ノウンズのサービスは、ブランドや人物、企業など多角的な切り口でデータを取得し、クライアントが抱える課題を新しい視点から捉え直す手助けをするもの。
今回は、海外駐在や新規事業の立ち上げなど、多様なキャリアを経てノウンズに入社したセールス・清水さんにインタビュー。前職での経験をどのように活かしているのか、そしてノウンズで挑戦しようと思った理由を伺いました。
清水汐美 / セールス
大学卒業後、新潟県にある自動車部品メーカーへ入社し、営業企画を担当。その後、人材派遣業界を経て、イタリアにて新規事業の立ち上げや生産管理など幅広く経験。3社目にあたるノウンズでは、クライアントが抱える「データ活用」の悩みを解決へ導くセールスとして活躍中。新潟県からフルリモートで勤務。趣味は、インドア・アウトドアどちらも楽しめるタイプで、一日中ベッドから動かない日もあれば、思い立って急に海外に行くことも!
思い立ったら海外へ──多様なキャリアを積んだ理由
ーー大学ではどのようなことを学ばれていたのですか?
大学の専攻は国際政治や平和学の分野でした。戦争がなぜ起きるのか、起きた後にどう復興するかといったテーマを研究していて、私は特に「都市デザイン」と平和構築を掛け合わせた内容に興味をもち、戦争被害のあった地域がどのように街づくりを進めているかを調べていたんです。そこから「グローバル」を意識するようになり、海外に対する興味が強まっていきました。
ーー新卒では自動車部品メーカーに入社されたそうですね。
はい。地元の新潟にある企業で、営業企画を担当しました。展示会の企画や自社製品のPRを考えたり、基礎研修も含めて様々な業務を経験できたりしたのは大きかったです。
少人数で動く場面も多く、何でもやってみる精神を育ててもらったと思います。
ーーそこからさらに転職を経て、最終的にはイタリアへ?
そうなんです。人材派遣業界で営業を担当していたとき、数字だけを追うスタイルに違和感を覚え、もっと違う形で人やモノに向き合いたいと思ったんです。
そんなとき、社内ではちょうど自動車を作る新規事業のプロジェクトが動いていて、それがイタリア拠点だったんですが、「やっぱり自動車関連の仕事でもう一度頑張りたい」「海外に住んでみたい」という思いが重なり、思い切って手を挙げたんです。
ーー海外駐在ではどのような業務をされていたのでしょう?
少数精鋭だったので、開発作業以外は全部やる、みたいな状態でした。生産拠点の進捗管理や、安全基準の書類手続き、海外への輸出入手配など、必要な業務を片っ端から引き受け、多国籍のメンバーと協力しながら新規事業を立ち上げていく形ですね。
特に印象的だったのは、ギネス記録に挑戦し、実際に取得したプロジェクトです。全体をリードする立場として、レギュレーションの調整やプレスリリースの準備などを手がけました。
新規事業の醍醐味と「人を巻き込む」大切さ
ーーギネス記録の取得プロジェクトとは、具体的にどんな内容だったのですか?
時速何キロを達成したか、といった世界最速レベルの記録を狙う挑戦ですね。社内には「そこまでやる必要あるの?」という雰囲気も少しあったのですが、成功すれば大きなPRになりますし、ノウハウを積むことで今後別の車種にも展開できると思い、私から積極的に動きました。
結果的に記録を更新できたことで、「初めてだから無理」みたいな思い込みが崩れたのが大きな収穫でしたね。
ーー大人数ではなく、限られた人数で進める新規事業ならではの苦労はありましたか?
そうですね。限られたリソースの中で「誰が何を担当するか」が曖昧になりがちなんです。カオスな状態をどう整えていくか、誰が動くと一番スムーズかを考えて調整するのが大変でした。
ただ、そういう混沌を整理していく過程が、私にとってはいちばん面白い部分でもあるんです。いろんな人を巻き込みながら一歩ずつ前に進めるのがやりがいでした。
ーー海外の方々とのコミュニケーションで心がけていたことは?
