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2024年6月13日、株式会社curioswitchとNPO法人七五が合同で開催した大感謝祭の模様を報告させていただきます。
curioswitchと七五の合同感謝祭は、現役で働いている様々なスタッフさんと、以前に働いて下さっていて今では別の会社で活躍している元メンバー、さらには、近年お仕事でご一緒させて頂いている社外のパートナー様等が一同に集い、1年を振り返りながら、近況報告だったり、就職活動やお仕事の相談だったりを、和やかにできる、毎年恒例のお楽しみ企画です。
会場は老舗中華料理店・日比谷園さん。こちらは四川料理が有名ですが、辛すぎず、病みつきになるお料理ばかり。辛いイコール旨いということで、お箸とグラスが止まらず。店内モニターでは、curioswitchと七五が関わった1年間の秘蔵映像が特別公開されていて、笑い声も絶えません。
また、普段から伝統文化の支援や啓発に資する活動を行うcurioswitchと七五は、感謝祭でも伝統文化との触れ合いを欠かしません。
今回は、手妻(てづま)師の藤山新太郎さんと、弟子の高橋朗磨さんにお越し頂き、奈良時代から続く伝統芸の実演とワークショップを実施して頂きました。
手妻とは、日本古来の手品、奇術です。稲妻の如く手を素早く動かすことからそのように言われるようになったと伝えられていますが、明治時代以降、西洋のマジックが移入されるようになってから、西洋に対する和のものとして、「和妻」という言われることあります。
藤山新太郎さんは、その手妻の数少ない継承者のひとりです。演技は、「双つ引き出し」「柱抜き」「お椀と玉」間に朗磨さんの「紙卵」。「蝶のたはむれ」といった、約40分ほどのものでした。
手妻は単なる不思議な現象を見せるマジックではなく、文化性やストーリー性が織り込まれているそうです。
まずは、「双つ引き出し」からスタート。江戸時代のたばこ盆を彷彿とさせる二段の引き出しから、玉や絹帯などが出現・消失を繰り返します。最後は江戸の情緒を表現した鮮やかな結末に、一同すっかり釘付けに。
続いて、「柱抜き」に移ります。2本のこよりで固く縛った親指同士。だんだん紫色に変色していって痛そうでしたが…固く縛られtているはずの両手の間を、朗磨さんの刀が、スーっと通過します。そしてなんと、我々が投げたリングも固く縛られている藤山先生の両手の間を通過。
時には手妻の歴史や文化的背景のお話を交えながら、朗磨さんとの掛け合いもあり、会場は終始笑顔に包まれました。
ワークショップでは、勇気あるお二人に実際に手妻を体験していただきました。名乗りを挙げたのは、お越しいただいたゲストの方と弊社アルムナイメンバー。「目の中に和紙を入れる」という芸にチャレンジしていただきました。
そして、トリを飾ったのは「蝶のたはむれ」という演目。紙を捻って蝶を作り、扇子で仰ぐと、ひらひらと飛んでいるように見えます。最初は一羽の蝶ですが、もう一羽加わって夫婦となり、最後は千羽の蝶が舞う様子を表した紙吹雪に変化しました。この「蝶のたはむれ」は、蝶の誕生、出会い、別れ、そして子孫を残すサイクルを描いています。これを「無常観」というそうで、一枚の紙で人生、無常を語る芸です。トリに相応しい美しく華やかな演技で、会場は歓声に包まれました。
今回も、社内外から大勢のゲスト、そして卒業生の方々にもお集まりいただき、一同心より御礼申し上げます。また、楽しいひとときを演出していただくにあたり、あらゆる面でご協力いただいた日比谷園さん、藤山新太郎さん、朗磨さんにも、この場を借りて改めて感謝申し上げます。
人と人とのご縁を大切にしながら、残りの2024年も独創的なクリエイティブを創り上げていき、次回はもっともっと盛大に感謝祭を開催できればと願っております。引き続き、どうぞcurioswitchとNPO法人七五を宜しくお願い申し上げます。