｢webデザイン会社です」とひとくちに言っても、規模もやり方もさまざま。
一球入魂の大型案件に長期間とり組む会社もあれば、
一週間くらいでおわる案件をたくさんこなす会社もあります。

じゃあ、D4C.さんはどうなの？というと、
すごくざっくり

「受注してから３ヵ月」

くらいが目安。

ここでは具体例として、
当社事業の一つ「採用プロモーション」を舞台にしたパターンをご紹介します。

とはいえ、そのまま書いてもつまらないので、
内容は「新人ディレクターA君（仮）の日記風」にしました。

もちろん、人名も日付も内容も仮ですので、あしからず。

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＜プレゼン期＞

５月９日（月）
知り合いの人材系の広告代理店の方から、新規のプレゼンのお話をいただいた。
なんでも「大手クライアントの採用サイト制作」らしい。
とりあえず、打ち合わせでお話をうかがうことになった。

５月１６日（月）
代理店の方と打ち合わせ。かなり気合いが入っていた。
３週間後のプレゼンへ向けて、僕のほうで企画書と見積りをつくることに。
同時に、提案用のデザインとキャッチコピーが必要なので、
社内のデザイナーさんとコピーライターさんに相談する。

６月６日（月）
なんとか企画書もできあがり、デザインも用意できた！
代理店の担当者さんとのすり合わせも終わり、いよいよ今日がプレゼン本番。
印刷した企画書とデザインをもって、クライアントの本社へ。
緊張したが、なんとかプレゼンもできた。
わりと頷いてもらったけど、はたしてどうだろうか。

６月２０日（月）
代理店の方から「受注しました！」と喜びの連絡が。やった！
まずは、キックオフのミーティングをおこなうことになった。
それまでに、スケジュールは用意しておこう。

＜制作準備期（約１ヵ月）＞

６月２７日（月）
キックオフのミーティング。
提案した企画を確認しつつ、修正点の依頼もいただく。スケジュールも問題なさそう。
帰社したら、早々にデザイナーさんとコピーライターさん、
コーダーさんに連絡して、案件用のチームを組まないと。
（みんな忙しそうだし、スケジュール空いてるかな）

７月１日（月）〜７月２４日（金）
ページを構成する資料集めや取材撮影などを実施。
いわば「デザイン用の素材」を収集する。
取材で久しぶりに長野県に行った。涼しかった。

７月２７日（月）
デザインの制作へむけて構成書を作成中。
結構大変だけど、デザイン”もと”をつくる重要な仕事。
あ、やばい。このページ思ってたより長くなりすぎた。

＜デザイン期（約１ヵ月）＞

７月３１日（金）
構成書をデザイナーさんとコピーライターさんへ送り、デザイン制作期間へ突入。
２週間後のデザイン提出日へ向け、絶賛制作中だ。
構成書にも詳細を書いたし、デザイントーンや企画意図の話もきちんとしたので、
大丈夫だと思うけど、どうかな。

８月１４日（金）
デザイナーさんとコピーライターさんから、初稿があがってきた！
バッチリだ。さすが！　微調整をおこない、代理店さんへ展開する。

８月１７日（月）〜８月２８日（金）
代理店さん経由で、クライアントからの修正依頼を受ける。
わりと大きな変更もあれば、文字修正程度の小さなものもある。
なんとかスケジュール通りで進行できるよう、各所と調整する。

＜コーディング期（約１ヵ月）＞

８月２８日（金）
修正を重ねて、ようやくデザインがFIX！　ここからはコーディングへ。
コーダーさんにデザインデータを渡し、
２週間後のテストアップ日へ向けてコーディングしてもらう。

９月１２日（金）
コーダーさんからテストアップがあがってきた！
抜けもれや演出のミス、エラーやバグはないか校正を行い、微調整。
その後、代理店さんへ展開する。

９月１５日（月）〜９月２６日（金）
代理店さん経由で、テストアップへの修正依頼を受ける。
演出部分の調整や文字修正などを、コーダーさんと確認しながらおこなう。

９月２９日（月）
ようやく最終FIX！　納品データをお送りし、案件は完了！
ああ、なんだかんだで最初のキックオフミーティングから３ヵ月経ったな。

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……と、だいたいこういう感じで進みます。

もちろん、先述したとおり案件はさまざま。
シンプルに「キャッチコピーだけ」「デザインだけ」という案件もありますし、
プレゼンの結果がなかなか出ないことも。

また、実際は校正やデザインに多く時間を割くこともありますし、
驚くほど早めにFIXとなる場合や、逆になかなかFIXしない場合もあります。

いずれにしても、その場その場で柔軟に判断しながら、
より良い進め方をチームで対応していく、というのが実情。

毎回オーダーメイドのものづくりは、大変なこともあれば楽しいこともあります。
ご興味がある方は、ぜひお話しましょう！　お待ちしています。