、顧客のビジネスに上流から携わることで本質的な顧客課題にアプローチしています。そして、非構造化データや需要予測を中心にプロダクトを展開することで、価値提供の圧倒的な速度感と高精度の予測を実現しています。

久米村 隼人
株式会社DATAFLUCT (データフラクト)
代表取締役CEO
1980年生まれ。複数の国内大手事業会社にて、広告・ヘルスケア・データサイエンスなどの領域で15サービス以上の新規事業を創出。2019年1月、データとサイエンスの⼒で社会課題を解決することをミッションに「株式会社DATAFLUCT」を設立。同年、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の知的財産や知見を利用して事業を行うJAXAベンチャーに認定。これまでローンチした新規事業は30以上。現在、幅広い業界に向けてデータ活用支援・新規事業創出を行う。

▍アルゴリズムを社会が共有できる知的財産に

私たちが掲げているビジョンは、「データを商いに。」というもの。あらゆる企業がデータを有効に活用し、データサイエンスの恩恵が受けられる「データの民主化」を目指しています。

現状、データを有効に活用できているのは、膨大なデータ量が集中する国内最大手のIT事業会社や、自社でデータサイエンティストを抱えられるエンタープライズ企業だけです。DATAFLUCTが支援しているのは、自社でデータ処理やアルゴリズム開発に踏み出せていない業界や企業が中心。そのままでは処理できない非構造化データが中心となる食品業や物流業などに対して、データ活用によるビジネスの最適解を見出す道程に寄り添うことで、これまでにない社会的インパクトの創出を目指しています。

通常のAIビジネスの場合、需要予測や言語モデルなどを用いて、特定企業の研究開発を受託しながらライセンス化していくのがスタンダードな形ですが、DATAFLUCTのアプローチはまったく異なるものです。膨大なデータをもとに生成したアルゴリズムを、共通する知的財産とすることで、社会全体に影響を拡げていきます。言うなれば、ChatGPTや画像生成AIに近いイメージです。この形なら、これまで自社で優秀なデータサイエンティストを抱えられなかった分野にも、データがもたらす恩恵を届けることができます。

アルゴリズムは、あらゆる業界や領域に活用ができる技術なので、おかげさまで多岐にわたるお客様からお引き合いをいただいています。ゆくゆくは全てを網羅できるようになりたいと考えてはいますが、現在優先している基準は、その課題を解決することで社会的にインパクトを与えられるかどうかという部分。そのため、現在は社会インフラの領域を中心に、脱酸素やフードロス、在庫ロスなど、ビジネスの意味が感じられるポイントにフォーカスした着手選定を行っています。

▍現場を巻き込むDX推進の発信地点

DATAFLUCTでは、顧客企業の保有するデータの分析・活用・結果はもちろん、その前段階となる事業開発からクライアント支援を行っています。通常はクライアント側の企画開発担当者が、どんなアルゴリズムを作るかを考えるのが一般的かと思いますが、当社ではデータサイエンティストが事業開発までを手掛けているのが特徴です。ビジネス側とデータサイエンス側の両面を理解していなければ、顧客のビジネスにとって本当に有意義な成果をもたらすことはできません。なぜなら、クライアントが表面上で感じている課題と、実際に必要なアルゴリズムが異なるという可能性は大いにあるからです。

当社ではデータサイエンティストに対して、3つのスキルを求めています。データエンジニアリング力、数理統計力、そしてビジネス力です。事業開発やビジネス設計から入るからには、当社のデータサイエンティストは、クライアント以上にその領域に対して深く理解し、課題を見つけ、どんなアルゴリズムを創ればいいかを考える必要があります。たとえば、化学メーカーに対して素材の需要予測を提案するなら、需要予測をすることでどんなメリットがあり、売上やコストにどんな変化が表れるのかを、お客様よりも詳しく説明できなければなりません。メリットを感じてもらえなければ、現場は動かない。だからこそ、プロジェクトは思っている以上に泥臭いですし、超長期的な関わりになります。

データサイエンティストが「モデルを作りました」「データを分析しました」といった業務をしているだけでは、現場は何も変わりません。ましてや取引先はデータ活用に知見のないお客様がほとんどですから、「そこは貴社がやるべき仕事です」などと業務を切り分けていては、いつまでたっても革新は起こせません。私たちは外注の分析屋ではなく、いわばお客様の社外DX推進部。ある種、足で信頼を勝ち取るような業務です。クライアントのDX推進の発信地点を任せてもらっている自負のもと、お客様の業務にどっぷりと入り込み、時には現場の方々を説得しながら、全体を巻き込んで進めています。

