こんにちは。コムスクエア採用担当の下岡です。コムスクエアは銀座などにオフィスを構える、自社製品を中心としたソフトウェア開発企業です。これまでは中途採用しか行っていなかったのですが、組織の世代交代をテーマに若手エンジニアを採用したく、初めてWantedly運用にチャレンジしています！

▽社員インタビュー記事まとめました

皆さんは好きなキャッチコピーを聞かれたら何かお気に入りのコピーがすぐに浮かびますか？テレビCMやポスターなど”キャッチコピー”は私たちの生活にあふれていて、目にしない日はないと言っても過言ではありません。私は言葉で人をドキッとさせたり、秀逸だなと目を見張るキャッチコピーが大好きです。(たった数文字で人の心を揺さぶるなんて！)記事のタイトルも同じく興味を持ってもらわなければならないわけで「刺さるタイトルを書くためには通ずるものがあるのでは？」とも思っています。今回は私が「個人的にお気に入りなキャッチコピー5選」とキャッチコピーを考えるときのちょっとしたコツをご紹介します。

1.【おちこんだりもしたけれど、私はげんきです】(糸井重里)

これはジブリ映画「魔女の宅急便」のキャッチコピーです。コピーライターの糸井重里さんが作ったもので、糸井さんは他にもいくつもジブリのコピーを作られています。劇中でキキ(主人公)が離れて暮らす両親へ向かって贈った手紙の内容からアレンジされたコピーなのですが前向きに生きていこうとする主人公の心情が伝わってくる人間味のある文章が素敵だなと思います。物語性があって、染みるキャッチコピーですよね。

参照・引用：いくつわかる？スタジオジブリ名作キャッチコピー19文を一覧で「好きなひとが、できました。」

2.【日本の女性は、美しい】(谷山雅計)

これは資生堂のシャンプー「TSUBAKI」のCMで使われたフレーズです。キャッチコピーと合わせてCMソングでも「ようこそ日本へ～」というフレーズが使われていました。日本の女性を一括りにするって発想はあまりないと思うのですが目の付け所が素敵です。美しいって言われたらやっぱり同じ日本人女性としては嬉しいですよね！日本人であることにどこか誇らしさも感じるし、日本人=綺麗な黒髪という凛とした女性をイメージさせられます。

参照・引用：資生堂　TSUBAKI　'07TSUBAKI春　60

3.【一目で義理とわかるチョコ】(有楽製菓)

このコピーにピンと来た方いませんか？これはコンビニなどでも定番のおやつブラックサンダーのキャッチコピーです。製品のキャッチコピーを作っているのはマーケティング部門の方たちとのこと。本命として購入してもらおうとする製菓メーカーが多い中、あえて義理に目をつけるところが推せます。(笑)他にも「おいしさイナズマ級」「若い女性に大ヒット中」などホントかよ！と思わず突っ込んでしまうようなキャッチが一癖あって大好きです。

参照・引用：おいしさイナズマ級のチョコ『ブラックサンダー』本当に若い女性に大ヒット中なの？

4.【運命を狂わすほどの恋を、女は忘れられる】(尾形真理子)

ルミネ2014年秋の広告です。ルミネの広告って女子にこれでもかってくらい刺さるものが多いんです。運命を狂わすほどの恋を具体的に何とは言わなくてもそれに近い体験のある方がたくさんいらっしゃるのでは？共感される文章を作るってすごいなと思わず唸ってしまうコピーです。女性の強さと刹那を感じるコピーです。

参照・引用：「運命を狂わすほどの恋を、女は忘れられる。」いつも心に響くLUMINE広告コピーを一挙ご紹介

5.【丸くなるな、星になれ】(秋山晶)

これはサッポロビールの商品”黒ラベル”で使われたキャッチコピーです。思い浮かんだ方もいるかもしれませんが、この「丸」と「星」って黒ラベルのマークも表してるんですよ！誰しも年を取るといろいろな意味で丸くなってしまうと思うのですが、上を目指して輝こうと思えるカッコいいキャッチコピーです。個人的には疲れて沈んでいるときに黒ラベル差し入れられたらもうひと踏ん張りするかって気分になります。コピーの力、恐るべし。

参照・引用：大人の☆生 サッポロ生ビール 黒ラベル

参照・引用：サッポロビール黒ラベルのキャッチコピー｜キャッチコピーの付け方

こんな素敵なコピーをすぐに作れるようになりたいところですが、まずキャッチコピーやタイトルを作るときに意識したいのは誰がターゲットなのか、ということ。

黒ラベルの「頑張る大人に対するメッセージ」やルミネの「恋する女性に対するメッセージ」のように誰に何を届けたいかを明確にする作業が刺さる文章を考える入り口になります。(欲を言えば何歳、どんな背景を持っていてどんなことに興味があるなどまで考えられると〇)　また、見たいと思わせるには数字を利用するのも手。約何割よりも76.7％のような具体的な数字のほうが説得力があるし、○○する方法より5つの方法のような数があるほうが読み手は具体的なイメージがわきますよね。「誰に何を伝えたいのかを明確にすること」「具体性を持つこと」を意識するだけで、いつものコピーがワンランクレベルアップします。ぜひ、挑戦してみてくださいね。

数文字で人の心を掴むキャッチコピー。商品を売るためのものから会社の方針を表すものまで多種多様ですが、意識すると日々の生活の中にたくさん見つかると思います。皆さんも身の回りの素敵なキャッチコピーをぜひ探してみてください。もしかしたら人生を変えてくれる運命的なフレーズが見つかるかもしれません。