全社リモートワークとなり、早いもので1年弱。国内の様々な場所に、共に働く仲間が増えました。そこで、今回は九州から就業しているライター・桑野とプランナー・寺西のストーリーをお届けします。
桑野は福岡に在住で、昨年のリモートワーク移行後に入社。まだ一度も代官山の本社に出社したことも、チームの皆とリアルに対面したこともありません。寺西は新卒としてサイバードに入社。入社を機に熊本から東京に出てきましたが、今回のリモートワーク化をきっかけに、熊本へ戻ることを決断しました。
桑野さんは福岡在住ですが、福岡から離れた東京にあるサイバードに入社しようと思ったきっかけは?
桑野「サイバードに入社前もゲームのシナリオライターをやっていました。ただ、その会社で部署の異動があり、書く仕事から離れてしまうことになったんです。書くことを仕事としてもずっとやって行きたいという想いがあったので、転職を考えました。
ただ、丁度コロナの時期とも重なり、求人そのものが余りなかったんです。ですので、転職の時期はちょっとずらした方が良いのかな?って考えてました。
そんな時に、SNSでイケメンシリーズのゲームに関するファンの方々の感想を見たんです。”こんな苦しい時だけど、イケメンシリーズをプレイすることで幸せな時間をもらえてます” といった声が多々あって。そこでイケメンシリーズをやっているサイバードのことを調べてみたら、中途採用募集をしている!ここで働きたい!と思って応募しました。その時は場合によっては東京に行くかもって覚悟もしてました」
入社に至るまでの面接も全てオンラインでしたが、「サイバードで働こう!」と決意した決め手は?
桑野「実は応募した時点ではリモートワークになっているってことを知らなくて(笑)。面接でそのことを聞いて驚きました。迅速に環境を整えるスピード感、変化を恐れず挑戦する会社の姿勢をもの凄く感じたし、面接でお話しした皆さんも変化に対応しているなって。絶対ここで働きたい!って思いました」
寺西さんは熊本からの新卒入社ですが、東京で働くことを選択したきっかけは?
寺西「上京した理由は、ITの会社で仕事をしたい。だけど、地元にはそういう会社がない。ならば、東京に出るしかないってことでした」
そうやって東京に出て来て、今回熊本にUターンしましたが、何故地元に戻ろうと思ったのですか?
寺西「会社がリモートワークに移行して毎日家で仕事をするようになって、ワンルームの狭い空間で、”俺はなにしてる?"って思うようになって(笑)。仕事はどこででもできる状況になったので、地元で仕事ができるなら帰っても良いって考えるようになりました。
昨年の4月頃から悩み始めて、そのうち、精神的にもワンルームにずっと居るのが辛いと感じるようになって。だけど、帰るとなると不安はあったし、会社がどれだけ移行に本気なのか、まだ分からないなって…。
そんな時、全社の朝会で、福岡在住の桑野さんの入社紹介があって。中途で地方採用も始めているんだ!会社としても本気なんだ!って思ったんです。自分の生き方を優先したとしても、この会社で仕事はできるという安心感がその時に芽生えました」
お二人共に、実際に地元に居ながらにして仕事をしていますが、どんなところが良いなと思いますか?
桑野「わたしはずっと福岡にいるので、東京って地に対する恐怖感があって(笑)。東京に出るとなると、住む場所も良く分からないし、知り合いもいないしというところから始めなくちゃいけない。だけど、地元で仕事が出来れば、友だちとも離れないでいられるし、家族と過ごす時間も増やせる。仕事でのスランプになった時も、手軽に気分転換が図れます。そういう環境が仕事の精度にも現れるので、安定した感情、リフレッシュした状態で仕事に打ち込めるのは非常にありがたいです」
寺西「生活の面は凄く良くなりました。空気も水も食べ物も美味しい。醤油も甘い(笑)。東京の醤油は合わなかったので。東京のワンルームからも脱出できました(笑)。それから、自分は一人っ子なのですが、コロナ禍で東京にいることを親が心配していたので、軽い親孝行にもなっているのかなって思ってます」
その一方で、大変なことや不安なことはありますか?
寺西「特別困っていることは今のところはないです。いざ地元に戻ると決めた時は、リアルな場所(オフィス)があることの安心がなくなる不安はありました。だけど、上司や先輩がリモートワーク下でも円滑に仕事をやっていこうって姿勢で、自分が熊本に戻ることにも理解を持ってくれているんです。会社も、社内の手続き等のデジタル化を迅速に進めてくれているので、以外と普通に仕事出来ちゃってます(笑)」
桑野「入社が決まってから不安だったのは、研修や人間関係の構築のことでした。顔を合わせることでの一体感がリモートだとどうなるんだろう?って。ただ、実際入ってみるとオンラインでも事細かに教えてもらえて、以外となんとかなるんだなって思いました。それから、わたしは人の顔と名前をなかなか覚えられないんですが、Zoomとかでの打ち合わせは皆さんの名前が必ず出てくるので、オンラインの方が覚えやすいかも(笑)」
それでは、これからの抱負があれば教えてください!
桑野「寺西さんのことを初めて聞いた時には、九州にも仲間がいるんだ!って嬉しかったです。私たちが九州にいることが、サイバードの新たな強みなればと思っています」
寺西「自分が九州に戻れば、サイバードに入りたい仲間が増えるかもしれないって思ったんです。実は、大学時代の教授から、ゼミの後輩がサイバードのインターンを受けてみたいと言っているんだけどって相談を頂いたんです。リモート化は、地方でくすぶっていた学生にチャンスを与えられるんだっていう心強さも芽生えました。地方拠点を盛り上げていきたいです!地方にも、自分がサイバードのDNAをちりばめていければですね」
折角なので、最後にお国自慢を(笑)
寺西「熊本は熊本城、阿蘇の自然、温泉もあります。食事も美味しい。皆さんを連れていきたいお店も決めているので、熊本にお越しの際は声を掛けてください!」
桑野「福岡は福岡市博物館。刀剣女子たちが熱いです(笑)。福岡もご飯が美味しいですので、是非遊びに来てください!」
以前は地方のニュース等を見聞きしても、遠いところの事だと感じていましたが、そこに仲間がいると思うと、身近な事と感じるようになりました。物理的距離は遠くなっても、気持ちの距離は近くなったなと。こう書くと、なんだか遠距離恋愛のようです(笑)。離れていてもお互いを気に掛けること、おざなりにしないようにしたいと思います。