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2013年の創業以来、600社以上と取引してきたCricoでは、これまでの関係性を通してお声がけいただくことが多く、組織としての営業は行ってきませんでした。
そんな中、人材事業の立ち上げ、そして既存事業の拡大のために組成されたのが営業部です。
今回の記事では、2025年7月にCricoの営業部リーダーに就任した鈴木に話を伺いました。
営業部の役割から入社から6ヶ月でのリーダー就任までの歩み、そしてクリエイターへの想いについて語ってもらいました。
Crico入社を後押しした、代表に感じたワクワクと「クリエイターを支えたい」という想いへの共感
― これまでのご経歴を簡単に教えてください。
最初は大手人材会社で、人材派遣・SES・業務委託の営業兼エージェントを約3年半担当しました。その後はデザイン制作会社でWebディレクター兼営業として、WebバナーやLP・WebサイトからプロダクトPMまで、制作の実務を横断的に経験しました。制作の知見を得たうえで、やはり人材ビジネスという仕事の面白さを再認識し、Cricoに営業として入社しました。
現在は4人体制の営業部のリーダーとして人材事業、制作事業の営業活動を行っています。
― Crico入社の決め手は何でしたか?
代表の市川さんの人柄と仕事に対する考え方に共感したことが一番の理由ですね。
市川さんは大人な経営者でありながら、少年のように好奇心を大事にしてCricoという会社を経営していると感じました。「こんなことをしたら面白いんじゃないか」「こんな可能性があるんじゃないか」というワクワクにあふれていて、一緒に仕事ができたら楽しそうだと心から思いました。
加えて、入社の決め手としては「クリエイターを支えたい」という想いに共感したことも挙げられますね。
市川さん自身がクリエイターだったということもあり、クリエイターを理解し、やりたいことができる環境を整備したい、キャリアを伸ばす手伝いがしたい、という考えが事業にも反映されていると感じました。
入社後にも市川さんの想いを感じる機会は多くあります。例えば、プロジェクトの中には、パートナーのクリエイターの希望と予算が合わないことがあります。Cricoの利益だけを優先すると「(クリエイター側に)単価を下げてください」と言わないといけないのですが、市川さんは一番最初に金額面で突き放すのではなく、まずは話を聞き、クリエイターの希望金額はなるべく担保しつつ、他で調整を試みます。
こういう仕事の進め方が、スムーズに制作を進行する助けになり、結果的に、クライアント側からも「良い人を紹介してもらえた」「良いものが作れた」という信頼を得ていると思います。それによって生まれた良い関係性が、営業部がなくても多くの企業からお仕事を依頼されてきた実績に繋がっているんだと感じますね。
― 以前の記事で市川さんもお話しされていましたが、やはり想いが一貫していますね。鈴木さん自身はなぜ「クリエイターを支えたい」という想いを持ったんですか?
