AIレジ・Truly
「AIレジ・Truly」は画像認識技術、エッジAI、POSシステムを組み合わせることで最短0.2秒で商品認識ができる、バーコード不要のAI搭載型レジシステムです。
https://www.cs-com.co.jp/service2/AIregister_Truly.html
最近、AIを搭載したパソコンが市場に登場し、話題になっています。
パソコンだけではなく、iPhone 16にもAIチップが搭載されていることがニュースになりましたね。
なんとなく「すごそう!」というイメージはあるけれど、これまでのAI非搭載のパソコンやスマホと何が違うのか、気になりませんか?
具体的にどんなことができるのか、どんなメリットがあるのか知りたいと思いませんか?
この記事では、AI搭載のパソコンやスマホについて、何がすごいのかをIT初心者にもわかりやすく解説します。
2024年、大手パソコンメーカーからAIを搭載したパソコンが続々と発売され、注目を集めています。
さらに、Apple社のiPhone 16には「Apple Intelligence」というAIが搭載され、すでに世界中で販売されています。
このようなデバイス(端末機器)で使われるAIを「エッジAI」と呼びます。
「エッジ」という言葉は「端」を意味し、システムの中心ではなく、ユーザーに近い端末側でAIが動作する仕組みのことを指します。
一方で、AIには「クラウドAI」というものもあります。クラウドAIは、インターネット上のクラウドやサーバーでAIを動かす仕組みです。
簡単に言えば、エッジAI は自分の手元にある機器(パソコンやスマホなど)でAIが処理を行い、クラウドAI はインターネットを介して処理を行うという違いです。
例えば、ChatGPTはクラウドAIの一例です。インターネット上にあるAIが私たちの質問に答えてくれる仕組みですね。
エッジAIを搭載したパソコンでは、内部に NPU(ニューラルプロセッシングユニット) と呼ばれるチップが組み込まれています。
このチップはAI専用の計算を効率よく行うために設計されたもので、AIの「頭脳」とも言えます。
「ニューラルプロセッシング」という言葉は少し難しいですが、脳のようなチップがデータを高速かつ効率的に処理する技術のことです。
要するに、AIの頭脳が 端末の中にあるか、外にあるか でエッジAIとクラウドAIは異なるのです。
では、その違いがどのようなメリットをもたらすのでしょうか?次に詳しく見ていきましょう。
AI搭載パソコンはAIに特化した専用のチップや機能が追加されている点が、従来のパソコンとは違います。
しかし、AIが搭載されていないパソコンでも、クラウドのAIシステムが現状でも使えているので、何が便利なのかが分かりづらいと思うかもしれません。
しかし、エッジAI搭載のパソコンには、以下のような圧倒的なメリットがあります。
エッジAI最大の特徴は、オフライン環境でもAIが使えることです。
クラウドAIはインターネットが使えない状態では利用することができませんが、エッジAIはネット環境を必要としません。
日本ではどこでもインターネットを使えると思われがちですが、山の中や海の上、地下など通信自体が制限される環境も多くあります。
またネットワークの障害や通信施設のトラブルによってインターネットが使えなくなってしまうと、AIのシステムが全く使えない状態になってしまいます。
そんな環境でもAIを使って仕事をする必要があったとき、最初からパソコンに組み込まれているエッジAIならAI処理を実行することができます。
インターネットに依存していないため、いざというときに強いこともメリットの一つでしょう。
データの取り扱い面でもエッジAIは有利です。
忘れがちですが、こちらがネットワークにアクセスできるということは、他の悪意をもった人も同じようにアクセスできるという可能性があるということです。
クラウドAIの場合は、AIに処理させたいデータをインターネット上のクラウドに送らなければ処理ができません。
プライバシーの安全性はクラウドシステムに依存することになりますが、セキュリティ管理の薄いクラウドシステムを使っていると、情報流出やサイバー攻撃を受ける危険性があります。
エッジAIは、データ自体をインターネット上に送る必要がなく、自分のパソコンの中のAIが処理するため、データの流出やサイバー攻撃を受ける危険が少ないと言えます。
AIの処理速度(仕事の速さ)にも違いが生まれます。
インターネット上のクラウドにデータを送るとなると、処理の速さも通信速度に左右されることになります。
わかりやすい例をあげると、AIが1秒で処理できることでも、通信に5秒かかってしまうとトータル6秒の時間かかってしまいます。
AIが搭載されているパソコンなら、通信にかかる時間を考えなくていいので、1秒で結果を求めることができるというわけです。
結果を即座に得られるスピード感は、大きな利点ですね。
通信コストの削減も見逃せないメリットです。
例えば容量の大きな動画や画像をクラウドAIで解析したいとなった場合、大量のデータをクラウドに送信する必要があります。
日常生活ではあまり意識しないかもしれませんが、防犯カメラから特徴のある人物を探し出したいとか、大量にある画像アルバムの中からパーティーの写真だけを選びたい場合などは、大きなデータをやり取りする必要が生まれます。
エッジAIなら動画や画像の解析をパソコンやスマホの中で完了できるので、通信に負担がかかるようなことを避けられます。
ただし、もちろんクラウドAIと比べた時のエッジAIのデメリットもあります。
例えば、処理能力については、クラウドAIなら膨大な計算でも処理できたり、その大量のデータによる学習がリアルタイムでできるので、その点はエッジAIより優れていると言えます。
また、いくら優れたAIチップ(NPU)が搭載されていても、対応するアプリや機能がなければ活用できません。
例えば、iPhone16のAI機能も、日本では2025年以降に本格展開されるといわれています。
今後、AI向けアプリの普及や機能強化が進めば、エッジAI搭載のデバイスはさらに広く使われるでしょう。
これからの技術進化に期待が高まりますね!