基本的に、プロジェクトに終わりはありません。顧客企業との関係も続いていきます。とはいえ、私たちの関わり方は、初めのうちは多くの人的コストがかかりますが、アルゴリズムとシステムが円滑に動くようになれば、あとは顧客の事業成功に合わせて自動的に利益が上がるものです。そして、ある程度アルゴリズムが確立できたら、その内容を横軸展開もできます。顧客の成功が、業界全体の成功に繋がり、ゆくゆくはDATAFLUCTとしての成功にも繋がるのが、大きなやりがいを感じるところですね。

▍格差のないデータ活用社会を目指して

私たちは常に、お客様にとって信頼できるパートナーになることを目指しています。素性のわからない経営コンサルタントに事業の方向性を決められたくないように、パートナーとして任せてもらえなければ、DX推進といえど一過性の取り組みにしかなりませんし、本質的な課題にまでは切り込めません。事例だけで売れる単純なサービスではない分、クライアントの悩みをピンポイントで突くようなAI活用法を、具体例にまで落とし込んで提案しています。

東京だけ変革していても、社会全体を変えたとは言い難いので、地方にも積極的に売り込んでいます。正直、ITリテラシーは都内と地方では大きな格差があります。ですが、実はパートナーとして篤い信頼を寄せてくれるのは地方企業のほうが多い印象です。だからこそ私たちは、提案先をあらかじめ選定した上で、その企業がどのようなAI活用をすれば成果が出せるか考え、足繫く何年も通います。そうして勝ち得た信頼ですから、並大抵のことでは揺らぎません。むしろファンになってくださるお客様ばかりで、そうなるとお客様が当社のビジネスを宣伝してくれるんです。実際、今は紹介から依頼いただいたお客様が大半を占めています。

当社の売上だけを考えるなら、もっと効率のいい営業方法はあるのでしょう。ですが、あくまで私たちが目指す先にあるのは、すべての会社がデータを使ってビジネスをできる社会にすること。導入企業数を増やすことより、私たちの作るアルゴリズムが社会で使われる頻度や範囲を増やしていく形が理想なので、今後も影響範囲を徐々に拡げていきたいと考えています。



▍世の中すべてに変革をもたらす開発者¥へ

データサイエンティストはまだ新しい職種なので、人物要件は募集企業ごとに異なることでしょう。当社が求めているのは、ビジネスが設計できるデータサイエンティスト。ピカピカに磨かれた素晴らしいアルゴリズムを作れる人というより、お客様の声を聞き、要件整理のできるデータ業務経験者を求めています。データ分析だけ、事業企画だけという方はそれなりにいるのではないかと思いますが、当社はその全てに携わりたいという意欲を重視しています。分析のみに集中するデータアナリストとしての道も悪くはありませんが、そこから一歩抜け出して、もっとビジネスの現場を見たい、あるいは複数の業界に携わりたいという人にとっては、成長余白の大きい仕事だと思います。事業企画における勘どころは、必要に応じて私からも教えていく予定です。

医療、エネルギー、物流、不動産、森林、食品、製造、小売、化学…etc、社会インフラを支える企業を含め、あらゆる業界・領域が私たちのクライアントになり得ます。見つけたアルゴリズムを1社で完結させることなく、興味のある分野へアイデア1つで挑戦できるのは、当社ならではの特長ではないでしょうか。

私たちが関わったお客様は、私たち自身も驚くほどのスピードでより良い方向へ変わっていきます。今までAI活用のなかった分野にアルゴリズムを導入するわけですから、事業のあり方も結果も、圧倒的に変わります。こうした変化がもたらせるのも、当社のメンバーが顧客以上に業界のことを学び、フットワーク軽く現場を巻き込んでいるから。「こんなデータをもとに、こんな分析をしたら、この業務に対してこんなインパクトを与えられるのでは」と、自ら仮定を立てながら勝ち筋を見出そうとする人であれば、おのずと成長と成果はついてきます。業界や地域を問わず、世の中にあるすべての課題が、私たちの研究相手です。どこから手をつけても構いません。そう考えると、なんだかわくわくしてきませんか。きっと、今まで以上の視野の広がりや、データで貢献していく達成感を味わえると思いますよ。

DATAFLUCT は、自分自身の提案の幅を広げていきたい、社会におけるデータ・AI活用を推進したい方を歓迎しています。役割を越えて、限界を越えてチャレンジできる職場です。
「データの民主化」を目指して、仲間を募集していますので、ぜひ一度お話しましょう!




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