それは、私自身がずっとクリエイティブに支えられてきたという実感があるからですね。
人生を通してドラマや映画、ゲームやアニメ・ボカロ、観劇など幅広いエンタメにのめり込んできました。作り手側に回りたいと思ったこともありましたが、絵も上手ではないし、周りにいる優秀なクリエイターや友達を見ていて、自分の制作スキルやクリエイターとしての力量に限界を感じていました。だからこそ作品や自分自身に向き合い続けて努力を重ねているクリエイターを心から尊敬しています。
そんなクリエイターを支えたい、と考えた時に、自分の特性を活かして彼らと企業のコミュニケーションを取り持つことが自分のやりたいことだと考えるようになりました。
思い返せば、学生時代から文化祭のモニュメントを作る時に制作リーダーとして、スケジュール管理などをやっていました。
制作自体は優秀なメンバーに任せて自分はディレクターや交渉係に徹する、今とあまり変わらないかもしれないですね(笑)
やりたいこと、得意なことを追い求めていくことが事業成長にも繋がる環境
― 鈴木さんが現在チームリーダーを務めている営業部について詳しく教えてください。
冒頭で簡単にお伝えした通り、営業部は4人体制で人材事業、制作事業の営業活動を行っています。
営業部立ち上げの時期には人材事業のみに専念する想定でしたが、人材事業と制作事業のシナジーが高く、制作事業の営業も併せて行っています。
制作事業では、新規営業を行わなくてもこれまでの繋がりの中からお仕事をご依頼いただくことが多く、一方でその窓口が制作実務に関わるPMメンバーであることも多く、彼らの負担が大きくなっていました。
そのため現在では、制作側でも受注に関して営業が介在するようになっています。
私自身は、いろいろなことにチャレンジできる今の環境に面白みを感じています。
人材事業の営業ポジションで入社して、半年でリーダーになり、制作事業でも営業から要件定義、場合によってはPMまで行うケースもあります。有名なIPにも関わることも多いですし、社内には様々なプロジェクトが溢れている。それを「やりたい!」と言えば「じゃあやってみなよ」と答えてくれる文化があり、いくらでもチャレンジできる環境です。
自由にチャレンジできる一方で、それをより事業成長に繋げていくための枠組みや仕組みづくりには課題があると感じています。業務フローやルールづくりによる効率化など、まだまだ改善していかなければいけない、個人ではなく、よりチームとしてチャレンジしていくための環境づくりが必要です。
― 確かに、組織規模が大きくなると行動管理や仕組みづくりを重視していく営業スタイルに変化していきますよね。
Cricoの営業部はまだ4人体制ということもあり、極端に管理していくことは考えていませんね。
チームのメンバー同士で競ったり、上司の圧力があったり、そういったマネジメントではなく、メンバーのチャレンジがそのまま事業成長に繋がるような体制にしたいと思いますし、実際に現在もそうなっています。
人材事業に向いているメンバーにはどんどん重要な案件を任せた結果、急成長している様子も見えていますし、業務改善やフロー整備が得意なメンバーには仕組みづくりを任せていて、メンバー自身も楽しいと言っています。
メンバーのやりたいこと、得意なことを追い求めていくことが事業成長にも繋がるフェーズなんだと考えていますね。
― 営業部全体としての展望はお聞きしましたが、鈴木さん個人としての展望はありますか?
私の生涯のモットーとしてクリエイターが働きやすい、スキルを活かせる環境を作っていきたいという想いを常に持っています。
そのうえで、Cricoに所属していたり、外部パートナーとして登録いただいているスキル豊かなクリエイターが「こんな案件やってみたい!」と言った時にそれを全力でサポートしたいです。
発注するクライアント側と制作するクリエイター側のコミュニケーションや感覚の齟齬を埋めるのが私の仕事だと思っているので、両者、そしてCricoという会社も含めて3者がハッピーにクリエイティブ制作できるような環境を整えたいし、それができるのが営業という役割だと考えています。
経験よりも、本質への問いと、クリエイティブへの興味が求められるCricoの営業ポジション
― これまでの話で「自由」や「チャレンジ」というキーワードが印象的なんですが、Cricoの営業部に合っている人とはどういう人だと思いますか?
「自由」で「チャレンジ」できる環境が好きということも大事ですが、目的意識を持って、物事の本質を考えられる人が合っていると思います。まだまだ環境が整いきっていないCricoでは、ルールやマニュアルをみんなで作っていくフェーズなので、「このタスクは何のためにするのか」「ゴールは何か」を常に意識しながら行動することが求められます。
それに加えてクリエイティブへの興味が大事ですね。
様々なエンタメ作品に関わっていくため、クリエイティブ、ものづくりに興味を持って自分で知識を深めてトレンドを追っていける人が向いています。
逆に、営業の経験があまりなくても、クリエイティブが好きで、目的意識を持って仕事に取り組める人であれば活躍できる環境だと思っています。