国や文化が違うと価値観も違うので、お互いをリスペクトしつつ柔軟に対応する姿勢を大事にしていました。
英語で話す相手もいれば、日本語が通じるメンバーもいる。言語や文化の壁を超えるために「相手の立場を理解しようとする」ことを意識していました。まさに、そこが後にノウンズでの営業にも通じる部分だったなと感じます。
Why Knowns?
ーーイタリアから帰国後、なぜノウンズへの転職を決めたのですか?
イタリアから帰国した時点で、「今後のキャリアと家庭の両方をしっかり見据えたい」という想いがありました。会社からは再度イタリアへ行く話が出ていましたが、タイミング的に難しかったんです。
それで転職を考えていたところ、スカウトメールでノウンズのサービスを知り、「ここならデータを活かして誰かの役に立てる!」と感じました。以前の新規事業でも、“データがないと手探りで動く”苦労を実感していたので、こうした”自分が価値を強く感じられるサービス”なら提案しやすいなと思ったんです。
ーー面接ではどんなところに惹かれましたか?
サービスと人、どちらにも惹かれました。
まずサービスについては、ブランドやタレント、企業についてなど多様なデータを扱っている点が唯一無二です。また、「いろんな角度からデータを取って、サブスク型で提供できる」という独自性にも可能性を感じ、「ここで働きたい!」と強く思いました。
そして、代表やメンバーの考え方、人の温かさも決め手でした。
普通、面接だと「ジャッジする方・される方」という上下関係を意識しがちですが、ノウンズでは一切そういう雰囲気がなくて驚きました。終始フランクで、こちらの話を真剣に聞いてくれました。実際に入社後も、その印象は変わらないですね。
チームで動く面白さと、これからの挑戦
ーーセールスの業務内容をもう少し詳しく教えてください。
サブスク型のデータベース「Knowns 消費者リサーチ」を導入しようか検討している企業に向けて、トライアル利用を提案したり、操作説明会を開いたりしています。
単にツールを渡すだけでなく、「クライアントの課題をヒアリングしながら最適な活用方法を提案する」イメージです。
企業規模や業種はさまざまで、広告代理店さんもいれば、メーカーさんもいます。1日に複数件の商談をオンラインで行いつつ、各社に対して継続的に提案していく流れです。
ーー実際に入社してみて、驚いたことややりがいは?
一番驚いたのは「本当にみんな優しい」ということです。皆さんとても協力的で、助け合いが当たり前の文化なんですよね。
かといってベタベタした馴れ合いではなく、自立した大人同士が協力し合っている印象です。このちょうどいい空気感を上手く伝えたいんですけど…!伝わりますかね?(笑)
各々が自分の案件を抱えつつも、必要があればすぐに知見を共有したり、別チームと連携したりできる。その絶妙な距離感が心地いいです。
製品への愛情も強く、新しい機能を作ろうとなれば、他部署との連携もスピーディーで。チームで動く醍醐味を味わえる環境だと思います。
ーー清水さんのこれまでの経験は、どのように活きていますか?
イタリアで新規事業を立ち上げたときと同じく、「まだ確立されていないものを仕組み化していく力」が活かせていると感じます。
例えば、インサイドセールスのスクリプトづくりや、成功事例の共有、「どの段階でどんなアプローチを行うか」というプロセスの手順書をまとめるなど、「ノウハウを社内に蓄積する」動きにも積極的にかかわっています。
カオスを整えながら、次の人が同じように動ける仕組みを作るのは好きな仕事ですね。
ーー今後の目標や一緒に働きたい人物像を聞かせてください。
まずはノウンズ全体がもっとスムーズに動けるよう、組織づくりをさらに進めていきたいですね。私はこれまでのキャリアで「人と人との連携を整える大切さ」を学んできました。新しく入ってくるメンバーがいたら、研修の型を整備したり、困りごとを吸い上げたりしていきたいです。
一緒に働きたい人物像としては、チーム全体を最大化する視点をもっている方ですね。
セールスは数字を追う職種ではありますが、個人の成績だけにこだわるより、お客様や仲間に対して思いやりをもって動ける人が合うと思います。そして、製品の成長にも愛を持てるような人と一緒に働けたら嬉しいです!