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【株式会社CotoLab.】 創業7期目でCIを刷新、OKRでMVVを共有(前編)

こんにちは、コーポレート部門の栗原です。
株式会社CotoLab.は、創業7年目を迎えた2022年6月に、コーポレートアイデンティティ(CI)を刷新しました。今回は、CI刷新に至った背景、プロセス、社内への浸透施策について、代表取締役の西村さんのインタビューを通してお伝えしていきたいと思います。

               株式会社CotoLab.代表取締役 西村 謙大

ーCotoLab.にとって、これまでの7年間を振り返ってどのような期間でしたか?

私とエンジニアの山田がCotoLb.を立ち上げた2016年は、日本において音楽ストリーミングサービスがこれから広がっていくというフェーズで、実際にSpotifyが日本でローンチしたのも創業直後のことでした。

私たちの事業は2016年に「DIGLE」という音楽プレイリスト共有サービスから始まり、2017年にメディア事業「DIGLE MAGAZINE」がスタート。さらにイベント事業の「DIGLE SOUND」へと発展拡大していっています。

さらに2020年には、「B.O.M」という〈アーティストが自分でマーケティング活動ができるSaaSサービス〉もローンチし、2022年にはアーティストを受託で支援する事業も本格的に立ち上げ、この6〜7年は振り返ってみると試行錯誤しながら様々なサービスの土台を形作っていく期間だったと思います。

ーMVVを見つめ直そうと思ったとしたきっかけは?

2022年から新たに社員の採用を積極的に検討することにしたのですが、その際に社内からCIをリニューアルした方がよいのではという意見が出たことがきっかけの一つです。

今まで正社員の採用はリファラル採用がメインで、会社のビジョンや方向性をなんとなく理解してくれている方が集まっていました。事業の土台を作っていく間はそれでよかったのですが、今後事業を拡大していくフェーズに入っていき様々な方面から仲間を集めようとした時に、会社のビジョンを的確に言語化し、効果的に発信していく必要があると感じました。それと同時に、社内でもビジョン・ミッションを共有して、改めて結束を固めていく必要があるとも考えていました。

さらには2022年に山林さんの入社によって、デジタルマーケティング事業部を本格的に立ち上げましたが、山林さんから「現状は“DIGLE MAGAZINE”(メディア事業)が独立しているような見え方になっており、CotoLab.という企業のブランディングがまだ最適化されていない印象」という意見をもらったことも大きいです。

この6〜7年間走り続けてきましたが、ここでいったん立ち止まり、自分たちが何を目指しているのかを明確に整理しなければと思ったんです。

ー実際、言語化プロセスはどのように進めていったのでしょうか?

まず、CI開発のディレクションを山林さんに全面的にお任せしました。山林さんは前職の広告会社で、マーケティング業務だけではなくコンセプトデザインやコピーワーク、ビジュアルデザインのディレクションなどブランディング業務まで手掛けていた方で、本人も好きで得意な業務ということでしたので、信頼してお願いできました。

プロセスとしては、私の考えを軸にしつつ、膝をつきあわせてメンバーの想いや考えをひとりひとりヒアリングしていき、会社の共通言語を集め、以下の通りミッション・ビジョン等にまとめあげていった形です。

Vision(わたしたちが目指す世界)
創造性と好奇心に満ちた文化を作る                             Design the culture full of creativity and curiosity.

Mission(わたしたちの使命)
テクノロジーで音楽のエコシステムをアップデートする
Update the music ecosystem with technology.

Concept(実行方針)
誰もが表現者 / Everyone is an artist.

Identity(事業の特色)
文化のデザイン / Cultural design.

“創造性“とは、クリエイター(ミュージシャン)のことで、“好奇心”とは、ファンのことを表しています。この両者は行き来するものなので、クリエイターはある時ファンという立場になるし、ファンやリスナーもクリエイターになる時があります。“創造性”と“好奇心”がインタラクティブで、それらが広がっていくことによって文化が生まれ、世界は豊かになっていくと考えています。「創造性と好奇心に満ちた文化を作る」というビジョンはそのような意味が込められており、私たちが作っていきたい世界です。

そして、「ビジョン」のように目指すものだけでなく、すでにある会社の文化=CotoLab.らしさや、社内で体現されているバリューもしっかり認めて、表現していくのを忘れないようにしようと思いました。

例えば、VALUE1「Be professional / プロフェッショナルであれ」は、すでに体現されている文化だと思います。私たちは少数精鋭の組織なので、それぞれが自分の業務領域に対してプライドと責任を持って取り組んでいます。代表という立場としては、まだまだ高めていきたいとは思っていますが、VALUE1は会社の文化として根付いていると感じます。

The 7 Values(わたしたちが重視する価値基準)

1. Be professional / プロフェッショナルであれ
2. For the team / チームの成果に責任を持とう
3. Pass go / 最後までやりきろう
4. Act now / とりあえずやってみよう
5. Open your mind / オープンにいこう
6. Respect others / 他人を尊重しよう
7. Let's enjoy anyway / とにかく楽しもう

ーコーポレートビジュアルも刷新されましたね。

はい。そもそもですが、「CotoLab.」という社名は「Co(コミュニティ)」+「oto(音)」+「Lab.(実験室)」から成り立っています。音を通じて皆が集まり、実験ができる会社でありたいと言う思いを込めてつけました。

             ▲以前のロゴマーク

CotoLab.は「音楽やエンタメが好きで、自走して仕事に取り組みたい人」にとってはとても働きやすい環境だと思うので、そういったチャレンジがしやすい自由な空気感を、新たなCIデザインやコピーワークで伝えられればよいなと思いました。

デザインのイメージとしては、以下のような希望を出しました。

・人が見えること
・温かみがあること
・手書きの感じがあって優しい
・白ベースで、角張ったものよりは丸みのあるもの


                   ▲CotoLab.新CI

「世の中と未来を音楽で繋げる」
そんな予感をさせてくれる面白い企業としての佇まいを、CotoLab. の「C, L」の筆記体とスピーカーのコーンの形状をモチーフにシンボルマークを制作しました。世の中にテクノロジーを発信し続けるというスタンスと、音楽に関する組織であるということを表現しています。

                 ▲CotoLab.新CIロゴ構成

                 ▲CotoLab.新CIロゴバリエーション

                 ▲CotoLab.新コーポレートサイト

                  ▲CotoLab.コーポレート写真


CotoLab.はコアな音楽やエンタメ好きが集まっていて、それぞれの趣味嗜好が全く異なるところが面白い会社です。コーポレートサイトのメンバー紹介ページも、それが伝わるような、それぞれのパーソナリティがわかるものにしたいと思って作りました。実は、コーポレートサイトで流れる音楽はメンバーが作ったものなんですよ。しかも音楽を流すと、スピーカーをモチーフにした左上のロゴがさりげなく動いているんです(笑)ぜひヘッダーのサウンドONにして、以下のサイトをご覧になってください!


株式会社CotoLab.
こんにちは、コーポレート部門の栗原です。 株式会社CotoLab.は、創業7年目を迎えた2022年6月に、コーポレートアイデンティティ(CI こんにちは!デジタルマーケティング事業部の山本です。 今月も、デジタルマーケティング事業部にて取り組んでおりますトッピクスレポートを社外の皆 2023年4月13日(木)『Music Ally Japan デジタルサミット 2023』が初のオフラインイベントで開催されました。テーマは
https://cotolab.com/#member


▶︎後編〈作ったMVVをいかに自分たちのものにしていくか〉へ続く

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