オンライン融資管理システム・CE Loan、オンライン債権管理回収システム・CE Collectionなど、金融機関の融資業務のデジタル化を推進するサービスを提供する会社、クレジットエンジン。
提供サービスを聞いただけでは、なかなか働く人の姿まで想像できないという方もいるのではないでしょうか。
今回は、部署も職種も違うクレジットエンジンの5人のメンバーが集まってくれました。彼らに、働き方やコミュニケーションの取り方、現在の思いなどをざっくばらんに語っていただきました。後半は、みなさんの中のクレジットエンジンの存在について、聞きます。
原 健太郎(はら・けんたろう)さん
Biz Dev(事業開発)で海外事業を担当。アルゼンチンで23年間を過ごした経験を持つ。
石塚 賢人(いしづか・けんと)さん
Biz Devで営業担当。生粋のシティーボーイ、信用金庫からクレジットエンジンに入社。
野澤 詩織(のざわ・しおり)さん Engineerチームで座談会最年少。ゲームが大好き。
ユニス ヤンさん
香港生まれ、アメリカ育ちのUIデザイナー。
「フィンテックのスタートアップ」ってちょっとかっこいい。
みんなの中のクレジットエンジンの存在
だんだん、クレジットエンジンでの働き方や雰囲気がつかめてきました。反対に、会社のことをどんなふうにとらえたり、周りに伝えたりしているのでしょうか。
──みなさん、今の仕事のことを周りの人にどんなふうに説明していますか? 例えば、「どんな会社に勤めてるの?」「今の会社、どう?」と聞かれた時などです。
石:六本木にオフィスがあるベンチャー企業だよ、と言っています。雰囲気を聞かれたら、いい感じだよ、って(笑)。基本オンラインで在宅だよ、って。
──オンラインで在宅なのがキーポイントなんですね。他のみなさんは?
原:日系フィンテック、SaaS、BtoB、などのキーワードを出します。「日系」とわざわざ付けているのは、外資系に勤めている友人が多いから。「日系だと堅苦しいんじゃない?」と言われたら、「フィンテックなんで」と答えると、みんな「ああ、なるほど」となります。
野:私もフィンテックって言っています。「フィンテックのスタートアップで働いてるよ」って。事実だし、ちょっとかっこいいでしょ、と内心思いながら(笑)。
ユ:私もフィンテックって言っています。フィンテックのSaaSの会社、と付け足すこともあるかな。かっこいいでしょって思う気持ち、私もわかりますよ(笑)。
フィンテックというキーワード、周りに説明するのにも便利な上、話す時にちょっと誇らしく思えるなんて、なんだかいいですね。さらに、プロダクトの話にもみなさんの熱がこもります。
野:私たちのプロダクトの、社会的意義が大きいところを誇らしく思っています。仕組みが複雑だったり、設計が大変だったりするけれど、その複雑な構造を我々が作り込めば作り込むほど、便利になる人が増えると思うと、やりがいにつながるんです。
ユ:構造が複雑なのは、デザイナーとしてはチャレンジ。でも、複雑な構造が解けてパズルのようにはまった時は、とても気持ちいい。やっていてよかったと思う瞬間です。
石:僕は、これまで金融機関が紙でどんな作業をしていたかがわかるので、これがオンラインで完結するという事実そのものに感動を覚えます。それに、プロダクトの見た目や構造が日々進化していることにも凄さを感じます。
原:債権管理回収のDXは、たくさんのことを便利にするはずです。そういうサービスを事業者目線、クライアント目線でしっかり作れているのが私たちの強みなのだと考えています。
これからと、クレジットエンジンと、自分と
初めは冗談を交えて話していたみなさんの会話にだんだんと熱がこもってきます。コミュニケーションはカジュアルで、それぞれ自走していても、その裏側には熱い思いや誇らしさが隠れていたかと思うと、こちらまで胸が熱くなってきました。最後に、みなさんにこれからの展望を聞いてこの座談会は締めくくりです。
ユ:私たちの会社がミッションを実現することや提供しているサービス、それそのものが社会貢献になるのが魅力。プロダクトの拡張と維持をみんなで一緒に楽しく、解決していきたいと思います。
原:僕はシンプルに、まずはしっかりした海外展開。
石:僕は、そうだな。個人でというより、チームで、みんなで、プロダクトをよくしたり、営業したりしていきたいと思います。
野:私は、キャリアとしてはまだまだジュニア。日々サポートしてもらっているので、少しでも早く貢献できるように勉強したいですね。
なんだかまっすぐというか、驚くほど素直で、まっとうで、それでいて熱意のあるコメントに、クレジットエンジンらしさが滲んでいるようです。この会社を動かす原動力は、みなさんの静かな熱意なのかもしれません。
写真・文 出川 光