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"人間らしさ"と"顔"の可能性:中国で人気爆発の「ZEPETO(ゼペット)」が人気のワケとは?クーガーによる人間探求のアプローチ

「ZEPETO(ゼペット)」をご存知ですか?

TwitterやFacebookのアイコンがZEPETOで作られたものになっている人が最近増えました。ZEPETOとは自分の顔にそっくりなかわいい3Dキャラを作ってくれるアプリです。

『盛れる写真加工アプリ』として人気となったSNOWによって開発が進められています。

真新しさというより絶妙なクオリティ

これまで、ZEPETOのような3D加工アプリはFacebookやSnapchatなど、他の企業でも開発されてきました。その中で、ZEPETOの一つの強みはSNOWアプリを通じて貯蓄された大量の顔データを活用することで、『似ているようで似ていない』『似ていないようで似ている』絶妙なアバターが作成できることでしょう。ショッピングモールなどで似顔絵を書いてくれる画家の方がいますが、普通の似顔絵というよりは目や鼻の特徴を強調した絵を書いてくれます。そのキャラクター性やオリジナル性はユーザーの心にささる一つのキーファクターであり、ZEPETOの人気を生み出しいると言えます。

なりたい自分に簡単に近づけるカスタマイズ機能

写真をみてもわかるように、ZEPETOは髪型を変えたり、洋服を変えたり色々なカスタマイズが可能です。実際にリアル世界で自分の髪型を変えたりするのは、頻繁にはできないので、このお手軽さはユーザーのアクティビティを増やすことに繋がるでしょう。

これまでSNOW社は写真加工アプリを通じて『盛る』という抽象的なものをかなり緻密に分析してきたはずです。ZEPETOの爆発的な人気をは、この”盛り具合”の要素を活かすことによって生み出されているとも言えます。

韓国や中国や日本で整形手術や美容の巨大市場があるように、(無意識的にも)”顔”は多くの人が関心をよせるテーマです。また私たちは人と顔を見て話すようにコミュニケーションの入り口にもなります。

より人間らしさを追求するConnectome

さて、クーガーでは人間とテクノロジーを媒介する次世代インターフェース『バーチャルヒューマンエージェント(VHA)』を開発しています。

なぜ、ZEPETOのようなキャラクターではなく、人間らしさを追求しているのか?

それは、クーガーは『人類の仕組みを探求』することを目指す一つの有力な手段として人間らしさに注目しているからです。私たちは人類の仕組みを探求するためには人間とできる限り近いコミュニケーションと知能を持つテクノロジーが必要であると考えています。例えば、子供がディズニーランドに行った時に(言葉が通じない)ミッキーマウスととるコミュニケーションとお母さんととるコミュニケーションは異なるでしょう。ミッキーマウスの中には人が入っていると知覚していない子供を探求することも当然意義がありますが、私たちはより汎用性の高いリアルな人間を作ることで、人類の探求を行なっています。

(クーガーでは脳とインターフェースの開発をどちらも進めていますが、)インターフェースに関して言えば、解剖学などを通じて、”人間らしさを追求する”一つのアプローチを取っています。

【Connectome AI Meetup #6 開催!】 『音から感情を読む|音素の長周期変動を考慮した、動的モード分解の畳み込みによる感情音声分類器』

人間らしさを追求する一つのキーパーツである、”聴覚の役割を担う音”に関してCougerでNLPリサーチャーを務める、錠(イカリ)よりプレゼンテーションを行います。(※インフルエンザのためリモートでの登壇となりました)

▶︎詳細はこちら

1/25(金)に第6回目となるConnectome AI Meetupを開催します。これまで英語で開催してきたため、外国人の参加者の方が多かったですが、今回の開催は日本語となります。

ご興味のある方は是非、ご参加ください。

■基本情報

時間:19:00 ~ 21:00

会場:hoops link tokyo(渋谷西ビル6階)

人数: 20

料金:無料

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