パソコンやスマホにAIが搭載されることで、どんな便利なことができるのか気になりますよね?
すでに実現しているものもあれば、未来の話もありますが、理論的にはどれも実現可能です。ここでは、その一例をご紹介します。
写真の被写体を自動認識して背景を消したり、動画をワンタッチで簡単に編集。SNS投稿もプロ並みの仕上がりに!
音声での検索や操作が瞬時に可能に。SiriやAlexaが、より賢く応答する未来が期待されます。
顔認証や指紋認証の精度がアップし、AIがサイバー攻撃を自動で防ぐ安心感。
カメラを使ったリアルタイム翻訳や、音声での同時通訳がさらにスムーズに。旅行や仕事がもっと便利に!
あなたの使い方を学習して、最適なアプリや機能を提案。まるで専属アシスタント!
心拍数や睡眠をリアルタイムで分析し、健康管理をサポートします。
AIがグラフィック設定を自動で調整し、快適なプレイ環境を提供。
使用パターンを学習して、無駄なプロセスを止めることでバッテリーが長持ち。
他にも、iPhone16では保存している大量の画像について、「○○さんが写っている」のようなキーワードで検索してピックアップができるようになったり、画像生成や、メールの文章の要約もできるようです。
これらの便利な機能が、パソコンやスマホの中で動くためにオフラインで使える、処理が早い、そしてセキュリティが高いというメリットがあります。。
それがエッジAIの大きな特徴でありメリットなのです。
AI搭載のパソコンやスマホが普及し、更に発展していった未来にはどんなことができるようになるでしょうか。
おそらく、今まで以上に私たち一人ひとりのアシスタントとしての性能が向上することになるでしょう。
個人の嗜好や性格、行動に合わせて学習したAIが、次に必要な行動や情報を先回りして提案してくれたり、天候や交通情報などを調べて、予定を最適化してくれるようになります。
生体センサーと組み合わせれば、健康状態も管理して「ビタミンBが不足しているのでサプリを飲みましょう」や「1時間ほどウォーキングをしましょう」と提案してくれるでしょう。
エアコンの温度を自動的に最適な状態に調整してくれたり、ストレスが高いときには自動でヒーリングミュージックを流してくれるなど、スイッチやリモコンに触らないでいいような生活がやってくるかもしれません。
音声認識や翻訳も精度が上がり、日本語で喋っていることがリアルタイムで外国の言葉に翻訳され、どんな国の人ともスムーズにコミュニケーションが取れるようになるはずです。
まるで秘書や執事が常にそばにいてくれるような体験ですよね。
今はまだAI搭載のパソコンやスマホについて何ができるのだろうと疑問を持っている人も多いかもしれません。
しかし、スマートフォンも登場した当初は「こんなものは流行らない」「携帯電話で十分」などと言われていましたが、今では世界中に普及しています。
同じようにAI搭載のパソコンやスマホも、数年後には当たり前の存在になるかもしれませんね。
今回はAI搭載のパソコンやスマホについて、かなり噛み砕いて解説しました。
エッジAIの可能性を感じて頂けたなら嬉しく思います。
シーエスコミュニケーションでは、エッジAIを搭載した「AIレジ・Truly」を開発しました。
レジに搭載されたAIが、カメラで捉えた商品を瞬時に判別しているため、バーコードやICチップなどがなくてもお会計ができるという、全く新しい仕組みのレジです。
AIレジ導入に興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。